October 28, 2009
Diony文香さんと青家・有紀さん
10月3日土曜日の夜(って随分前ですが)
ディオニーの文香さんと青家の有紀さんというナイスな関西コンビ!とオーガニックワインを楽しむ会がありました。
ワインはモチロン、文香さんイチオシのディオニー三昧!
一杯目はドライな泡(クレマン)。
文香さんのおすすめはこの泡に「桃のリキュール」をONすること。まずは泡をストレートでゴクリ。その後、加えて。甘さと色にピーチがうつって、かわいい一杯に!
カラフル野菜に、キノコ各種のオリーブオイル炒め。
蓮根の胡麻まぶしステーキ。奥にいる青いTシャツ姿が文香さん。かなりオモロい関西ノリの女子。私のまわりはこういうオジさんジョシ=オジジョシが多いです。なぜか。
クレマン ↑と、その裏貼り。フィリップ・テシエさん。
お次はシャブリ! ドメーヌ ピコ ラス 2007
これには、スパイシーなはるさめ。タコさんのオリーブオイルがけなど。
参加している皆さん、かわいくてスマートな方ばかり。左から2番目が有紀さん。
そして、文香さんのいさましい後ろ姿↓
みてみてという自慢のTシャツは、なになに? 沖縄アイランド〜?。POWER OF ISLANDERって。
そして白がつづく。シャルドネをシュールリーで醸したワイン。
そしてルージュ。ディオニーさんのオーガニックは個性派ぞろい。モンラッシェ至近のビオディナミ・シャルドネという。
そして握りたてのサンマ寿司!
シルバーに輝く寿司。
もくもくと握る男はヒーローです! みんなからやんやの嵐。
オトコかくあるべし!
少しずつ人が増え、机が足されてTの字に。畳の部屋はフレキシブルで便利で快適。グッとなごみます。
美人女子! じつはB767のパイロットです。話を聞いて興奮(笑)しました。
アルザス、ブルゴーニュの赤。この夜はやまよがピノ好きと知って文香さんがピノを各種用意。嬉しかった! ありがとう!
A子さんと文香さん。文香さんと私は心なしか顔が似ていると思う。笑い方とか。オジさんな!とことか(爆)
青家の有紀さん、おいしいお料理ありがとう! R子さんと満面の笑みのやまよ(いっちゃってる状態)。
ここ数日、仕事でヘロヘロだったので、ワインが血流のごとくまわるのがわかりました(笑)。
真心こめてつくられる醸造酒、そしてお料理、それを伝える人は素敵だなあ〜と、あらためて思う夜でした。
Topics: event, shop | 2009/10/28 0:05:27
October 27, 2009
毎日一合飲めば、減反政策不要?!
『純米酒BOOK』の原稿で、一番苦労したこと。
1本の純米酒でお米がどれくらい必要か。また、そのお米を必要とするには、どれくらいの田んぼが必要か、という数字でした。
校正紙が真っ赤になるくらい、最後の最後まで数字を見直して
三重県のタカハシ酒造の高橋さんにご指導いただき、加えて泉橋酒造の橋場さん、神亀酒造の小川原さんなどに教わった数字を頭に入れて数値化していきました。蔵により考え方はさまざまです。
計算は数字に強い家族の協力を得て、何度も数字を入れ直し、計算パチパチパチ。
そしてわかったこと!
計算してみると
20歳以上の国民全員で純米酒を(純米吟醸、純米大吟醸ならなおよし!)
毎日1合ずつ飲めば
減反政策が不要 !
d(>_・ ) !
たった1合です!
