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ゼロから分かる!図解日本酒入門

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2019年もお世話になりました!

December 31, 2019

2019年もいろいろなことがありました。
4月28日に父が天国へ旅立ちました。
父は1929年の5月1日生まれなので
大往生だったと思います。
みんなに見送られて天寿をまっとうした父でした。
我が家は神道なので、戒名もなく、祭壇も質素。
祭壇に日本酒は置いても良いので、
父が「わしの酒かや(笑)」と
喜んで飲んだ「山本」を並べさせてもらいました。
時間がなかったので
天洋酒店さんと白瀑の山本さん、そして武田さんから
翌日便で届けてもらいました。
心より、感謝を申し上げます。
祭壇の「山本」を見た親戚が
「今は、こんなサービスがあるのねえ」と感心するので
違う違うと(笑)

そして今年一番のショックな出来事
まさか・・・・ありえない
信じられない・・・と号泣

天の戸醸造元浅舞酒造、森谷康市杜氏の急逝です。

「次は稲の穂波ですね!」と
言って分かれた2週間後のことでした。
森谷杜氏には、それは多くのことを教わりました。
お世話になり、まだ、なんにもお返しができていない

教わった多くのことを胸に
いただいたメールを何度も読み返しました。

悲しくてやりきれない思いでいたときに、
家のテラス(猫のひたい)をみたら
スズメが遊びにきたのです。
こちらをみるように、踊るように
これは杜氏!ではないかと
(笑う人は笑ってください)

ですが、
そうとしか思えない動き方をしたのでした。
普段、スズメが飛んでくることは
まずないのです。

ハッとしました。

杜氏に教わったことを
少しでも多くの方に
お伝えしていこうと思いました。
杜氏だったら、こんなときに
どういうか、自問自答しています。
「せば なんとす!」

2019年もいろいろなお米のお酒に出会いました。
週刊ダイヤモンドの連載「新日本酒紀行 地域を醸すもの」では
さまざまな地域の酒蔵へ伺いました。
現地で蔵を見ながら
お話をお聞きすると
見えなかったリアルな事実も
蔵がたどった経緯もよく伝わってきます。

さまざまな人の思いが積み重なってできたお米のお酒
日本に日本酒がある!この重要性を
これからも、ご紹介できたらと思います。

今年は、共同通信社さんから全国の新聞社さんの
政経懇話会での講演を依頼され、
大分県、長野県、岩手県、福井県、群馬県などに
出張させてもらいました。
来年も引き続き、秋田と広島などに呼ばれておりますので
各地で、お米のお酒が
地域を元気にする!そのことを
お伝えしたいと思っています。

著書の「ゼロから分かる!図解日本酒入門」は
今年、台湾版が出版になりました。
先月、中国とフランスの出版社からオファーをもらいました。
どんなふうに翻訳ができるのか、今から楽しみです!
2019年もありがとうございました。
2020年も、どうぞよろしくお願いいたします。
山本洋子

酒蔵へ行ってみよう!

December 2, 2019

寒くなってきました。雪の便りもチラホラあります。
そして、日本酒の酒造りシーズン
真っ最中!
全国の蔵から新酒のお知らせが届きはじめています。

↑「澤乃井 純米生原酒 しぼりたて」こちらの蔵は見所満載
http://www.yohkoyama.com/archives/94453

蔵見学を受け入れている酒蔵もあるので、シーズン中に出かけてみてはいかがでしょう。
寒さの中、張りつめるような蔵の空気感は独特のものです

辛い作業の連続で、本当にありがたいなあという思いでいっぱいになります。
中には、「酒造りに集中したい」と、受け付けしていない蔵もあります。
「ゼロから分かる!図解日本酒入門」では、蔵見学OKの蔵をリストで紹介

様々な事情から、蔵見学を受け入れの蔵でも、繁忙期は人手不足から不可のところもあります。必ず確認を!
また、普段は受け入れていない蔵が「新酒まつり」などで、蔵を解放する日を設けていることも。

各県の酒造組合のnewsなど要チェック✨
レストランを併設している蔵なら、新酒を味わいに出かけてみることをおすすめします!

手前は日本版、奥は台湾版です!(台湾版は日本の書店では販売していません)
今、違う言語も翻訳進行中です。お楽しみに♡

「ゼロから分かる!図解日本酒入門」の台湾語版が発売になりました!

