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乳酸不使用の速醸もと!? 新政レボリューション

August 11, 2009

秋田県能代のピカイチ酒屋! と思っているのが天洋酒店 浅野貞博さん。
どこがすごいというと、
その1 日本酒しか置いていない
その2 秋田の酒しか置いてない(試飲できる)
その3 市場や近所で食品を代理購入してくれる(笑)
その4 蔵元案内、観光案内、宿泊手配までしてくれる(爆)
その5 性格がいい(わはは)
他、年中無休。全国へ発送してくれる。
メルマガが日によっては一日2回も届く(めちゃ熱心)
その天洋酒店さんから「新政レボリューション!」とメールが、なになに

ええっ!

純醸もと?

浅野さんの言葉、ご本人の許可得てそのまま引用しますと
↓  ↓  ↓  ↓  ↓
さて、『新政 レボリューション 第2弾』 『翠竜』が入荷してきました。
『翠竜(すいりゅう)』
佐藤祐輔さんが今年から、『新政』生き残りのために試行錯誤の酒造り。
4つの代表が秘醸酒シリーズとして発売されます。その第1弾が、貴醸酒という手法を用いた『陽乃鳥』でした。これがまた大好評で、早々に完売するんじゃないかとヒヤヒヤしています。
そして第2弾がこの『翠竜』です。
祐輔さんが、「速醸酒母に使う、『醸造用乳酸』で何から作られているの?」と疑問に思い、いろいろ調べたら、安いものは石油原料から合成される。発酵法によるハイランクの乳酸でも、どんな培地を使って、どんな乳酸菌を使っているのか、結局分からなかったそうです。
ちなみに、なんで酒母に乳酸を使うのか?
乳酸を入れて酸度を上げることで、雑菌に汚染されずに酵母が増殖するんです。
その乳酸の出所がよく分からないものであれば、乳酸を入れずに酒母を造れないか?
(山廃という手がありますが、どうも彼は山廃が好きじゃないようです)
彼が注目して考えたのが、酵母自体も大量の酸を出す能力がある。ということは、自ら生成した酸によって雑菌汚染を防がせることができる、ということ。
麹や蒸米を冷凍殺菌し、さらに数回に分けて仕込むことで成功! いらぬものを加えずに造った純粋醸造酒母なので『純醸モト』と銘名。
製法上、乳酸菌がまったく関与していません。そのため、お酒の中の有機酸はすべて酵母が生み出す酸だけ、
すなわち、この蔵の6号酵母の特徴をストレートに出せるそうです。
さすがっ!T大卒だけあってとっても理論的。で、それを実現してしまうあたりが、素晴らしい!
さてさて、肝心の味。
彼いわく、
口への入りはソフトだが、引き締まった酸が鋭く立ち上がり、香りも味もシャープで、素晴らしくキレの良いお酒になりました。まるで日本刀を思わせるようなお酒です。
はっきり書きます。
とっても引き締まった味で、ストレートな味です。確かにキレも素晴らしい! 辛口の白ワインを思わせます。サッパリ系の肴に合いそうです。
ただ、含み香に少し糠っぽさ、というかクリアじゃないものを感じます。これが、山田錦・美山錦という米に由来するものなのか、精米歩合60%に由来するものなのか、それとも純醸モトによるものなのか、私にはわかりません。そして、味にもう少しふくらみ・優しさが欲しい。なんか、肩肘を張っているように思われます。そんなに突っ張らなくても、肩の力を少し抜いて、楽に行こうよ!って思ってしまいました。(祐輔さんに対してじゃなく、お酒に対してですよ)
(彼がこういう酒質を目指していたのかどうか分かりません、次回会った時に聞いてみましょう)この突っ張り感が、この先、人が年をとると丸くなるように、和らいでいくのか? 尖ったナイフの先はそのままなのか?丸くなるのか?まったく予想がつきません。ぜひ折々、飲んでみなくっちゃ!
今まで誰もやってこなかった(であろう)初めての試みで、こんなちゃんとした(失礼か?)お酒にしてきた、それは素晴らしいこと。もっともっとその製法を突き詰めていって欲しい。2年後、3年後、きっと素晴らしいお酒になっていくと思います。そういう意味でも1年目の純醸モト『翠竜』、ぜひ飲んでおいてください!!
四合瓶 1500円 一升瓶 2940円
彼の思い、彼の情熱を聞くたび、感じるたびに、見守ってやりたい!応援してやりたい!と思ってしまいます。ぜひ皆さんも『新政 ザ・レボルーション』見守ろうじゃありませんか?!