ヽ(^。^)丿
純米大吟醸だったら6勺でもOKかも。
飲めない人は、もちろん、食べてもOK(笑)
毎日、一合。または一杯!運動。
日本を潤す(かもしれない!)のが、おいしい純米酒なのです。
とはいえ、お酒と言っても、おいしくなければ意味ありません。
価値あるお酒でなければいけません〜。
お米が余っているから、使い道がないからと、米粉じゃな〜〜。
上質のお米にしか!できない発酵作品を
まともな発酵を経て醸されたクオリティの高い純米酒で味わいたいもの。
日本酒の9割はアルコール入りの日本酒。純米酒ではありません。
Topics: book, 日本酒 | 2009/10/27 20:27:22
October 26, 2009
不耕起栽培の佐渡・自然耕米「トキひかり」
今年も!また会うことができました。
新潟県新発田市の菊水酒造・高澤大介さんが応援している「トキひかり」
佐渡島で「トキの野性復帰」を支援する自然耕のお米です。メダカが群れ泳ぐ田んぼ!
不耕起栽培で、農薬と化学肥料は不使用。環境に配慮した無農薬無化学肥料のお米は、トキにも人間にも田んぼにも優しい!
このパッケージを見ると、なんだか嬉しくてじーんとしてしまいます。
メダカのがっこうが普及活動を。この「トキひかり」はメダカのがっこう直営の良心の店、おむすび茶屋でいただくこともできます(週替わり)。
この「トキひかり」、1kgずつパックされているので収納にも困りません。冷蔵庫にもラクにおさまり、プレゼントにもぴったりサイズ。なによりメッセージがはっきりしているのが素敵です。
このお米を最初から取り扱っている村山米店、村山浩一さん。
お店には、目ききの村山さんがセレクトしたおいしいお米が揃っています。
生きものと共に育む 佐渡の自然耕米トキひかり
→ 詳しくはこちら。「佐渡自然耕栽培指針」も紹介されています。
皆の思いがひとつになったお米です!
Topics: shop, お取り寄せ, ご当地もの | 2009/10/26 16:51:36
October 24, 2009
校了スンゼンの夜、とことん純米酒!
10月2日金曜日の夜。『純米酒BOOK』の校正が終わり、あとは月曜日の午後14時に出る再校正をチェックしてホントの終了という、終わりが目の前にみえた夜。
しかし、どうしても味を確かめたいお酒、追加で直したい部分など(この後に及んで)いろいろあり、確認しに外へ出かけたのです。
大信州の活性にごり! そして、あれとあれとそれ。五勺ずつ。
出かける前に、グラフ社編集部の横田さんに電話しました。
「あのー。これから私は最後の勉強のために出かけます」
「はいっ」、緊張感をともなった真面目な返事が。
それまでずっとメールでやり取りしていたので、私から電話が直接きたのは、今さらなにをいう早見優(ふるっ)で、コワかったのかもしれない。
「それでですね、お忙しい横田さんはいかがかな〜〜っと思って(笑)」
入稿作業真っ最中で余裕なしの横田さん。いったい何を言われているのか、お口ぽかんだったんでしょう。
一瞬の沈黙があってから
「こうなったら! 私もうかがいます」
こうなったらって、自分にいいきかすように言ってる。いいなー(爆)
原稿の入稿はあきれるほど細かい作業がメジロ押し。ですが、息抜きも必要。
もうひとふんばりのときは、「こうなったら」という!その意気込みだよ。よこちゃん。
は〜〜い! 夜もふけてやってきたグラフ社の横田佳子さんです。同じイニシャルのYYシスターズ。ハードな入稿を終えて、ちょっぴりホッの表情? 嵐の前の静けさとも、やけっぱちともいう!?(笑)
ずっと土日返上で仕事をしてましたからね。どんな時も笑顔たやさずで、Y姉は心から感心しました。
さて、お料理を注文。
(左)しめサンマ。しめさばより、脂が少ないサンマのほうがしめたの好き。