October 24, 2019

「ゼロから分かる!図解日本酒入門」の台湾語版が発売になりました!
(結構な時間がかかったようなので、翻訳が大変だったのかも・・・)

台湾でのタイトルは
圖解日本酒入門

肩書きが「事業酒食記者」ですと!

http://2-floor.dyndns.org/item_detail.php?pro_id=965772
売ってます〜〜! 楽しいデザイン

http://2-floor.dyndns.org/item_detail.php?pro_id=875529
厳選日本酒手帖も売ってますよ!意外に人気でロングで売れているようです♪


こちらでも↓台湾の書店さんです!

https://www.books.com.tw/products/0010835324

じつは、ヨーロッパのある国の出版社からのお話もきています。世界中に、日本酒が広まるきっかけになると嬉しいです〜♡
基本の基がわかると、お酒はもっと楽しくなります!
さて、まだお読みでない方、この機会にぜひ!

◉このページで、日本語版を詳しく紹介しています↓
http://www.yohkoyama.com/archives/91451

一度じっくり手にとって読んでほしいです
こちらも

ひ・や・お・ろ・し

September 24, 2019

冬から春に搾られた日本酒が夏を越して、熟成されて、まろやかな味わいになってきました。
この季節になりますと、酒販店さんの店頭をにぎやかにするのが「ひやおろし」のお酒です。
ひ・や・お・ろ・し
呪文のようなこの言葉
秋の酒を代表するアイテムです!
なのですが、この「ひやおろし」・・・いったい、どんなお酒なのか?
ちょっとわかりにくいと思いませんか?
ゼロから分かる! 図解日本酒入門 で解説しています

純子さんと米子(まいこ)さんとのやりとりで進行するこの本ですが、生徒の米子さんが気がつきます!「生詰」のお酒といったい何が違うの?と
「ひやおろし」「生詰」はどちらも、お酒を搾ったあとに1回だけ加熱したお酒です。
なにが違うの?どう違うの?
(じつは、曖昧なお酒もあるんです・・・)
詳しくは誌面をどうぞ!
静岡県掛川市の土井酒造場さんはこの違いを、はっきり区別して販売しています!

開運さんの純米「ひやおろし」(秋季限定)
酒米の品種は、山田錦 精米歩合は55%
酵母は静岡酵母を使用
HPより引用↓
冬に仕込んだお酒を、秋まで冷蔵貯蔵してから出荷させるお酒を「ひやおろし」といいます。ひと夏熟成させたことで、味わいが一層増して角のとれた優しいまあるいお酒となります。
秋の風が吹き始めた頃からの限定の出荷、秋の定番「ひやおろし」。日本の季節の移ろいを感じさせてくれるお酒です。
自社で55%までゆっくりと磨いた兵庫県の山田錦を使用して醸した純米を、蔵の奥でゆっくりと熟成させた濃密な味と、新酒のフレッシュさとを併せ持った秋のお酒です。今年も昨年同様タンク三本限定での出荷となります。

なのだそうです!本当に限定。そして蔵の奥で熟成

開運さんの「ひやづめ」純米
酒米の品種は、山田錦、精米歩合は麹50% 掛米55%
酵母は静岡酵母を使用
HPより引用↓
しぼったばかりの純米酒の中では、まだ酵母菌が生きています。そのためお酒を65度まで加熱殺菌し、酵母菌の余計な活動を止めなければなりません。この工程を「火入れ」といいますが、過熱したお酒は急いで冷やさないとフレッシュさが大きく損なわれてしまいます。
「開運 ひやづめ純米」は、加熱殺菌したお酒を特殊な設備で急速に冷やし、生酒の様なフレッシュさを保たせた純米酒。若々しいフレッシュな香りとやや辛口のキレの良さ。「吟醸酒みたい・・・」というお声もいただく自慢の純米酒です。


急速に冷やし、生酒のフレッシュさとキレの良さの両立!
毎年、この二本の飲み比べを楽しんでおりますが、それはお見事です。

まさに今から、食欲の秋、実りの秋!新米の季節が到来
サンマに栗にサツマイモに美味しいものがたくさん出揃う、気候も過ごしやすい秋だからこそ、じっくり日本酒の「ひやおろし」を楽しんでほしいものです。
さて
開運さんとタイプが違う「ひやおろし」が、石川県白山市の菊姫さんの「純米ひやおろし」だと思います!
円熟した芳醇な飲みごたえが特徴。開運さんとの違いがクッキリ違うので静岡と石川を代表する両者の「ひやおろし」を飲み比べてみていただきたいものです♡

HPより引用↓菊姫さんのひやおろし

毎年9月に発売される秋季限定商品。
「ひやおろし」とは、冬の厳寒期に造り、蔵内でひと夏越して程良く熟成させたところで瓶詰めして出荷するお酒のことを言います。
新酒の頃は、若々しくフレッシュな味わいですが、秋を迎える頃には丸みを帯び柔らかな味わいへと変化します。

