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日本酒

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12月のsuolo

January 21, 2011

12月12日。宮崎でお世話になった松下亮子さんが上京「おいしいものが食べたいわ〜」でランチをご一緒に。suoloへ行きました。ひと皿目はビーツのスープ。

suoloは静かで清潔なお店。壁も鍋の底もピカピカに磨きあげられて、カウンターが広くて気持ちいいのです。お肉抜き、乳製品抜きもOK。感じいいのです!

パンとイタリアの白ワイン。

イカと野菜とハーブが爽やかに組み合わされた一品。
亮子さんと一緒だった神亀酒造の小川原さんが「これには大吟があうんだがな」とつぶやいた。(小川原さんは蕎麦屋に行くつもりでブツブツしていた)
そこで偶然持っていた(!?)大吟醸を「これですか?」と見せる。
顔をクシャッとさせる小川原さんであった。

そんなわけで大吟を持ち込みさせていただきました。

神亀酒造・ひこ孫の純米大吟醸・ブルーボトル。次に温かいお皿が届くと、もちろんお酒も温めたいわけで、小川原さんに温度を聞いて、suoloさんに温めてもらいました。

丁寧に湯煎してくれました。こちらのお店はこういうところがホント感じよくて助かります。
●思い出し話。意固地にお燗しない居酒屋があるのはなぜだろう。酒が燗に合わないといいながら本心は面倒だからといった四谷のO!「せっかく冷やしているのに」という店もあった。お燗をつける道具がないという店も、君の店には鍋も湯もないのか?おいおいだった。どっちが酒を生かすのだ。どっちが料理にあうと思うのだ。なにより客の好みを優先させた方がトクだぞ…っと思う。たくさん飲むし。もちろん冷やして飲んだ方がいいお酒があるのも事実。そんなお酒にはムリいいません。おいしく飲みたいですから。でも、山廃や生もと系のお酒は燗したほうがおいしい! そんな融通がきかない店には2度と行きません〜。ですが、その一瞬がもったいなくてねえ。閑話休題。

パスタの時間。

青のりの手打ちパスタに牡蠣。ここの青のりパスタ大好き!野菜も付け合わせじゃなくて味にボリュームがあって嬉しい。

今回もきれいな味で満足!オリーブオイルと野菜は神亀のお酒とも相性good。シェフと小川原さん2ショット☆

●suolo
〒154-0001 東京都世田谷区池尻3-18-16 ハイツ旭1F
電話 03-3795-1002
*シェフのブログ

12月20日。久しぶりに急遽、ベラビスタのケニーさんと会うことになり、suolo再び。

ビーツのスープに野菜たっぷりのお皿。白身魚が巻いてありました。

手打ちパスタとサバの冷製。2人で行くと必ず違うパスタとメイン、デザートが出てきます。面白いな〜。

私は甘いものが得意ではありません。猫に小判、豚に真珠状態です。甘いもの好きな方は私と行くと2皿食べられます(笑)。(右)の緑色はバジルのアイス。香り爽やかcool sweetシェフ工夫ありです☆
ベラビスタ訪問blog
→2010Jan
→2010July

ラーラぱど

January 20, 2011

フリーペーパー『L’ala Pado』で取材を受けました。

特集タイトルが
『美しきニッポン女子のためのお酒 艶やかな日本酒ワールドへ』
まったく日本酒を知らない女子へのアプローチです。
記事が読めます。いっぱい左へめくってください。

蟹にあう純米酒

January 18, 2011

境港市商工会議所さんに贈っていただいた松葉蟹です。美しい! いたくらさんの商品です。

誰しも生まれ故郷の味が一番とおもいますが、私にとっての蟹は山陰沖でとれる松葉蟹と紅ずわい。これが最高!上品な甘さと身のしっとり加減、香りともに世界一
そんな松葉蟹にあうお酒となると、これは昔からの課題 もっとも忙しくて飲むどころではありませんがっ
焼いた松葉蟹とピノノワールのロゼがあう!と教えてくれたのは順子さん。試してみたら互いのよさを生かしあう関係でした。そう聞いて試した会2009も。ピンポイントで合わせる面白さがワインにはありますね。2010Feb

