November 9, 2009
たくましい北村きのこ園のエリンギィ
諏訪泉を醸す諏訪酒造さんからお酒が届く。「三斗蔵元」会員の定期便です。「三斗蔵元」とは、10年に渡り、純米酒三斗が蔵元から直送されるというシステム。前払いです。
その箱には毎回、なにかしらのオマケが入っています。それがちょっと楽しい。今回は北村きのこ園のエリンギィ。
お酒は阿波山田錦の純米ひやおろし、そしてH17BY山田錦・純米酒の2種類。
普段目にするエリンギは雪国まいたけさんのもの。エリンギなんてどこのも変わらないんじゃないのぉ…と思っていたら、大間違い。
まず、太く堅くしっかりとして、すくっとひとりで立ち上がるほど!
なになにパッケージに秋のレシピが。やきめし…ですか。
きれいで立派! 思わずパチリ。
先日いただいた松茸の焼き方を思い出し、切り込み入れて網焼きしました。
むぎゅ〜っ。エリンギィから汁がじゅわり。
アツアツにすだちをギュッ。醤油をかけると香りも広がります。
これ、おいしいです。
北村きのこ園さんHPを見てみると
ふーん。そうなの。
エリンギの栽培方法は追求したことがありませんでした。もとより原木栽培はないですし。技術はいろいろあるんだなあと。
ホントに普通に売っているエリンギとはまるで違うのです。名前もエリンギィだし(笑)
以下、HPより。
松茸の食感、上品な味わい。
エリンギィ茸
エリンギィは、遠く地中海沿岸地方の10ヵ国で自生し、古くから食されている松茸にも似た食感を味わえるキノコです。
日本では人工栽培の難しいこのエリンギィを、当社の長年培ったバイオの技術を活かし研究を重ね、品質の良いエリンギィを栽培することに成功しました。
エリンギは、コリコリした歯応えと甘みで人気急上昇のきのこです。
最近の実験で、骨粗しょう症を改善する効果があるトレハロースを多く含んでいます。抗ガン作用のβ-グルカンも豊富です。
北村きのこ園の茸づくり
弊社の茸は、空調ビン栽培で生産しております。培地の組成ではエリンギィ・エノキとも、基材として約2年堆積した国産針葉樹のオガクズのみを使用し、栄養 剤にはふすま(小麦の精麦時に出るかす・表皮)と、米糠だけを用いて栽培しております。(エノキは米糠のみ) これは、誠にシンプルな栽培方法ですが、業界でも”できそうでできない”希少価値のある、しかも安全な栽培方法です。さらに緑豊かな山間の新鮮な空気とそ の山でつくられる伏流水を利用しております。当社のエリンギイのほんのりとした甘い香りと、うまみ、エノキの太くてシャキシャキとした食感は、上記のどの 要素がかけても出来ないと自負しております。
Topics: cooking, shop, ご当地もの, 日本酒 | 2009/11/9 1:20:32
November 7, 2009
鳴門の漁師☆村 公一さんと丸の内ランチ
10月12日月曜日・体育の日。徳島県鳴門の漁師、村 公一さんが上京。グットドールクラッティーニでランチ。久しぶりの嬉しい再会でした。
村さんLetterです。
その日水揚げされたスズキのプロフィールをこうしてレストランに送っているのです。
エサが違えば顔つきも変わるのは人間と一緒。コメントふるってます!
全国の漁師の皆さん、これ大事です。
ランチメニューはプリフィクス。
…という感じ。(右)は青のりとウニのパスタ。
そしていよいよ村さんのスズキ登場!
村さんとスズキくん、ご対面です。
なんだかクチャッとした料理ですが、スズキは美味!
もとが美しい村さんのスズキだけに、生、すこしの加熱、各部位別でもいただきたかったなあ…と贅沢なことを思ったり。
以前、村家にお邪魔したさい、スズキをさばく妹さんの横で手元をしかと見ていたら、各部位をちょっとずつ切って食べさせてくれたことがありました。
背側、腹側、頭また尾側で味がそれぞれ異なることにびっくり。甘かったり、淡白ながら奥からうまみがでてきたり、しっかり歯ごたえがあったり、柔らかめだったり、それぞれに違うのです。
あれは鮮烈な思い出でした。
一緒に加熱されたじゃがいもにスズキの味がしっかりうつってボリューム満点!