●酒質説明
笹の葉様の爽やかさの中に、バナナ様の香りがほのかに感じられます。
柔らかで上品な甘味と旨みが口の中に広がり、酸味が爽やかな印象を与えてくれます。後口のキレも良く、サラリとした飲み口が特徴です。

酒米は山田錦 (兵庫県三木市吉川町・特A地区産)

【30BY 純米ひやおろし  味わいコメント】
色調は透明感のある淡いイエローゴールド。香りはやや控えめながら、若々しく爽やかな印象。バナナやメロン様の果実の香りの他、カッテージチーズ、笹の葉のような爽やかな香りが調和している。
口に含むとふっくらとした米の旨味を感じ、酸味によって爽やかさとしなやかさが加わる。その後は旨味、甘味、酸味と相まって豊かな味わいが口中に広がり、後味にもこのバランスが長く持続する。
ひと夏を経て、若々しくフレッシュな状態から、熟成によって味の落ち着きと奥行き感が出てきた印象。熟成酒としての香味の複雑性などはまだ出てきていないため、「兵庫県三木市吉川町産山田錦」という良質米由来の旨味・エキス分が素直に表現されている。例年通り順調に熟成が進み、ひやおろしとしての熟成感は適切な範囲。(好みもあるが)飲み頃温度は15~20℃程度で、あまり冷やし過ぎないほうがジューシーな旨味を素直に味わえる。また、他社製品と比較して味乗り良く濃醇な酒質のため、飲んでみて「濃い」と感じる場合はオン・ザ・ロックもお勧め!!
↑とのことです!常温にオンザロックもぜひ★
菊姫さんの「ひやおろし」は山田錦の精米65%、速醸酛

開運さんも山田錦ですから、飲み比べが楽しいですよ!


日本酒のさまざまな素朴な疑問に答えています↓
ゼロから分かる! 図解日本酒入門

「日本酒の魅力を伝え日本の大地を蘇らせたいと思う、私の原点」レポート

August 12, 2019

松下さん、黒沢さん、田中さんなど
田んぼと農家さんの名前が記載されたり、最後までトレースできるお酒たち

TIPSさんで開催の
「日本酒の魅力を伝え日本の大地を蘇らせたいと思う、私の原点」のレポートです

栃木県庁の堀越 毅さんからのご縁で、開催となりました!
酒縁です!
縁結びのお酒の仙禽醸造元 せんきん 「ナチュール」もご紹介。伝えたいのは、お酒の米の生産者、お米の品種がわかる純米酒です。

今回は珍しく、私の活動の原点をお話しする機会となりました。
セミナーの初めに「玄米」との出会いをお話ししました。
生きてるお米とはなになのか。白米と書いて「粕」という、その意味とはなにか。

私の原点は、ホールフーズ=一物全体というものの見方、「ものさし」に出会ったことからです。

↑ファシリテーターの大木 浩士さん。栃木県さくら市出身の中小機構人材支援アドバイザーです。
「昨日は、丸の内のTIPSでトークイベントを開催しました。
ゲストは、日本酒と食のジャーナリスト・山本 洋子 さんです。
日本酒の魅力を発信し続ける、その思いの背景について、お話しをうかがいました。
日本の文化、酒米農家さんの情熱、地方での仕事を守り続けたいと思う山本さんの思い、素敵だなと思いました。
懇親会では、山本さんお勧めの日本酒をそろえ、試飲会も開催しました。
お話をいただきました山本さん、そしてご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!」

大木さん こちらこそ、お世話になりました〜ありがとうございます!

photo by 大木さん↑↓

満員御礼!の65名さまが参加✨

天の戸・森谷康市杜氏の田んぼの話もお伝えしました

photo by 高橋さん↑↓

醸造と杉の関係もお伝えしました
そして!

本園大介さんが得意のグラレコ(グラフィック・レコーディング)でセミナーの内容を書き表してくれました。

講演中にサクサクサクサク描いてくれました。凄い!