兄の知人、純米酒好きのM田さん(鳥取県倉吉市在住)から「境港で蟹を食べるのでお酒を選んでほしい」とリクエストが。お酒に詳しい方なので、地元山陰、中国地方はパス。会のメンバーには普段、日本酒を飲まない人もいるという。本人は獺祭が好き。となると傾向がみえてきた!
それならと、アイテムの多さではピカイチの町田鶴川・酒舗まさるやさんに日曜日の夜、車でビューンと行ってきました。こういう時はリアル店舗で生情報を聞きながらでないと。

ついた〜!まさるやさんです。秋田の酒の会2010以来なので1年ぶりの訪問。いろいろあります。目移りします。

蟹はうま味が多いので、味の多いお酒だと難しいことも。甲羅酒には向きますが!
ムフフ

冷蔵庫をのぞくと新酒がちらほら。きれい系の豊盃、醸し人九平次、山形正宗、満寿泉、墨廼江や、宝剣、くどき上手、貴、七本槍…。そして十四代もあり。対極にある神亀、るみこの酒その系列も揃ってます。

あれに、それに、これに、どれに、いったい。

お正月らしいラベルもたくさん。このウサギラベルは三井の寿さん。ゆきの美人の姿も。当然、Next5のメンバー酒も。へ〜っいろいろあるな〜。今飲むならコレか?…と違うこと考えだしたり 品揃えに感心している場合じゃない。選ばなくちゃ!松葉蟹にあうお酒です。

それはそうと、気になるウサギ顔のパッケージ。中身はイタリア製のボトル入。グラッパでも入っていそうでした。
さて、今回のリクエストは蟹が主役。そこでまさるやの園部さんと話しながら、万人がおいしいと思うきれい系でまとめてみることに。正雪の天満月(あまみつき)=ほんとにきれいな美酒! あんまり売っていませんね。それから安全パイの醸し人九平次、クリアーな酒質の山形正宗など。アフターがいいお酒中心。いろいろあった方が楽しいから4合瓶で。一升瓶しかないお酒は見送り。

口開けのスパークリングも必須。獺祭の他に御湖鶴をチョイス。

醸し人九平次2009純米吟醸

神沢川酒造場の天満月 純米大吟醸
山形正宗

そして最後に鍋でお燗ならと園部さんがすすめてくれたのは山口県の中島屋酒造場のカネナカ。初めてのチョイスです。

M田さんが宴会するお店へ直送。活性にごり酒があるので「すぐに冷蔵庫へ。立てて静かに収納してください」と注意書きを大きく

というわけでM田さんの松葉蟹宴会用のお酒ラインナップ。同じ状態のものを味わってみないくちゃ…というわけで、同じセットを購入

まさるやAll Star☆園部さんご夫妻と左がお店の名前になった、息子のまさるさんです! お世話になりました。
→後日談。日本酒を普段飲まない人は活性にごりに感激してくれたそうです。泡の功績は大きい。

●酒舗まさるや
〒195-0061 東京都町田市鶴川6-7-2-102
電話042-735-5141
定休日/木曜日
営業時間/9:00〜19:30

12月食べたもの記録1

January 12, 2011

ON THE CORNER内にあるNO.8 BEAR POND
BEAR POND Espressoのアメリカーノが渋谷で飲める! 川口葉子さんの記事に詳しい紹介あり。

家飲みVOUVRAY。ABマークの泡試し。

三重ブランドの伊勢ひじき。ひとつひとつは小さく見えてももどすとビックショック(ふるっ。いや、そこまでは大きくもどりません)一番のビックリは戻しても弾力がしっかりあること。味が濃いこと。緻密です。乾物は戻してが勝負!オリーブオイルであえてもうまいひじき♥北村物産さんの製品。

そのひじきは餃子の主役になってもらうのが好き。(左)なぜひっくり返っているのかというと、反対面が焦げているからです。(右)お弁当にも入れました。焦げているバレ。

大丸ピーコック下北沢店はお魚がきれい。生鮮食品売場は毎日ガラリと表情が変わるので見るの大好き。中でも好きなのは魚のアラを売るコーナー。ここに時々出るのが平目。お刺身の残りですがきれいに処理してあってそそられます。しかも遅くなると半額。300円が150円!そうなると自分が買わずに誰が買う?となってお持ち帰りに。だいたい鍋の出汁に利用。この出汁がなんともね〜っ上品で美味!しかも時間がまったくかからないっ。脂肪分の多い魚は苦手ですが、白身の平目は別格!こういうの小さな幸せ。ちいせぃちいせぃ、人間ちいせぃ。