ごちそうさまでした!
グットドールクラッティーニは、横浜君嶋屋の君嶋哲至さんセレクトのワインが飲めます。
Topics: shop | 2009/11/7 20:30:47
お好み焼きもベジオーダー
猫の昼寝を見たあと、勇人くんとバッタリ!午後3時になるというのにお互い昼ご飯がまだとわかる。とはいえその時間は営業している店が少なくて……ハタと思い出したのが広島焼き。
ここは野菜たっぷりメニューがあるのです。
レタス!
広島ネギ!
いか!
お好み焼きはめったに食べませんが、久しぶりの鉄板foodは楽しい。
この店でいいのは鉄板が清潔なところ。
お好み焼き屋というと、店内に入った瞬間、油臭いことがあります。鉄板を見ると油が何年分もこびりついたような真っ黒い場合が。それだけでうんざりして出てしまうことも。こちらの店は掃除が徹底し、ステンレス色した清潔な鉄板。
広島焼きは豚肉が入るのが定番。
とはいえ、豚が超苦手なやまよ(牛も鶏も食べなくていいです)。
最初にオーダーしたとき、恐る恐る「豚肉抜きでお願いします」と言ったところ、ごく当たり前に
「は い! では代わりに青じそ入れますね」と即答あり。嬉しい!そういうオーダーが初めてじゃない感じでした。
その昔、広島のお好み村で「豚肉抜いてくださ い」とお願いしたら「うまみのもとだよ。抜いたらまずくなる」うんぬんかんぬんぶつぶつと言われました。(それでも抜いてくれましたが)
京都の燕燕さんのように、動物系、植物オンリーメニューどちらもあるのが理想(京都は外国人客が多くそうなったそうですが)。好みっていろいろですし、どうしても食べられないものがある場合もあるのです。単純に具を抜くくらいいいじゃないかと思うのです。「足して」と言ってるのじゃなくて、同じ金額で「減らして」と頼んでいるのですから。
……というわけで、こちらの店は豚肉苦手さんでも感じよく対応してくれます。
中身は麺入りにしました。
広喜(ひろき)さんの外観 ↓
ビールはエビス。
Topics: shop | 2009/11/7 12:42:48
November 5, 2009
今日は
急に寒くなってびっくりです。3日は北鎌倉S宅におよばれし、トコトコと湘南新宿ラインで伺いました。快晴の青空で気持ちよさ満点でしたが、気温があまりにも低くて身体ビックリ。
そこで、同じ鳥取県出身のカノウユミコさん、王祿の会でお世話になった根本きこさんにも何年ぶりかでお目にかかかりました。年齢の重ね方が素敵です。
昨日、朝6時57分品川発の新幹線に乗り、三重県松阪市にきています。朝から晩までびっちりスケジュール。今日は9時スタート。今夜は某宿の視察ありで明日、東京へもどります。
6日のガイアにご参加の皆さま。『純米酒BOOK』から5品の料理、そしてあのそのこのお酒が! どうぞお楽しみに!!
yohko yamamoto
Topics: 未分類 | 2009/11/5 8:25:55
November 4, 2009
お昼寝猫
お休みの日の下北沢でよく出会うお昼寝猫ちゃん。
いつも飼い主のお父さんの膝の上でぐっすり寝ているのです。最高に幸せそう!
わ〜っかわいいね。と言っていたら、目をパチンとさまして
「でもまだ眠いんですけど」
「写真撮るの? しょうがないねー」 シャキン!
いっつもこんな感じ。秋になり寒くなって毛布が出たのでありました。
お昼寝猫ちゃんの名前はミントちゃん。3歳。しっぽが決まってます。
Topics: 未分類 | 2009/11/4 0:34:29
November 3, 2009
ベアポンドが表紙に
台風で出張がとりやめになり、時間がぽっかりできた10月8日。台風一過で快晴!
「料理通信」11月号の表紙を見て、あれ?なんか見覚えある!と思ったら、ベアポンドの田中さんが表紙になってる!なかなかカッコいい〜。
さっそく冷やかしにいくと。同じポーズをとってくれるという(笑)
あ、顔がぶれちゃった。
もう一回(笑)!
ベアポンドさん、Tシャツにバッグに、オリジナルグッズが増えてきました。
田中さんのエスプレッソは味のグラデーションがあります。ビロードみたいな滑らかな舌ざわり。カカオみたいな香ばしいにおい、苦みに甘み、酸味も感じられます。最初と中間、ラストと味の印象が変わり、あと口もきれい!