【#グラレコ】日本酒一升、作るのにどれだけの田んぼが必要?
「今回はTipsの原点シリーズを描いてきました。
日本酒利き酒師のナビゲータ持ちとしては興味津々。
精米時の削りかすはどうしているのか気にはなっていましたが、お菓子の原料や、再度の発行にも使われており、無駄にされていないことを聞いて一安心。
最近お酒はあまり飲まなくなってしまいましたが、作り手の想いやストーリー、その土地の風土気候、それらが混じり合うことで醸し出される風味を感じながらちびちび飲む事は大好きです。
日本酒をもっとみんなが飲むようになって、減反された田んぼが蘇るといいなと夢見ております。」
本園さん、お世話になりました。

photo ↑本園大介さんのUPより。稲の葉っぱの成長を表してパチリ

photo by 大木さん↑
すべて、田んぼと栽培者が記されているお酒をチョイス

photo by 高橋さん↑

photo by 高橋さん↑↓

Mariko Takahashiさんは満員御礼・日本酒の魅力を伝え日本の大地を蘇らせたいと思う、私の原点(日本酒と食のジャーナリスト・山本洋子さん/活動の原点18)に参加しています ー 友達: 大木 浩士さん、山本 洋子さん 場所: Tips(ティップス)(中小機構)
8月6日 23:44 · 東京都千代田区 ·

「Tips(中小機構)主催、山本洋子さんの『日本酒の魅力を伝え日本の大地を蘇らせたいと思う、私の原点(日本酒と食のジャーナリスト・山本洋子さん活動の原点』に参加。自分らしいシゴトや活動を見つけ、実践されている方を招いての「活動の原点」についてのセミナーでした。20名の定員に増席満員御礼60名の参加者。会場は熱気に溢れていました。
洋子先生の活動の原点はなんだろうと楽しみにしていましたがいつもの洋子さんワールド全開。「1日1合純米酒」のメッセージにすべてが集約されていました。
洋子さんと初めてお会いしてかれこれ4年。洋子さんのセミナーは受講者のターゲットを絞ることなくオールマイティーで日本酒を知れば知るほど取りこぼしてはなるものかと思うキーワードが満載。とっても内容が深いと感じています。
セミナーの途中には天の戸の蜘蛛の巣がびっしりの田圃の写真が、懇親会では天の戸の天黒、醇辛が準備され洋子さんの森谷杜氏へのお気持ちがひしひしと伝わってきました。森谷杜氏とは残念ながらお会いすることはできませんでしたが思いを馳せながら天黒、醇辛をいただきました。
日本酒好きの方が大半でしたが普段はお会いすることができない異業種の方とも知り合うことができました。
洋子先生、ナビゲーターの大木さん、ご一緒くださった皆様ありがとうございました」

高橋さん ありがとう〜です!

photo by 大木さん↑

みなさん
ご参加ありがとうございました!
今回、原点を聞いてもらえてよかったです。
私の活動の原点は、セミナーの初めにお話しした「玄米」からです。
稲の命、稲の赤ちゃんがお米。
一物全体というものの見方に出会ったことからなのです!

天の戸の森谷杜氏の言葉に
「私たちは稲の命を醸して飲んでいる」というのがありました。
米は稲の種=命。
米は酒になろうと思って生まれているわけではないのです。

大木さんはいろいろなセミナーをしています!
TIPSのHPをチェックしてくださいね

TIPSの岡田恵実さんが、私の著書「ゼロから分かる!図解日本酒入門」を偶然お持ち、お読みいただいていたという。嬉しい〜〜〜!
こちらですよ↓ まだの方、ぜひ!

2019年6月25日「大阪・秋田の酒きき酒会」

July 8, 2019

「大阪・秋田の酒きき酒会」2019年6月25日に開催。関西圏(札幌からも!)大勢のお客様が集まり、熱い会となりました。
秋田県酒造組合から、ご依頼を受け、特別企画の講演会の内容を詰め、進行役を務めました。

演題は「徹底紹介!秋田のお宝酒米」
個性豊かな秋田の酒米について、浅舞酒造の森谷杜氏を主に、お尋ねする形をとり、進行を務めました。

話の要点は以下の通り

●CONETENTS

・オリジナルが多い!秋田の酒米&酵母
酒米は多種多様秋田酒こまち〜
最新の120号、121号

最古の現役酵母6号〜
最新のAKITA 雪国酵母UT-1、UT-2

・秋田の蔵は地域と連携!酒米研究会の歴史

・豪雪が酒造りに最適な環境と豊かな水を生む

・おいしさの源に秋田杉あり

・秋田の酒蔵は個性派揃い☆

・イケメンが多い!酒がウマイ!歌もウマイ!?

一級河川の雄物川、米代川、子吉川が豊かな水利、全域の耕地を潤す

酒造りに適した酒造好適米が多い
「美山錦」「吟の精」「美郷錦」
「秋田酒こまち」
新品種「秋田酒120号、121号」

各地域で酒米研究会の活動が盛ん
天寿酒米研究会は発足して、30年以上!