おつまみその1。秋田のいぶり人参。オリーブオイルに白胡椒がけ。静岡の酒の矢田・匠さんにいただいたタタミイワシさん。こういうのが冷蔵庫にあると幸せ。ちいせぃ。

独楽蔵・杜の蔵さんの「玄」は円熟型純米吟醸酒。温めて真価を発揮。
そして

下北沢にできた樽屋。若い人なのに(ってこの言い方、すでにおばちゃんの域。あ、おばちゃんか)日本酒が各種あり、お燗酒も! やかん燗ほか、なんでもお燗してくれます。若いっていいな(まだ言ってる)。寒い夜は(寒くなくても)お燗が嬉しい!
前回来た時、墨廼江があったのにこの日はナシ。地上のお品書きにもナシマークつけておいてください。

樽酒は秋田清酒さんのお酒「秋田櫻」という。初めて飲んでみました。そして年末年始はやっぱり「開運」!!

鶴齢もあり。普段みないパッケージ。味もであった。

この日の小鍋メニューにあった、ふわふわとろろ白雪仕立ての牡蠣鍋。興味津々で注文。表面をすくうと牡蠣が。すった山芋と泡立てた卵白だそうです。青のりもかわいい。若いのにがんばるねえ(ってまだ言ってるよ)
12月は出張あり、取材あり、忘年会あり、お歳暮あり、お友達の入院ありで盛りだくさんの月でした!すべてOKの新年を迎えられてhappy ☆

つづく

料理通信1月号で「件」へ

January 5, 2011

「あれ!と言われたら、これ!」
酒と料理が即、対応するカードを手の内に持つという、学芸大学・件(くだん)オーナー料理長の川邊さん。
『料理通信』・1月号で取材させてもらいました。

「件」は10坪正方形という小さなお店。そこに爽やか系からコク系まで、日本酒70種、料理100種がぎっしり勢揃い!

川邊さん「30歳でぜったい独立を決めていました」
メニューを開けば野菜、魚介、肉、珍味までもが手書きでびっしり9ページ!

お酒のメニュー。東北の蔵から並べる店が多い「そうすると九州の蔵元は、行きつかなくてかわいそう」と、件では西から紹介しています。

件の酒の柱は3本
初めの一杯や日本酒初心者向けに選ぶのは、香り系や発泡酒。これらはワイングラスでスッと提供。
そして、おでんに合わせる酒となれば、ふっくらまるいタイプの酒をチロリで温め盃で。
到着点というべき〆の酒(別名、困ったときの1本、または決め技1本!)は、うまみと余韻がある”太ボディ酒”を大きなぐい飲みでドンと出すのが特徴。
「トップ、ミドル、ラストの変化を楽しんでほしいから」

↑休店日に行われた撮影。詳しくは誌面でどうぞ!

↑おすすめは毎日違います。
メニューはいっぱいあるけれど、中でも真骨頂は「酒が進む!だし汁自慢のおでん」!!

↑撮影させてもらった自慢の肴。
川邊さん、日本酒との衝撃の出会いは10年前。

初めての酒蔵訪問は「丹沢山」
そこで蔵元の露木さんに飲ませてもらった一杯だったという「あの感覚、今でもハッキリ覚えています。今までの日本酒って何だったの〜って?」この感動を皆に伝えたい!その思いから”料理と日本酒どちらも最高の店構想”がふくらんだそうです。

↑王祿酒造「丈径」新ラベルに移行したのでこれが見納め。(右)栽培農家、山田の案山子の皆さん。この犯人みたいな写真も見納め。

「酒は単体じゃないです。人がいて、料理があって出会いがあるからおいしくなる。器、温度も大事。酒の味はひとつじゃなく、育てるものだと思っています」

若いと感じた酒は栓を閉めて時間をおく。
燗酒は酒によって温度を変える。秘技「差し水燗」(水を極少量足したお燗)、そして「差し酒燗」(65℃まで上げ、同じ酒を常温で足す)など、家飲みに出来ない味の追求に励むオトコカワベであった。

渾身の力で選ぶ酒の中には、応援したい同世代の蔵酒もあり。それは利益度外視で出すエコヒイキ酒。どれが何かはお店で発見ください!(書いてありませんよ。写真の酒は無関係)