そうと聞いたら、で、さっそくお取り寄せしてみました。
純米もと。きれいな酒質です。いやみシェーなところがありません。今まで日本酒が苦手〜っという女子もこれならOKなのでは? という味です。
乳酸については「添加物」なので、それを使うのはYesなのかNoなのかは?な部分でした。
添加物不使用なら、有機JAS認定が速醸もとでも取得できるってこと?
こういう革命はどんどんトライしてほしいものです。

そして気になったお酒がもう1本!

80%!!

再び浅野さんより
『新政 純米 80』
祐輔さんの、若者に日本酒が売れないのは価格のせいだ!という考えは前にもお知らせしました。世の中の低精白のお酒には、低精白を前面に出し、米の旨味をバーンと出したものと、その精白に対して出来るだけ飲みやすい、高精白の酒質にいかに近づけるか、という2種類があります。
彼の考え方からすると、ターゲットは若者、すなわち米の旨味がバーンとでたものではなく、スーッと飲める、渋や苦の少ないお酒を目指すことに。
まんまと上手くいきましたよ!
渋、苦、えぐみを出さないために、酵母(6号)はもちろん、麹菌も選抜し、掛米は秋田酒こまち、麹米には美山錦を持ってきて、雑味を低減。
もちろん、雑味も旨味のひとつ、なんて言っている私のようなオジサンには少々物足りないか!? でも、いくらオジサンでも夏の暑いときに、ゴテッと濃くて、度数が高いお酒はごめんしてください!という意味では、つい手の出るお酒です。
価格もホント?というくらいの、四合瓶 900円、一升瓶 1800円。しかも税込みです!!
本音をいうと・・このお酒がバンバン売れるのは、嬉しさ半分です。だって・・私の目標の「1日に朱金泥能代が5本売れる店!」で考えると、この酒を1日に約30本売らなくちゃならない・・。
ま、私の思惑はどうであれ、若い人がこのお酒を手にして、「日本酒って美味しいね!」って、日本酒ファンになって欲しいものです。
新政 純米80
四合瓶  900円(四合瓶の発売は今回入荷限りにさせていただきます) 一升瓶 1800円
〒016-0824
秋田県能代市住吉町9-22
天洋酒店 浅野貞博  TEL/FAX 0185-52-3722  携帯電話 090-3754-9434
mail asano@shirakami.or.jp
HP 秋田地酒の伝道師浅野 www.shirakami.or.jp/~asano/
***************************
80%ですが、欠点が見つからない味でした。これでこの値段とは。
経費を抑えるために一升瓶と4合瓶の表ラベルは兼用とか。この考え方もいいですね。
優先順位がはっきり、メッセージはしっかりという、なんともすっきりした考え方ができる佐藤祐輔さん。頼もしき若き蔵元です。6号酵母の底力を見た気がしました。
日本酒! まだまだやることいっぱいあります。

*浅野さんへ。メルマガは面白いけど、HPがいけてないです。はい。
皆さん、機会があったら能代のお店へ行ってみてくださいね。小さなお店ですがこだわりがつまっています。全部試飲できるし(笑)

カラフル夏野菜! おウチでパーティで

August 10, 2009

近藤けいこさんの夏野菜が到着!
カラフルものが得意なけいこさんらしく、茄子は紫、緑、白とさわやか3色。

とはいえ、切るとすべて白色。
味を知るために、まずは生のまま味見。見た目のせいか、白色はあっさり、緑は青い風味(な気が)。紫は甘み、うま味とも一番しっかり。

まずは、豪快にステーキに!
ナスステ!