ベアポンドの向かいは製麺屋さん。一番街のほのぼの景色もまた良し。
田中さんのインテリアセンスも大好き。意外な素材の組み合わせが随所にあって、毎回、発見があります。ステンレスカウンターの表面つや消しや、キッチンのシンクもniceです!
Topics: cafe | 2009/11/3 11:00:04
November 1, 2009
新丸ビルで日本酒Fairあり
台風がくるぞ〜っという10月7日水曜日。台風ますます激しく…で一泊二日の出張が当日朝、キャンセルに。
ぽっかりあいた時間。せっかくなので、と一緒に出張するはずだった玉ちゃんと丸の内で打ち合せすることに。
18時頃終わって新丸ビルの7階へ移動。なんでも日本酒fairを開催中とか。
7階・marunouchi HOUSE内各店でフェア期間中、日本酒が3種類ずつ楽しめる趣向。
このイタリアンの店では飛露喜、醸し人九平次、五凛をラインナップ。透明のプラカップで3種類飲み比べで500円也。その場で注いでくれました。
中が込んでいたので、立ち飲みで。
量の減った日本酒一升瓶が冷蔵庫ではなく、カウンターにおいてあったのでちょっと心配も。いつからここにおいてあったのだろう。開店と同時に冷蔵庫から出したならいいのだけど…と思いながらいただくと
やっぱり…惜しい。ひねているものあり。
せっかくの日本酒フェア、管理も徹底してほしかった。初めての人が飲んだら「こんなお酒なのね」で終わっちゃいそう。蔵元涙…のよくある展開。
普段、「生詰め」の日本酒を扱っていない店の場合、意識なんてこんなものなのでしょう。だからこそ『純米酒BOOK』読んでね(笑)
さて、座って飲みたいね〜っと、別のお店をのぞく。
MUSMUSの姉妹店
こちらの店のフェア用日本酒。先ほどいただいた五凛、飛露喜もあるのでチェック。
左から十四代、飛露喜、三井の寿の3種類。玉ちゃんは五凛をまじえた3種類を。
こちらはお酒の管理バッチリ!で、ホッ。爽やかテイストを堪能しました。
(左)お料理メニュー。地方の家庭料理です。(右)お酒の説明。十四代について。
「十四代 純米吟醸 」お米は播州山田錦ではなく酒未来。(右)お料理を運んできてくれたMUSMUSのこんちゃん。
ご無沙汰してましたで、久しぶり〜の3ショット。
お酒にあうという自慢の青森リンゴ。
上野万梨子先生のタルティーヌもあり。
毎週水曜日はライブの日とか。MIOさんのジャズボーカル、ギターは湘南の杉本篤彦さん。スローでいい感じ。久しぶりのゆっくりタイム。きれいな純米酒とともに。
帰りにMUSMUSの前を通って帰ると
MUSMUSは地方産品がますます増えて、アンテナショップ状態!?
料理長こんばんは。 24日は鳥取県フェアで、またお邪魔します。
Topics: shop, 日本酒 | 2009/11/1 13:09:15
October 31, 2009
eventのお知らせ 11月14日
以前、告知した『純米酒BOOK』の出版記念パーティ☆
ベラビスタ境ガ浜で開かれることになりました。
11月14日 土曜日 17時startです。会費12000円。
場所はココ ↓ 福山駅、広島空港から、送迎もお願いできます。
ご担当は、テキパキ西川(さいがわ)さんです↓
ライブラリーで見る『純米酒BOOK』はまたいい感じ。ケニー・E・ワタルさん。
埼玉からO専務も参加!広島のT鶴さん、岡山のM本酒造さん、山口のA酒造、奈良のK保本家さんも!
場所も、メンバーも超Rich! 蔵元サミット!?
夢のような会かも(笑)って当の本人が一番喜んでます。
山田料理長の和食はすこぶる美味です!が、ベラビスタにはイタリアンもあります。お昼はこちらもどうぞ。
◎お問い合わせは
リゾートホテル ベラビスタ境ガ浜
広島県尾道市浦崎町大平木1344-2
TEL:084-987-1122
FAX:084-987-2148
E-mail:info@bella-vista.jp
__________________________
★11月24日(火曜) 19時〜
18日から新丸ビル・7階 marunouchi HOUSEで鳥取フェアが開催。24日は鳥取の地酒セミナーあり。鳥取県が誇る酒米”ゴーリキ”の飲み比べ大試飲会などを予定。セミナー会場で、やまよ。お話させていただきます。詳細はまた!