冷蔵庫内のお酒。よく見るとラベルにちょこちょこ手書きの文字が。

喜久醉は定番。1本のお酒を育て方違いで3種類あり。驚きました。

試飲させてもらった3種類の喜久醉・特別純米。
酒は愛し愛されてこそ。

川邊さんと奥さん、生まれたばかりのお嬢さん♥

昔の事故で足がちょっと不自由(障害者手帳を持っている事を初めて知りました)。そんな身体も考えぬいた将来を見据えての店づくり、そして日本酒とそれに合わせるお料理。 工夫に技がそれはいっぱい!「件」一代記で1冊書けそうでした(ね。編集部八木さん)
「酒と料理、最高の店構想」は進行中。やりたいことでまだまだいっぱいの川邊さんです。

↑日本酒初心者からトコトン飲みたい派、太い酒とびきり燗好きまで、すべてに対応!するラインナップ。懐が深い件であります。
●『料理通信』・1月号

お正月は米の酒を屠蘇酒で

January 1, 2011

aff新年号
お宝!日本の「郷土」食 6  岐阜県加茂郡
「屠蘇はもち米の味醂で」
お屠蘇をテーマに書く事になり、「屠蘇酒」を造る白扇酒造の加藤孝明さんに お話を伺いにいきました。11月27日
白扇酒造は飛騨川にほど近い加茂郡川辺町。江戸時代後期に味醂屋として創業し、明治期より酒造業を開始。味醂、清酒、米焼酎を醸造しています。
______________________
affより

お正月の浮かれた気分を「おとそ気分」といいますが、正月の酒ならなんでもお屠蘇と思ったら大間違い。
お屠蘇と呼べるのは、生薬を配合した屠蘇散を入れたお酒だけ。
一年間が健康で過ごせる(と言われる)薬効 あらたかな薬酒がお屠蘇なのです。「酒は百薬の長」といいますが、その長の中でもトップはお屠蘇。良薬は口に苦しどころか良薬なのに口に甘い。

↑お屠蘇の酒器はお銚子と三段重ねの盃です。盃は年少者から年長者の順。若者の精気を年長者に渡す意味も。正月三カ日の来客には初献にお屠蘇で新年の挨拶を交わすのが礼儀といいます。

↑お蔵の庭。樹々が紅葉。
お屠蘇は味醂か日本酒、もしくは両方半々に、桂皮、山椒、生姜、山梔子などの生薬を六種類ほど漬けて造ります。
生薬は酒のアルコール分によって抽出され、他の生薬と合わさって効き目がアップ。選ばれし生薬は20種類以上ともいわれます。
屠蘇酒は中国で生まれ、平安時代に宮中行事として定着しました。今でも宮中では初詣にあたる四方拝の行事のあと、お屠蘇をいただく習わしだそうです。

鏡餅は蛇から酒に通じる

「お正月、床の間に飾る鏡餅は、蛇がとぐろを巻いている姿なんですよ」と白扇酒造の加藤孝明社長。
「昔から蛇は神様のお使い。鏡餅を真上から見ると同心円でしょう、これは蛇の目です。蛇の目は日本酒のきき酒に使う、きき猪口の底にも描かれているように魔を払う力があるのです」

白扇酒造では日本酒の他に、味醂、焼酎を醸造する蔵で味醂の屠蘇酒も販売しています。
昔から年末になると味醂に屠蘇散をおまけでつけていましたが、だんだん作る人が減り、お客さまの要望で屠蘇酒を造るようになったとか。

近年、「みりん」というと時間とコストをかけない簡易的な造り方がほとんどですが、白扇酒造は昔ながらに日本酒造りから手がけます。
日本酒は蒸留して米焼酎にし、そこへ米麹と、蒸したもち米を入れて味醂もろみを造ります。そのもろみを90日間かけ、ゆっくりとタンクで発酵。
焼酎の中でもち米がじんわり溶 け、うまみを含んだ甘みに変化。「焼酎の中で甘酒を造ってるようなもの」と加藤さん。発酵が終わった味醂もろみを絞り、さらに味わいが丸くなるまで3年間熟成させています。

ハレの日にはもち米、味醂を飲んで
伝統的な製法を頑に守った味醂は、とろりと香ばしく極甘。「昔は飲むもので、婦人のナイトキャップでした」と加藤さん。
複雑なうまみが層をなし、白砂糖ともメープルシロップとも違う爽やかで濃厚な甘み。後口がいいのは米由来だから。
米と共に生きてきた日本人には、米を糖化させる食文化があったのです。
手間と時間をかけた熟成味醂ですが意外に安価。「米代も高くて、手間もかかって、これがお酒だったら大吟醸並に頂戴したいところですが(笑)」500mlで 766円と良心的。毎日の暮らしに使ってほしいという思いが込められています。