皮側から焼いて、裏返したところ。カラフル茄子は皮が命。
ここで塩をパラリ。ビタクラフトのフライパンだったので、こんがり焼いてから、蓋し状態にしてじっくり火を通しました。ステンレスが5層になったこの鍋は油をほとんど使わず調理可能。

生姜醤油のソースで(シブい)
と、かけてから思ったのが
EVオリーブオイルを回しかけ、イタリアンパセリをちぎってのせ、レモン汁ぎゅ〜っと絞って、黒胡椒で、パスタにしても良かったかと。
いやまて、ごま油をまわしかけ、にんにくと生姜をおろし、豆板醤少々+炒りごま…であえて中華風にし、素麺のおともにも良かったかと。
それだけ、ナスステはバリエが豊富!
ナスはシンプルだけに、おいしい塩が肝心。ここぞというときは海の精を使ってます。

じゃがいももカラフル!

切ると、中身はこんな感じ。

まずはシンプルに塩茹でし、それぞれを味わいました。ホクホク感あり。でんぷん感が微妙に違います。色を生かして料理しないともったいない。じゃがいもステーキ? サイコロに切ってサラダ?と楽しい選択ぐるぐる。
葉ものはサラダエンツアイ

生で良しということなので葉部分はちぎって塩揉みきゅうりと一緒にごま油と醤油でさっぱり中華風。
残った部分はさっとシンプル炒め。結論。独特の風味は火を通すより、生のほうが生かせるようでした。

オクラも緑と赤ワイン色の2色! サラダエンツアイの茎部分は豆腐ときのこでも炒めてみました。
夏の食卓はそんなわけで野菜三昧! ヤギか牛?

玉ねぎはオーブントースター焼きが簡単かつおいしくてよく作ります。

(左)焼く前  →  (右)焼いた後
この時は、固ゆでしておいたじゃがいもの輪切りの上に生紫玉ねぎスライスをのせ、にんにくのスライスものせ、ローズマリーぱらり、塩ぱらり。あとは無印良品のオーブントースターでじっくり加熱。放っとくだけ。たったこれだけなのに玉ねぎあま〜〜く。じゃがいもに味もうつっておいしいな〜。(単純だな〜脳みそ)

じゃがいも夏野菜サラダ。じゃがいもを塩ゆでしてサイコロにカット。きゅうりと紫玉ねぎはスライスサーでしゃかしゃか。粒マスタード、ワインビネガー、EXオリーブオイル、塩、黒胡椒で調味。パリ、シャキ、しんなりほくほく、酸味がきいて、食べごたえある夏サラダです。白ワインですね。

今回の野菜の中身です。
近藤さん野菜のお取り寄せはPartyでも活躍。先日のマヴィさん持ち寄りパーティでも取り寄せました。

何が入っているのか玉手箱状態。作りたい人が好きな野菜を選んで次々とcooking

まずはそのまま味わってみる。

料理大好き人間がいっぱいでキッチンはワイワイ。ナスのマリネ。

うまみがあって色っぽい赤ワインソルト。ゆで野菜につけるとウマウマ。なにより美しさに心奪われます。

ズッキーニのソテー。きゅうりのあえもの。

ドアットさんのボジョレー私家版07と08の垂直飲み。

野菜とワインは人を楽しくさせるの図。

最後は恒例の田村さんの野菜パスタ。

また泡を飲んでいる。玉ねぎのグリル。アツアツ。

最後はスイカで〆。野々山さん、エウレカセブンくん。

後片付けもきっちり終わったところ。こんなにきれいに終了するのは珍しいことなので集合写真パチリ。
マエキタミヤコさんも遅れて参加。ナチュラルで賢くて素敵な女性です。

お茶の豊好園にピエール・エルメさんが!