(右)いもがらと油揚げ煮。生のいもがらが手に入る期間は短いので「貴重よ〜」と店のおかあさん。うっかり季節を逃してしまうとこでした。危ない危ない。
(左)茄子の八丁味噌煮。大葉が入ると味噌も風味よく爽やかに変身。
(右)蕪の酢の物。レモン果汁できれいに爽やか。皮ごとおおざっぱ。
同じ爽やかという字でも左と右ではかなり違う爽やかさ。
さ、いくよ、横田さん。飲んでみなくちゃ。で、十四代いろいろ。
「生詰(なまづめ)」って言われても普通の人には全くわかりません。このことも『純米酒BOOK』に書きました。
日本酒でわかりにくい「ナマナマ、ナマチョ、ナマヅメ」のナゾがわかります! 生といっても、ビールの生とは違うのです。
静岡の「国香(こっこう)」さん。
たったひとりでお酒を醸している松尾さんのお酒です。
「感性があるから感激がある」
きたきたきたよ〜。松尾節。でも、ほんとに、感激できるキレイ系の美酒。スーっと清涼感あり。
愛知県の「醸し人 九平次(かもしびと くへいじ)」
パリでも飲まれているという。日本酒初心者さんがスタートを切るならこのお酒おすすめです。
秋田の阿櫻さん。こちらも秋田らしからぬキレイ系の一種。
手前に置いてあるお酒がよく出るというわけです。白隠正宗も、王祿も、開春も飲みました。
日本酒下克上。
そして、岡山の大典白菊「造酒錦(みきにしき)」。そして特大サンマ焼き。皿からはみだしてますよ。
地酒専門Tの名物母子。(右)鳥取の名産、砂丘らっきょう。味噌漬けです。天然の辛み成分はお酒の合間に抜群です。
日本の蔵元数は1600とも。まだまだ知らない蔵もたくさん。蔵が1銘柄なら簡単なんだけど。
帰り道、深夜の小田急線線路。今、この下はトンネル工事中。2年後くらいにはこの線路がなくなります。景色様変わり。開かずの踏切も解消。渋滞もなくなるという。その日が楽しみ。
Topics: book, 日本酒 | 2009/10/24 17:43:19
御前酒 9 辻 総一郎さん
9月29日 火曜日。
御前酒蔵元㈱辻本店、七代目の辻 総一郎さんがcafe8へ。総一郎さんとは何年ぶりだろう〜というくらい、久々の再会です。
新商品は話題もちきりの「9」こと菩提もと純米9NINE!
今年春のFOODEXでも目立ってました。
キャッチフレーズは 「自分達の証となるような酒を造りたい。革新する清酒 GOZENSHU 9」
このお酒の紹介ページが、御前酒らしい! 9人の蔵人が語るというのも革新的。
映像を担当した山崎誠二さん、プランナーの西田友和さん。
山崎さんはNYで長く仕事をしていたそうです。
予算がないと女優は使えない、そんな時はその会社内で人を調達。素人ならではのリアルな緊張感が良い効果を出す場合が多々あるとか。
今回の「9」も同様!
ベジつまみ各種+9=!
キリッと涼しい顔立ちの総一郎さん。以前は、どこから見てもミュージシャン(笑)でしたが、今はスーツを爽やかに着こなす社会人に〜。
この涼しいfaceは 「よっ! 七代目」という感じ。
本年、コトモコさんとゴールイン。おめでとうございます!
日本酒をいかに価値を高めて売って行くかという話になったとき、山崎さんが本で読んだという”新酒の輸送レース「一番船」”の話を。
なんでも、昔、ヨーイドンで関西から江戸へ、新酒の樽酒を積んだ船が、猛スピードで早さを競う新酒レースがあり、
1番になれば価格にも有利で、ご祝儀相場もあり、港でのスムーズな荷下ろしなど特典etc.がついたとか
この新酒競争は、下り酒全体のブランド価値を高める作用を果たしたそうです。
*本の題名は「江戸商人の経営」著者 鈴木浩三(日本経済新聞出版社)
新ものの酒といえば、秋に「ひやおろし」が販売されますが、近年の「ひやおろし」は昔のひやおろしとは内容が異なるものもあり、これまたわかりづらい。
日本酒は種類がありすぎ、複雑なのが難。
一番に届いた新酒。わかりやすい!