お屠蘇は味醂にこだわる加藤さん。
「ハレの日の食事は餅や赤飯など、必ずもち米。新年のお屠蘇にふさわしいのも、もち米からつくる味醂だと思います」。
代々伝わってきた風習や行事。合理化という名の下になくしてしまうのは簡単ですが、先祖代々が経験値で受け継ぎ、時間に磨かれ、良いものだけが残っているのも事実。
お屠蘇は身体を温め、血行を良くし、胃腸の働きを整えます。風邪予防にもなって合理的な面も。

元旦の朝、家族揃ってお屠蘇をいただく。
年明け一番の米の酒には深い意味があるようです。

↑新酒ができた「志るしの杉玉」と加藤孝明さん。三輪山の杉葉で作った杉玉。古来より酒造りの神様と呼ばれる大神神社には本殿がなく、三輪山自体をお祀りしています。
_____________________
取材した日は白扇酒造さんのお母さまが漬物の準備に大わらわ。お野菜も自家製、無農薬だそうです。野菜全般、レモン等果樹も栽培。昔は鶏も飼っていたそうです。

冬のごちそうですね

冬のお天道さまのお力添え

白扇酒造さんのお店。福来純本みりん、日本酒のほか、「本直し」、「柳影」と国内で絶滅寸前のお酒も。

戦国バサラのお酒もあり。加藤ご夫妻。

奥様が「そのまま食べておいしいから!」と力を入れる大吟醸の粕「馥」。冷凍で販売。スプーンですくって食べると甘くとろ〜りクリーミィ!アイスクリーム感覚。(右)そしてすっきりジューシィきれいに仕上がった「新酒1号」

「本直し」そして花美蔵の10年古酒。

(右)本みりんの小さいボトル。これがあれば砂糖いらず。スーパーで売っているなんちゃってみりんとは月とスッポンほど味が違います。香ばしい鼈甲飴風味。みりんの出来立ては甘みがとがっていますが、3年熟成させることで穏やかに円熟するのです。

(左)そして、その本みりんをさらに10年も寝かせた古々味醂。(右)味醂の屠蘇酒 180ml 420円
●白扇酒造株式会社
2009july訪問blog

日本の酒と食の文化を守る会2010忘年会

December 31, 2010

12月12日「日本の酒と食の文化を守る会」忘年会が目黒雅敘園で開催。第一部は三遊亭鳳楽師匠の古典落語鑑賞会。演目は「居残り佐平次」!

そして第二部。恒例の蔵元1分間スピーチ。緊張する蔵元。そして対岸では待ってましたの皆さん。短くまとめ、オチをつけて笑ってもらってナンボという。つまらないのはオモシロないし、長いのはさらに厳禁。この会終了後から、よく年の練習をする蔵元もいるとかいないとか。

西の関の萱島さん「お隣は誰の席?西のせき!」
窓の梅古賀さんの「まあ、どの梅?」これら古典の域。

司牡丹の竹村さんは「ふくよかまさはるです」と挨拶。今年1年は龍馬伝であけてしめ。

(左)李白の田中裕一郎さん。残念ながら本年お亡くなりになった父・竹次郎さんの定番文句「りはくみっかでおいでください」をうまく織り交ぜ拍手喝采!(右)千代むすび酒造の岡空京子さん。妖怪、ゲゲゲの町であけてしめ。

獺祭の櫻井博志さん。今年はオオウケ。右側の辻さんの口が一から逆への字へ(笑)

(左)七号酵母発祥蔵の真澄さん。今年は蔵に車が突っ込んでくるという災難ありでしたが誰も怪我人なし。壊れた部分で新しい事計画中。(右)神亀酒造の小川原専務。「師匠はおおかんばん!わたしはおかんばん!」

今年のスピーチは南から順番。北の蔵元になるまで40分以上経過。浦霞の佐浦さん「東北人は暑さに慣れていないので、来年は北から順にお願いします」(右)南部美人の久慈さん。