各地にあるのが特徴!秋田の酒米研究会
各地域の研究会では、栽培適地を厳選し品質の安定をめざして契約栽培を行う
栽培から出荷まで一貫した体制で良質の酒米を生産
良質な秋田米を贅沢に使用。豊かできめ細かい酒の味を生む🌾

これらを写真でご紹介!

〜半農半醸〜「この風景を瓶につめたい」

夏は田んぼで米つくり、冬は酒蔵で酒造り
秋田県横手市・天の戸醸造元 浅舞酒造杜氏 森谷康市杜氏
夏田冬蔵とは「夏は田んぼで米つくり冬は酒蔵で酒づくり」
天の戸の取り組み
半径5kmの米と水で純米酒のみをつくる
全国新酒鑑評会の金賞「秋田酒こまち」の純米酒で通算13回目の受賞を誇る
22BYより全量純米酒仕込み
翌年、蔵のアル添酒がなくなったことを確認して、全量純米酒宣言!
JA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会
すべての酒米は、蔵から半径5キロの田んぼでつくっています!

「私たちは稲の種を醸し 飲んでいる」
雪=不自由のおかげ ほかにないもの
腹を決めると「不自由」がありがたい
一口に酒米と言っても姿かたちが違う
秋田と全国の酒米の系譜
〜なにがどう進化してきたのか?〜

酒米をわかりやすく人に例えると・・・
亀の尾「長身の天女」
美郷錦「おちゃめな怪人二十面相」
美山錦「気むずかしい麗人」
星あかり「柳腰美人」
吟の精「田んぼの室伏広治」
2019年度は
山田錦は吉永小百合(としましょう)
秋田酒こまちは佐々木希
美山錦は北川景子
吟の精は米倉涼子
美郷錦は沢口靖子
星あかりは黒木華(はる)
亀の尾は夏目雅子
佐々木希は、佐々木希
吉永小百合にはならないし、してはいけない。

◇山田錦の玄米タンパクが少ないからと言って、他の品種の稲体の窒素を落としすぎると体力のない稲に子供を産ませるようなことになりやしないか?

◇もともと山田錦は磨けば磨くほどきれいな味になりやすいタイプ。美山錦、吟の精は60%の時の米の味わいが40%でもかなりあるように、品種ごとによって味の分布として米の断面が違うのでは?

とある東京の有名地酒屋さんから、
「森谷さん、蔵から半径5キロの米だけで酒を造る、だから何ですか?」
「杜氏だったら最高の酒を造りたいはず、なぜ山田錦で造らないのですか?」
と言われた・・・。

山田錦を見て決意!〈H16エピソード〉
◇ミスター山田錦の「龍力」の本田会長さん
「森谷杜氏のつくった山田錦の大吟醸が飲んでみたい
特A-aの山田錦100俵、いつでも送りますよ」
→ 田んぼを見せてください
兵庫の山田錦を酒米研究会で見学
食用米が黄金色の時に、「青い」「黒い」かなり晩生 。山間部が特A-a地区、台風の塩害を受ける海に近い。姫路あたりからすると千粒重が2グラムほど重い。乾燥時の穀温は28℃が上限

稲刈り時期に
「もや」「朝露」のかかるところはいい酒米が穫れる
酒米はすべて特別栽培米規格。農薬を半減し、有機質の増えた田んぼには虫が増えた
「暑い夏は、タニシが用水路に避難。ひところ見かけなくなったタニシがゴロゴロいます。私が、毎日川遊びをしていた昭和30年代に戻った感じです」

_____________________

ここからは
秋田県総合食品研究センター
秋田県醸造試験場 場長 渡邉誠衛さんに伺います。

●最近の秋田のお酒情報
平成30酒造年度全国新酒鑑評会
秋田県が28年ぶりに、金賞受賞率全国1位!
全国新酒鑑評会 秋田は県産米と純米酒の出品が多い
平成30酒造年度全国新酒鑑評会では、秋田県が28年ぶりに金賞受賞率全国1位に。

〇金賞数は福島県の22点に次ぐ18点で全国2位だったが、都道府県 の出品点数が公開され、秋田県は金賞率で全国1位が明らかとなった
〇秋田県は、出品酒28点中18点が金賞を受賞し、出品数に占める金賞の割合(金賞率)が64.3%で全国1位