商品の価値がわかれば値段も納得できるということ。
違いが目に見えてわかればOKですが、ことお酒はそのあたりが勝負できてないものが多い。
世界には1本100万円のワインがあるのに、日本酒にはないのはどうして?ということですね。日本酒はまだまだやれることがいっぱいあると思います。
大吟醸と本醸造の差がわからないお客さんにはアプローチを変えなくちゃなりません。
古きのなかに新しきをみつけた御前酒9の未来に乾杯!
〆は玄米ごはんとお茶。
↓ cafe8の料理長、ナオティ氏とともに。
顔というか雰囲気が180度違う2人ですね。
総一郎さん、スレンダー。今、六代目の父、均一郎氏と体重差30kgくらい!?
おめでたいと言えば、お姉さんで杜氏をつとめる麻衣子さんは今年、お母さんとなり、ますます絶好調! 先月末から仕込みが始まり、バリバリ仕込みモードに突入。
「一日中米に触っていられる幸せな毎日です」ですって。
いいな〜。
今季のつくりも楽しみにしています! ヽ(^。^)丿
Topics: shop, 日本酒 | 2009/10/24 13:51:09
新米! 宮城の遊佐さん
宮城県栗駒山でひとりで13町歩の田んぼを手がける遊佐康弘さんから新米が届きました。
濃いパッケージです。この顔はモチロン遊佐さんの顔。
今年度の袋から、中身がみえるよう穴が開けられてます。が、目の下すぐがcutされて
うーん。
クラフト紙なので玄米だと目立ちませんが、白米だと切り抜かれた顔は、なんか妙な感じ。いっそ額に穴を開けたらどうだったのでしょう。
cafe8でも使われている遊佐さんのお米。cafe8の清野さんと川村さんは、先日、遊佐さんがカフェ用に用意してくれた田んぼの稲刈りに。
ブログで見ると余裕のよっちゃん作業だったと思っていたら、聞いてみるとコンバインを高速運転する遊佐さんに走って追いつく作業あり。フルマラソン状態。それはハードなお手伝いだったとか。
遊佐さんは毎朝、2時に起きるそうです。そしてお酒は、お客さんには「十四代」を用意しても、本人は一滴も飲みません。飲めません。
以前、遊佐さんから朝、7時に電話があったとき、「どうしてこんな朝早くぅ 」と思いましたが、遊佐さんはすでに5時間も起きているわけで、本人にとったら昼間みたいなものだったと判明。
2時……。眠る人、起きる人。一日の時間配分は人それぞれ、人さまざま。
Topics: shop, お取り寄せ | 2009/10/24 0:00:37
October 23, 2009
Rail Starからお城、柿の葉寿司
いや〜、お城。
近い。間近です。
目の前にグンと広がってます。
ベラビスタの帰り。
内部は博物館になっているそうです。
ホームからこんなに近いお城は他にはないと思う。お城はいい迷惑!? 天守閣からの眺めは面白いかもね。
西日本だけのお楽しみ新幹線。Rail Starくん! 「ひかりレールスター」と呼ばれますが車両は700系。
お城さんバイバイ。また今度。
そして乗った車両は
シーン。
「サイレンス・カー」でした。車内放送、一切ナシ。
駅名も言わないので熟睡注意の車両です。
レイルスターには、大型テーブルにコンセントがついたオフィスシートに、個室のコンパートメントもあって、目的に合わせてチョイスできます。
~(^Д^~)
レイルスターは新大阪までなので、「のぞみ」に乗り換え。
のぞみといえば、「N700系のぞみは無線LANができます」というnewsを聞いたとき、ヤッホーと思いました。
無線LANできるMacBook Airなので、ようやく 本領発揮!と。
なのですが、どののぞみでも出来るわけではありません。意外にできない車両多し。
というわけで、みどりの窓口で確認し、無線LAN、OKの新幹線のぞみN700系に。
と 、↑あたかも使いこなしているような発言ですが、走る車内でPC画面を見ているとすぐに気持ち悪くなって閉じてしまうのでした(意味ないじゃん)。
ε=(>ε<)
お弁当は柿の葉寿司。
一番シンプルという選択。
4種類の味がわり。蓋の裏に並び順の説明あり。親切。2人で食べる時は上段、下段の1列ずつ食べれば均等になるという。
食べたら燃やせるものばかり。日本人のラッピング技術ってすごいなあ…と思います。
「ますのすし」もそうでした。気がつけば行きも帰りも似たようなもの選んでます。
Topics: ご当地もの | 2009/10/23 23:28:28
October 22, 2009
ベラビスタで丸本酒造さんの会 その5 玄米の見せ方
さて、玄米はどういう形で出てくるのか! こちらに来る前からそれは興味津々だったのです。茶碗に入れて、ハイどうぞ。というわけにはいきませんものね。
玄米をいかに料理するかが、マクロビオティックでは腕の見せ所!