(左)秋田の天寿の大井さん、汗だくだく。(右)秋田清酒の伊藤さんと総勢28蔵。

日本の酒と食の文化を守る会・会長の村田淳一さんの挨拶。司会は三遊亭鳳楽師匠。

畳の大広間に200名のパチパチが響く。なかなか聞けない音です。全員一致は「早く飲みたい」

乾杯のご発声は、ローソンの新浪社長。コンビニ界ではダントツの品揃えというけれど日本酒しかとよろしくお願いします。

神亀センム。普通でいてください。この会ではお看板ならぬお燗番として大活躍。

目黒雅叙園のお造り。大根の薄切りではさんで出てきます。乾燥が防げ、千六本に切る事もなく簡単でいいのでしょう。これで魚さえ良ければ、もっと。

からすみ珍味類には大古酒の燗酒を。

センムも師匠と撮りますよ!というといい顔で写る。(右)宮崎のお友達とはいつものセンム。

大吟醸が中心の宴。中ごろになると皆がセンムのところに「お燗ちょうだい〜」とやってくる。

小島稔さんと喜楽長の蔵元ご子息。蔵は継がず、霞ヶ関界隈勤務中。

岡山御前酒のダンディー辻均一郎さん、これは小顔に写った!(右)着物でシックな岡空京子さん。

RLの古屋さん、CGCの平間さん。(右)西の席じゃなくて西の関さん。

(左)垣添直也さんと藤原謙次さん。櫻井さん顔が小さい。

岡永の飯田さんと。この頃はすっかり出来上がって「写真撮ってくだっさい〜」とか言っていたに違いない。するとこのあとすぐに、飯田さんは呼び出しが。お開きtimeへ

飯田さんの三本締めでお開きという。

シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャン
サザンが三で九+チョン。最後の一つプラスで丸くおさまる! 日本のすばらしい締め方!

帰りがけショット。(左)田中さん(真ん中)を挟んで、へーまさんと私はじつは同い年。(右)郷の誉・須藤さん。今日も、この乱れを知らぬヘアスタイル。たぶん来年も同じでしょう。

神亀センムのお道具入れ。来年もよろしくお願いします!

●参加蔵元
男山(北海道) 出羽鶴(秋田) 天寿(秋田)南部美人(岩手)出羽桜(山形) 東光(山形) 浦霞(宮城) 奥の松(福島) 郷乃誉(茨城) 天鷹(栃木) 水芭蕉 (群馬) 神亀(埼玉) 真澄(長野) 八海山(新潟) 満寿泉(富山) 蓬莱泉(愛知) 花美蔵(岐阜) 月の桂(京都) 百楽門(奈良) 小鼓(兵庫) 御前酒(岡山) 獺祭(山口)千代むすび(鳥取) 李白(島根) 司牡丹(高知) 雪雀(愛媛) 窓の梅(佐賀) 西の関(大分)
日本の酒と食の文化を守る会2009忘年会
日本の酒と食の文化を守る会2008忘年会

富山の酒とかまぼこフェア

December 31, 2010

富山のゴッドマザー大谷洋子さんから「富山の酒とかまぼこフェア2010」ありますよ〜!と。有楽町の東京交通会館で開催。11月3日の出来事。
かまぼこと日本酒!? 魚と米、水がいい富山だからこその組み合わせなんだそう。

今年で3回目だそうです。富山の15の蔵元と10のかまぼこメーカーが集合。富山でも行われないイベントで80銘柄の日本酒と90種のかまぼこが勢揃いという。試飲、試食だけでなく、各メーカーが自己責任で販売!するのが面白い。しかし、富山のかまぼこはオモロイですわ。伴さんに持ってもらったおめでたいの鯛、宝船。大きい!

「結び」のかまぼこ。おめでたものがなんでもかまぼこで登場!

曙を醸す氷見の高澤酒造場さん。せっちゃんとこで飲んだです。

氷見らしいラベル!

最近、大谷さんの影響で(笑)飲む事が増えた「そうこっぽりとはできません」コピーが有名、きれいな美酒、清都酒造場「勝駒」。ジュニアです!

(左)母みたいなものよ!と大谷洋子さん。ジュニアは独身♥(右)酒縁川島の川島ママ。トレードマークの帽子で来場。

(左)今回イベントのチケット。1500円なり。お酒に、かまぼこに使える商品券300円×2枚つき。これはよござんす! (右)着物姿の二升ガールズ・松の屋るみさんと、更級丸屋の女将さん。

富美菊・羽根屋さんは富山の酒造好適米を使ったお酒を。

よしのともさん。蟹用、鰤用のお酒も販売。

95%純米蔵だそうです。

千代鶴さん。初めていただきましたが、やわらかでおいしい!富山期待のホープ発見。

テーブルにリネンのクロスを敷いて趣味もよく。HPもその雰囲気、いいっ!! 二升ガールズもチェック中。

噺家みたいな名前だといつも思う三笑楽さん。前掛けいいな〜。

そうそう楽しく笑って飲まなくちゃ!