2位は宮城県で24点中金賞13点(金賞率54.2%)
3位は福島県で43点中金賞22点(金賞率51.2%)で
秋田県は2位以下を大きく上回った

〇今回の鑑評会には、沖縄県を除く46都道府県から857点が出品され、
237点が金賞を受賞し、全国平均の金賞率27.7%に比較すると、東北の金賞率は高く、中でも秋田県はぐんを抜いた
〇過去に金賞率が全国1位になったのは、28年前の平成2酒造年度で、金賞数26点(金賞率78.8%)以来

●UT- 1、UT- 2 酵母って?
https://www.furusato-pr.jp/specialty/akita/arif1.html
AKITA 雪国酵母UT-1 UT-2
Akita Snow Country Yeast

技術ポイント 秋田県総合食品研究センター醸造試験場では、流通耐性に優れていて、香りの劣化が少ない酵母を開発
清酒の香り・味・色は、時間の経過に伴い温度・光・酸素により熟成して変化していきます。特に、香りの高い清酒ほどは早く変化

AKITA [...]

レポート!自然農の石綿さんと自然栽培米の純米酒の会

April 1, 2019

昔からの知り合い☘️ポタジェララというパン店🍞と自然食料理教室を開催する 小澤ちひろさんの店で、第2回目の純米酒会を開催しました🌾✨🍶

小田急線の青いロマンスカーでGO!

今回の開催のきっかけは

小田原で自然栽培で素晴らしいキーウイと柑橘、お米をつくる石綿敏久さんが昨年、初めて「山田錦」を栽培。仲間が育てた「吟のさと」と合わせて、瀬戸酒造店さんが純米吟醸酒「里音」という酒に醸しました。もちろん、酒米も自然栽培!自然食ねっとさんの企画です。

石綿さんの大ファンであるちひろさんと私、それを記念して、自然酒を知る会、学ぶ会、楽しむ会となりました!

ちひろさんが、「ゼロから分かる!図解日本酒入門」P150で紹介した、天の戸の森谷杜氏に教わった酒粕の使い方から、「里音」の酒粕を使って料理してくれました。

また、ちひろさんのオリジナル「ソイマヨネーズ」に酒粕を加えたものが超美味✨まるでサワークリームを使ったようなコクのあるクリームになって、驚きました。
そのままで茹で野菜につけても美味!椎茸に乗せて焼いてもまた美味!!でした。商品化してほしい。

石綿さんのキーウイやレモン🍋を使った🥝サラダに、小田原の熱い生産者の野菜や豆腐、干物、卵も。
veganの方も参加で、対応メニューも多く(もちろん、私が苦手なお肉は一切無し)最後は玄米おむすび2種!

盛りだくさんの美味しい時間でした🌾✨🍶

お料理の一部!
お料理のメイキング画像↓

小田原の野蒜(のびる)一文字グルグル状態

酒粕を入れたソイマヨネーズをふわんと乗せて(焼く前)

焼いたあと!

大根と筍芋のふろふき(酒粕入り)

石綿さんのキーウィとレモンを使ったサラダ!クレソンと玉ねぎと最高の組み合わせ

玄米おむすび!
プレーンには梅干しが、そして手前は揚げて香ばしさを増したモチモチの揚げ玄米むすび!玄米は「あしがら農の会」のそらやさん。無農薬無化学肥料で、米、小麦、ライ麦、豆類や野菜も育てています。ちひろさんは開店の時から野菜はそらやさん!

自然園いしわた農場・石綿敏久さんです。小田原で300年続く農家の15代目です。
●動画の紹介→ http://shirutteoishii.com/pref/kanagawa/ishiwata
「山田錦は難しかったですか?」と聞くと、「そう聞いていたけど、なにも難しいことはありませんでしたよ」と。等級は1等! 自然栽培歴40年、地力がある田んぼはどんな稲もドンとこいですね。
今回は種もみが少なくて、お仲間の「吟のさと」と合わせて醸造。酒蔵からは、「もっとたくさん酒米が欲しい、どれだけでも買いたい」と言われているそうです。
石綿さんは学校給食に自然栽培のお米と野菜、果物を取り入れたいと運動しています。
◉石綿さんの畑訪問記↓ぜひ読んでほしいです
石綿敏久さんの聖なるレモン畑
石綿敏久さんの腐らないキウイ その1
石綿敏久さんの腐らないキウイ その2
石綿さんのレモンとキウイ購入方法