★11月6日(金曜) 19時〜
ガイア御茶ノ水でカジュアルな出版記念パーティあり。
狭い会場なので、顔みしりの方はご遠慮ください(笑)
Topics: book, event, 日本酒 | 2009/10/31 0:47:40
October 29, 2009
10月6日はcafe8の9周年
雨の6日。落語の夜はcafe8の9週年記念日でもありました。vegan foodだけで9年間!
cafe8とは、当時編集していた『素食がおいしい』という雑誌の取材がきっかけでした。あれからもう9年!
cafe8は青山から青葉台にお引っ越し。そしてその間、姉妹店のpure cafeが表参道にオープン。
10年ひと昔といいますが、ひと区切りがつくのが10年ですね。私も環境が変わりました。
提案するのは「食」だけではありません。オーガニックコットンをはじめとするcafe8のオリジナル商品いろいろ。
vegan foodの楽しいものがいっぱい。
今宵のスペシャルプレート。9周年とかけて9種類のおつまみ。
なによりcafe8で一番変化したのは純米酒のラインナップができたこと。泡あり、純米大吟醸あり、純米燗あり。
私が純米酒の本を書く事になり、ブックデザインも引き受けてくれました。詳しくはキヨノさんブログを。
レイコさん、明子さん、仁司さん、義広さん、博樹さんも集まって、vege&純米酒でおだやかな時間を過ごしました。写真は後片付けも終わったあとの1枚パチリ。
翌日から10週年にカウントダウン。さらなる10年後はどう変化しているかとっても楽しみ!
これからも植物性素材のおいしさを伝えていってくださいね。
Eat your Vegetables!
Topics: cafe, macrobiotic, shop, 日本酒 | 2009/10/29 19:08:20
October 28, 2009
らくだ亭で市馬さんに感動!
小学館・岩本敏さんが席亭をつとめる「らくだ亭」へ。内幸町ホールに向かう。
小雨が降る10月6日。
日比谷からも銀座からも、新橋からも近いこのホールは、千代田区立。なんと地下にあります。
小学館の名物雑誌の編集長を歴任した岩本敏さんです。24回続いた、らくだ亭。今回でひとまずお休みなのだとか。残念です。
今宵は柳亭市馬師匠と、三遊亭兼好師匠のお2人。タイトルは「挑む兼好、受けて立つ市馬」。
どちらの師匠も初めて!期待大。らくだ亭はセレクトの良さで人気があります。
三遊亭王楽さん(パパは好楽さん。好楽師匠の師匠は円楽さん。親子で兄弟弟子!)の真打ち昇進披露宴に出席した市馬師匠の話しを兼好さんがまくらで語って場内オオウケ。
人の披露宴、しかもそうそうたる芸人さんを前に市馬師匠が得意の歌をうたったそうです。ろうろうと時間も気にせず10分以上。
それが、やんやのスタンディングオペレーションになったという。主役はどこへ状態。
その堂々たる市馬師匠、初めて噺をお聴きしましたが、もーっ、悶絶するくらい良かったです。まだのお方。ぜひ一度!聴いてみて!!ください。それくらい良かった!!!
「目黒の秋刀魚」も季節がらタイムリー! 殿様が威厳もあって、とぼけ加減もいい味じわじわ。
市馬師匠、落ち着きといい、うまさといい、すごい!と思ってプロフィールみたら、同い年でした。
そういう社会年齢!?
また聴きたい師匠でした。もちろん兼好師匠も!「王子の狐」もじっくりと楽しめました〜。
実力ある噺を聴いて、ほんとに、知らない噺、知らない師匠が山積みであることを痛感。
お楽しみは山ほどあるのに知らないのはモッタイナイ。
無形だけに、その時聴いた噺は二度とナシ。聴いてる瞬間が最高なわけで、改めて思ったこと。
もっと聴かなくちゃ!
と、教えてくれた「らくだ亭」さんに感謝。
古典落語を聴いた後は必ず日本酒の気分に。セットですね。もちろん純米酒!(笑)
Topics: event | 2009/10/28 23:47:49