成政酒造・なりまささんの「魂を醸す」

お燗酒の準備あり!温かい「魂」もいただきました。だって16BYだもん。
気になったかまぼこがコレ↓

「無添加 純米仕立て」

麻善蒲鉾さんの製品です。

「いしり仕立て」に、かわいい鯛もある。
各メーカーいろいろです。

チーズ入、黒豆入、イカの形とカラフルでPOP

イチゴにバナナにスイカに…もぅ、なんでもあるっ。

株式会社上久さんの『冷凍もみもみすり身』。とび魚入と甘えび入の2種類を試食販売。

HPより。北陸(富山・石川)で水揚げされたとび魚と富山湾のあじ、フクラギをブレンドした上久お薦めの地魚すり身です。鮮度の良い地魚を使っているので、上久では水晒し(魚の肉を水で洗って、弾力を強化する作業)をしません。とび魚のうまみがしっかり残った、ロングランのファンが多い一品です。冷凍のまま、保存して、ご使用になる直前に流水で解凍してください。冷凍だからこそ、作りたての味がよみがえります。*2002年度水産庁長官賞受賞商品*
ホットプレートに湯をはって、そこに袋から直接ぽとぽとひとくち団子で落とし、試食を。なるほどこれは便利かも。2種類4パック特別価格の1200円というので購入。*上久さんへ。HPのつくりがちょっとわかりにくいかも。○企業紹介

満寿泉さん。ここは安定した酒質のきれいな美酒揃い。

オーク樽で寝かせた「SUPECIAL」も定番。おいしい!
*****

日本酒だけのイベント、かまぼこだけのイベントではお客さんは限られます。ですが、2つがあわさると!強みがでますね。販売も自分たちが行うのもいい。隣の店舗の売れ行き具合も手に取るようにわかる。売れないのはすべて自己責任。各店に冷蔵庫を準備するのは大変だったようですが、いいイベントでした。1部と2部に分かれ、各回350名×2の700名。

富山の細工かまぼこ。富士山も鶴、亀もいます。色はすごいけど、ああ、めでたや。
○いきいき富山館

次世代の日本酒を醸せ!2010

December 30, 2010

若手の夜明け 次世代の日本酒を醸せ!
「次世代を担う全国の若き蔵元が渋谷に大集合!サムライ達が熱き想いと情熱で醸した極上の日本酒をお披露目いたします!」と萩の鶴の佐藤曜平さんから案内がありました。2007年から続くこの会
2008.9月のブログ
2010.4月ブログ

今年秋の会場は渋谷シダックスホールで、1部、2部、3部という長丁場!それだけお客さんが増えたということ。継続は力なり!
頼もしいプリンスたちが繰り広げる日本酒の会だけに、参加者も蔵元同様・若手中心というのも頼もしい限り。
上の写真は、秋田のプリンス・福禄寿酒造の渡邊康衛さん。手に持つフライヤーはNEXT5の紹介(このお酒、無事12月24日にいただきましたよ!スリムでおしゃれなデザインボトル、ぎゅっと5蔵の要素がつまったフレッシュフルなおいしさ。秋田のnew★star蔵が結集といういい企画でした)
○秋田・NEXT5!

一白水成の意味は「白」い米と「水」から「成」る「一」番旨い酒=「一白水成」!

そして、注目株↓滋賀 七本鎗・蔵元の冨田泰伸さん

この笑顔にファン多し!日本酒の醸造プロセスをデザインした Tシャツが大人気。日本酒を広めるにはおしゃれグッズも重要。

山和の伊藤大祐さん。味わいきれいスリム系。蔵元と一緒!

楯の川酒造の佐藤淳平さんとそのファミリー。2010年10月5日から純米大吟醸だけの造りを開始!! つい先日、mus musでお会いしました〜。

高知県の文佳人さん。

土佐山田町にあるお蔵さんです。

サッカー系のお酒も。ニッコリ系の蔵元男子には幸せ感あり(笑)
日本酒=暗い、臭い、まずい、ダサイのイメージ、蔵元から払拭を! そんな味のお酒つくっていない!は見た目からも宣言できます。

白隠正宗の高嶋くん。今年は彼とたくさん会いました。お酒のセンスもいいし、落語にも超詳しい。話しがなにかと面白い。

福島の磐城壽さんと松崎晴雄先生!