ちひろさんと、お手伝いしてくださった(左)和田農園の北村佳代さん&(私の左)安藤知実(のりみ)さん♡

ご参加の皆さま、ありがとうございました!
●北村さんのインタビュー記事

3月30日は自然農の石綿さんと自然栽培米の純米酒の会

March 29, 2019

明日のポタジェララ 小澤 ちひろ (Chihiro Ozawa)さん主催の日本酒会のおつまみが届きました!
私の好きなものばかり ★ あと数名大丈夫だそうです

〜おつまみのラインナップ〜
山本洋子さんの著書「ゼロから分かる!日本酒入門」からの再現。自然農の 石綿敏久さんのお米を瀬戸酒造店さんが醸した「里音」の酒粕を使ったおつまみも!自然栽培の酒米を飲んで、食べて楽しみます

150頁「酒粕ってどう使えばいいの?」から

「何でもおいしく着けられる!酒粕漬け床 または、酒粕味噌」を再現したおつまみを
ゆで卵 (生活クラブ生協の卵)

豆腐製品は湯河原の十二庵さんの製品。
油揚げ(長ネギみじん切り添え)
大根と筍芋のふろふき
太刀魚干物 の酒粕漬け(早瀬のひもの)

以下、石綿敏久さんのいしわた農場、あしがら農の会、地元の無農薬、有機、自然栽培の玄米、野菜、フルーツでお造りします。
春の野草も小田原産です。
自家製白菜漬
小田原産キウイフルーツとクレソンのサラダ
(石綿敏久さんのキウイフルーツ)

しいたけの焼き物 酒粕ソイマヨネーズのせ
蕗の煮つけ
筍フライ
牛蒡フリット
野菜マリネ(自家製梅酢ドレッシング)
小松菜和え物
野蒜の酢味噌
湯豆腐(塩辛のせ)
バゲットカナッペ (ブルーチーズ、カマンベール)
玄米おにぎり
玄米揚げおにぎり
◉詳細はこちらを↓
http://www.yohkoyama.com/archives/91326

お花見では桜銘柄の日本酒をどうぞ

March 28, 2019

桜の季節となりました♡
本格的なお花見シーズンの到来です!
桜の樹の下では、どんなお酒を飲みましょう☺️

おすすめはなんといっても!
「桜」銘柄です
本「ゼロから分かる!図解日本酒入門」でも紹介しました

桜銘柄にもいろいろあります!
阿桜、出羽桜、黄桜、日置桜、御代櫻に
美和桜、四季桜、桜吹雪、そして玉櫻🌸

日本酒は四季の酒が面白いのです!

お酒の飲用温度にはさまざまな表現があります。
「花冷え」というのもそのひとつ!

昔は温度計がありませんでした。
こういう言葉で表したのですね

まさに花冷えの時期に試してみると、なるほど〜感いっぱいです

いろんな温度が花開く日本酒!どんな温度で飲むのか、温度もごちそうです。
花見のとき、私は前半は冷酒、後半はお燗酒を楽しむように準備していきます。

桜は淡いピンク色が多いですが、黄桜のように緑がかった桜も

いきなり、幹から咲いているのも見ますよね。
さまざまな桜の品種を撮影したのは、埼玉県の長瀞です!
見応えあって、図鑑のように楽しめておすすめです。
https://www.nagatoro.gr.jp/spot/sakura/
長瀞には喜久家食堂という日本酒の品揃えが凄い店があります。店主の堀口さんのセレクトが半端ないのです。なぜここに?という感じ🌸価格も良心的

長瀞で、こんな風景も発見!
桜はトンネルになってその下をシャワーのように歩くのも楽しいけれど、堂々とした1本が咲いているのも迫力を感じます📸

ちょうど1年前に出した本!
選び方、飲み方、器に温度、酒蔵案内など盛りだくさんの内容です。
最近、様々な日本酒記事で、参考書籍に使われているのを見ます〜。ちょっと嬉しい!
ゼロから分かる!図解日本酒入門 世界文化社
今、キンドル読み放題になってます!

吟醸酒と純米酒の違いって?今さら聞けない日本酒の基礎知識

February 13, 2019

こんな紹介記事を発見!
↓ ↓ ↓
2019.01.16
吟醸酒と純米酒の違いって?今さら聞けない日本酒の基礎知識
ライフスタイル

#日本酒
#鈴木拓也

ただいま海外では日本酒が大人気で、輸出量はうなぎ登り。一方、国内では消費量が減ってやや沈滞ムードだが、これには比較的若い層が、日本酒に敷居の高さを感じていることも手伝っているかもしれない。
日本酒のラベルを見ると、「吟醸」や「精米歩合」のように聞き慣れてはいるものの、意味の分からない用語がいくつもある。それらの意味を知っていれば、日本酒はもっとおいしく飲めるだろうし、どんな店でも行ってみたいという気にさせてくれる。そうした基礎知識の習得にお役立ちなのが、今回紹介する書籍の『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』(世界文化社)だ。著者は、酒食ジャーナリストとして知られる山本洋子さん。
本書は、日本酒初心者の米(まい)さんと、日本酒指南役の純さん二人の会話を読み進むことで、日本酒のことが理解できる構成になっており、イラスト・図解もあって非常にとっつきやすい。体系的に学べるので、疑問が出るたびにネットで調べ断片的にしか知らなないまま、フラストレーションがたまるということもない。