アツアツの蒸したて状態で
加茂茄子にin!して玄米登場。
「加茂茄子釜玄米リゾット」。
とろ〜り、あんかけのリゾット仕立てになって、なめらかな餡と香ばしい玄米ご飯がいいハーモニー醸してます! う〜ん幸せ。最後はやっぱりおいしい玄米食べなくちゃ。
「真魚鰹とたっぷり小松菜 山椒ソースがけ」。留椀は「しめじの摺り流し」具沢山。身体が温まり、〆にぴったり。
ラストのデザートは無花果の葛きり。デザートにまるで興味のないやまよですが、色の美しさにはうっとり。
丸本酒造はオーガニックの酒づくりをしていますが、有機JAS認定酒だけでなく、海外でも通用するNOP(ナショナルオーガニックプログラム)認証も取得したばかり。
最後にスピーチを頼まれて、そんなオーガニック蔵についてひとこと説明させていただきました。
蔵元が”合法的に酒米作り”をする事、それは大変な努力が必要なのです。
以前から、丸本さんには日本のそして世界のオーガニック事情を教わっています。
丸本仁一郎さんとやまよ。丸本さん、田んぼと蔵に入っている時とはかなり表情が違います(笑)
081012窒素量違いの実験田blog
そして二次会!
場所はthe lobby
秋のベジつまみ! オンパレード
目にも楽しい演出です。銀杏、栗のお飾りは生。
これを引き上げて炭火焼にするという趣向です。気の早い人が生の銀杏を口に入れて悲しい顔してました。はい。
そして再び玄米登場! カラリと焼いた玄米おせんべいで装いも新たな玄米。最高です。
最後までおいしく楽しく、安心して味わうことができ、山田料理長、ケニーさん、さいがわさん、ありがとうございました。
ケニーさんと丸本さん、そしてやまよ。ケニーさんが持っているのは純米酒BOOK!(この時まだダミー)
●ベラビスタで『純米酒BOOK』 出版記念パーティが開かれることに!
11月中旬のweekendに開催予定です。詳細が決まりましたらupします。もちろんベラstyleのマクロビオティック!でしょう。
会うだけで嬉しくなっちゃう大好きな古村千代子さん。バリスタです。いつか、soyラテ飲んでみたいです(お願いまで)
Topics: event, macrobiotic, ご当地もの, 日本酒, 玄米 | 2009/10/22 0:19:44
October 21, 2009
ベラビスタで丸本酒造さんの会 その4 春菊とぜんまい
次なる料理は緑と茶色の2素材。
陶器の鍋に春菊、投入!
丁寧に返して、蓋をかぶせて蒸し焼きに。
そして、もどしたぜんまいが加わります! 春菊もぜんまいも好きですが、この組み合わせは初めて。
美しい! 期待のオオイチバン。
やわらかな春菊のほどよい苦みとぜんまいの滋味なるテイストが加わるとどうなるの!?