Fishermen’s toast?

海の男酒!お燗で勝負!いいな〜★ ん? 土耕ん醸?!

そして「日輪田」を醸造する萩の鶴の佐藤くん。会終了のアナウンス中。おつかれさまでした!

最近とっても酒質がよくなったと評判!

人生の春も近し?!ぷぷ

参加蔵元
■青森 陸奥八仙    ■宮城 日輪田   ■宮城 山和
■秋田 一白水成    ■山形 楯野川   ■福島 写楽
■福島 磐城壽        ■茨城 百歳       ■栃木 大那
■群馬 町田酒造    ■神奈川 相模灘 ■長野 澤の花
■静岡 白隠正宗    ■滋賀 七本鎗   ■和歌山 紀土
■高知 文佳人        ■大分 豊潤       ■大分 ちえびじん etc.
次回も楽しみにしています。
日程決まったら早めに教えてほしいです。佐藤くんへ。
終了後、お腹ぺこぺこ。お酒を飲むと塩気のきいたつゆが飲みたくなります。一緒になった松崎夫妻と渋谷の町へGO

薬膳系中華料理で小鍋+α

鍋の具、麺各種。これは面白かった。マネしようっと。

深雪嬢誕生日は日本酒で

December 30, 2010

南蔵商店さんの帰り、知多武豊駅から名鉄で名古屋へ出て新幹線へ。すると雨がざあざあ降ってきた。この夜は比留間深雪嬢の誕生日で某居酒屋を貸し切り企画。

比留間さん=通称ひるちゃん。この店を教えてくれたのはD出版社の柳紀久夫さん「宝もののような店をみつけた!」と、それはもったいぶって(ホントは教えたくてウズウズニヤケ顔状態)に連れてきてもらってから、はや12年。ひるちゃんにとっては実家のような存在。

うん年○歳へのお祝いの言葉をヴァン シュール ヴァンの篠原さんにいただきました。そして本人が新しい歳の豊富を。

お祝いメッセージを言う典子さん、一徳さん。「落語の合間にこっそり飲もうとした比留間さんのお酒がふいて、数席先まで栓が飛んで行って〜」と典子さん。酒にまつわる武勇伝が一杯!

(左)さとみようこさん。(右)松崎晴雄先生。酒人生が長いと思いでもたっぷり。

アシェット婦人画報野々山豊純さん、鳥取県庁の浅見さんは倉吉の美人水を持参「さらに磨きをかけてください」

そしてごちそうは!

レイコさんが手にしたメインディッシュの大皿。一面真っ白と思いきや、ひるちゃん大好物のタコ!お祝いタコしゃぶ!!
「年の数だけ食べてください」一皿で足りる!?

わいのわいのテーブル。富久長・美穂さんの妹さんも〜。

辨天娘の陽子さんも〜! スパイラル親子とおかあさんも〜。平均年齢下がったど。

S親子で挨拶。(右)P・Pのエリザベスさん、JANさんと勇人くん。

合間にいろんなリクエストに答えて燗酒するとおるさん。睡龍登場!

坂戸屋の武笠さんご夫妻。ひるちゃん、おかあさん、とおるさん身長が左から順に右肩上がり。

幹事役・博樹さん。そしてやまよ(ひるちゃんと知り合って22年になりました。っていくつよ)

後半戦スパイラルくんがお酒を選びにやってきました。彼は濃い酒、特に凱陣と神亀が大好き。なにせ子供の名前は凱陣からつけたという。

選んだのは奥播磨雄町六割五分磨き。14BY

白影泉山田錦五割五分磨き。14BY

はなぶさあらばしり生原酒。14BY

お燗酒で。するする。どうぞ〜。
総勢30人。各種一升瓶が楽しく空きましたとさ。お祝い事は日本酒です。やっぱりね! 1回の宴席が日本酒を、いえ、日本の田んぼを救う!(かもしれない)

よく食べ、よく飲み、よく笑い。撮影 by nomyさん

誰もへべれけになっていないのがオソロシイ…。類は友を呼ぶお祝い会でした。

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