今回は本書の内容紹介を兼ね、日本酒の「基本のキ」的な部分にフォーカスしてみよう。
そもそも純米大吟醸酒・大吟醸酒とは?
日本酒は銘柄も多いが、カテゴリーも多いのが特徴。大吟醸酒や純米酒など、どれも漢字オンリーの表記で、読むだけで疲れそう。ひとまず、高級酒とされている純米大吟醸酒・大吟醸酒とはどんなお酒なのだろうか?
純さん:「純米大吟醸酒や大吟醸酒の特徴は『吟醸造り』と呼ばれる醸造方法です。これは低温で長期間、じっくり丁寧に発酵させる造り方です。搾ったあとの酒粕がたくさん出るのも特徴。贅沢な造りなのです」
「今のお酒は酒米の王と呼ばれる山田錦で造られています。半分以上磨いて、低温で醸した純米大吟醸酒。雑味がまるでありません。醸造アルコールを添加した大吟醸酒なら、よりライトな味わいに感じるでしょう。日本酒初めてさんにこそピッタリなのが、この大吟醸クラスなんです」
この「磨いて」というのは、酒米を削る(精米する)こと。タンパク質や脂質が多い米の外側(糠部分)を残すと香りや味が重くなるので、吟醸酒は40%以上(精米歩合60%以下)を削るという。

純米酒とは、どんな日本酒?
晩酌でよく飲まれている純米酒。「純粋に米の酒」だから、原材料は米、米麹、水だけなのだろうとはわかる。では、吟醸酒との違いや特徴は?
純さん:「精米歩合80%以上はなかなかありませんが、80%の純米酒は結構あります。特に酒米作りに力を入れている蔵に多いですね」
「純米酒は吟醸クラスでは使わない、昔ながらのオーソドックスな酵母を使うことが多いのです」
「うまみやコクを感じるのが純米酒の醍醐味。冷やよし、燗よしと、楽しめる温度も広いです。また、温めると輪郭がはっきりしてきますよ」
かつて純米酒には、「精米歩合70%」という規定があったが、それが取り払われたという。(純米)吟醸酒は60%、(純米)大吟醸酒は50%という規定は今もあるので、精米歩合の違いが一番大きい。純米酒には、2割しか削っていない80%精米のものがあるが、そのクラスでも『秋鹿 八八八』や『七本鎗』のような銘酒が出ているとのこと。

自分でお酒を買うときの注意点
自分でお酒を購入したいとなった場合、本書で勧められているのは酒専門店。それもネット通販ではなく「リアル店舗」がよいという。リアル酒屋といっても、デパ地下も含めたくさんある。どのような店がよいのだろうか?
純さん:「まずはお店の外観をチェック!表の黒板や貼り紙で、最新入荷情報なんかがあるのもいいですね。店内も、清潔が第一!掃除が行き届いているのは、お酒の扱いも丁寧である証です」
「いいお店は、説明書きやポップも充実しているもの。ディスプレイに季節感を盛り込んでいるお店なら、通うのも楽しくなりますよ」
まだ大都市圏が主だが、テイスティングができるバーを併設した店や酒の勉強会を開催するところも増えている。こうした店が近くにあるなら、積極的に活用するのもよいという。

本書では他に、酒器の選び方、相性のよいおつまみ、旅飲みのすすめなど、日本酒ビギナーはもとより、中級者にも役立つ日本酒の知識が詰まっている。読了すれば、日本酒に対する意識も変わり、敷居の高さも感じなくなること請け合い。ぜひ読んでみよう。
山本洋子さん プロフィール
鳥取県境港市生まれ。酒食ジャーナリスト、地域食ブランドアドバイザー、境港FISH 大使。酒食ジャーナリストとして全国で活動中。地方に埋もれた「日本のお宝! 応援」がライフワーク。「日本の米の価値を最大化するのは上質な純米酒」+穀物、野菜、魚、発酵食、「身土不二、一物全体」を心がける食・飲生活を提案。
イラスト/水谷慶大さん
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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へ〜〜〜っでした!
まだ本書『ゼロから分かる! 図解日本酒入門』をお読みでない方は、参考にしてください

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