これには山田料理長特製の「胡麻ポン酢」がかけられました。
柑橘の酸味がきりっときいたポン酢に、胡麻のコクと甘さが加わった特製ポン酢。とっても美味! ポン酢に胡麻とはありそうでなかなかない。山田料理長やりますね。
こういうのを「ごちそう」と言うのだと思います。
目の前ではあっと言う間の出来事でしたが、春菊の葉を揃え、ぜんまいを丁寧にもどして下味をつける大変さがわかるだけに苦心の一品ということが伝わります。ぜんまいというと、たいてい醤油と甘味で煮物になることがほとんど。こうしてぜんまいの味じたいを生かす料理というのはあまり見た事がありません。春菊とねえ…、胡麻ポン酢とねえと感心しました。
料理で苦手なのは、にごっている味のもの。濃いもの同士のぶつかりあい、化学調味料のべたつく味、添加物の不自然な味がするものです。そういうなんともイヤな後味が長い時間続くものが外食には多く、出張で疲れるのはそういう食事が続く事。なんでも平気という人がいますが、ぜったい蓄積されるのです。食べたものが自分になることをもっと自覚しなくちゃ身体がかわいそう。
*添加物のこと、関根進さんblog
↑ お客さまも大喜び!
野菜じゃごちそうにならない、ましてや酒の肴にはなりえない、と思い込んでいる人が世の中、多いですが、料理次第で感動はいくらでも!
素材力を最大限に生かす。このことをもっと楽しまなくちゃいけませんね。山田料理長みたいに。
お料理作るのが大好きな私ですが、和食のプロは違うなあ(当たり前じゃ)を改めて実感した夜でした。こういうお勉強ができるのが外食の楽しみです。
まだ、つづく☆
Topics: event, macrobiotic, ご当地もの, 日本酒 | 2009/10/21 8:49:46
ベラビスタで丸本酒造さんの会 その3 松茸酒
テーブルの各所で松茸が陶器の釜で炭火焼に。あたり一面に松茸の香りが立ち上がります。松茸はなんといっても香りがごちそう。さてこの陶器の釜「焼く→蒸す」ができる優れもの。こうして松茸は、適度に焼いたあと蓋をして蒸し焼きに入ります。
私の(笑)松茸。傘の中にドリップがいっぱいあふれています。これすべて松茸から出た汁! こぼさないようにして口に。丸かじりです。
香ばしく、ジューシィな松茸。口の中で弾力が! 噛むと押し返される(笑)松茸というのは、生まれて初めて。素材の力をフルに生かしたシンプルでダイナミックな食べ方。以前、椎茸を焼いて食べさせてくれた山田料理長でしたが、今回は松茸。キノコも生かしようです。前回訪問8月18日blog
ふとお隣さんを見ると
器に小さく残された一片の松茸が。
いじましい……。どうするのかしら。
と、思っていたら! なんとお酒を注ぎ出して
松茸酒にして、飲んでいるではありませんか!
「う〜ん、おいしい」
松茸酒……。飲んだ事ありません。試す機会も当分ないでしょうから、私もチャレンジ。
ちょっと注いでみました。お皿に残った松茸のドリップもお酒で吸収でき、これは確かに完璧にいただくいい方法です。
日本酒は季節を楽しむお酒。旬の素材と素敵な出会いがあればその感動は数倍にも。
松茸と合わせたのは、竹林の「かろやか 純米吟醸organic」。有機無農薬栽培の山田錦で仕込んだ酒を1年間、寝かせたもの。昨年、田んぼでいただいたときは、まだ青く堅い若い味でしたが、1年たって円熟したふくらみがプラス!やわらかなコクが生まれていました。
→Look! 鈴木三河屋さんHP このお酒の詳しい商品説明あり。
こういうお楽しみができるのも、まともなお米でつくられた純米酒ならではです。
Topics: ご当地もの, 季節もの, 日本酒 | 2009/10/21 7:53:43