August 9, 2009

料理通信 の 9月号
日本茶最前線
—日本茶をもっと深く味わうために—

■ピエール・エルメが訪れた“山のお茶”のふるさと
■STEP 1
産地から知る日本茶 静岡の茶畑に、個性あるお茶を求めて
「茶工房 豊好園」

あ、あの斜面にピエールさんが…。
(やまよ→足がすくんだ2008april。慣れたもんだよ2009may)

豊好園の片平さんがたっぷりと特集されています!
(前回、豊好園にお邪魔したときのやまよブログ)
取材の前、ピエール・エルメ氏も料理通信も、どちらも知らない片平さん父子に、どんな人物か。そして料理通信がいかに素晴らしい雑誌かを熱く語って説明しました。
その時の経緯についてはジローさんのblogを
ジローさんのブログで笑っちゃいました。編集長の君島さんも「巨漢なんです」と笑っておられましたが、ホントにピエールさん巨・大です! スリムな片平親子と並んだ集合写真は巨人対小人という感じ(笑)
(なんとピエール・エルメ氏、やまよと同い年…いろんな1961生まれがいるもんです)
さて、点在する片平さんちのお茶畑。
ワイン同様、品種によって適地があるという発想です。

この見開きページには、今まで片平さんからうかがっていた話が凝縮。丁寧に紹介されており、とても勉強になりました。さすがプロの書き手です(ってオマエはなんだってか)

全品種もズラリと図鑑状態で紹介あり。ためになりました! 今度、片平さんちに行くときはこの本持って行こう!
ことわかりにくい日本茶のことが、これを読むとするりとぽん、ちょっとわかると思います。
初めてお会いしたときから思っていましたが、ピエールさんをうならせた(たぶん)片平さんってやっぱりスゴい!
おっ

息子のジローさん。単独アップでちょこっと登場!
独身です。おすすめします(って親戚のおばちゃん状態余計なお世話)
われこそはと思われる方、豊好園のお茶をまず飲んでみてくださいね!

日ノ丸バスの車窓から

August 8, 2009

のどかな日本海

日ノ丸バスの

車窓から。
心にしみいる夏の海。

カネコ小兵さんの新作。ホワイトビスクの極薄カップ[お取り寄せd(>_・ )]

August 5, 2009

先日お邪魔したカネコ小兵製陶所の伊藤克紀さんの新作。
ひと目見て「欲しい!」と思いました。見ているだけで涼しくなりそうな、極薄手の磁器のグラス。
←逆さまにしたところ。
表面は釉薬が塗られておらず「ビスク」と呼ばれるマットな状態。中面は釉薬が塗られてツルツルしています。

指が透けて見えるほど薄いのです。
これで冷たい水を飲んだら、水温がじかに指先へ伝わって、清涼感満点! ビールもこれで飲むときれいな印象に。
美しい器はそれだけでおいしくしてくれます。そして清潔感も大事。持つところがツルっとしてないビスク肌は、気持ちよい手触り感。
インテリアも器も白が一番好きなので、今、一番のお気に入りとなりました。

そして、これもかわいい! 丸みを帯びたこちらの器は、中がアクアマリンのように淡いブルー。水を入れた色のようなのでwater blueと呼びたいほどです。
伊藤さんいわく「これは危険な器なんですよー」という。
薄手で壊れやすいから? と思ったら、顔が半分笑っている。
よく聞くと「焼酎がおいしくなりすぎて!」 危険なんだとか。なんだそれっ。
なんでも氷が横並びに(ドーナツのように)なるのだそう。普通のカップだと氷は縦に積まれるところが、横一列になり、焼酎を注ぐとそれらが輪につながり、器をくるくるまわすと、お酒と氷がくるくるくるくる。
「もぉ、たまらんほどうまくなるんですわー(笑)」
で、飲み過ぎて、翌朝が……ということらしいです(爆)
「あんまり飲まない自分が、量増えましたもんね(笑)」
ああ、そうですか。

うちの氷はキュービックにならず、楕円形なので、ドーナツ状にくるくるつながるは試せませんでしたが、氷を入れると冷たさが指先に伝わり、そして、氷と磁器が当たる音がカリン、コリンと硬質な涼しい音が響きます。これは確かに夏にピッタリ!
とはいえ、こんなに薄いと壊れやすいのでは〜? と意地悪な質問をしたら
「食器洗い機もOK!」 とか。

器の町が売り上げダウンになったのは前回のブログで書いた通りですが、そんな時ほどチャレンジ精神を出さねば!と伊藤さん。
「今はどんないい器でも、すぐ中国に真似されてしまいます。コピーがどれだけ早いか、こちらがびっくりですよ〜。型そのまま写されますからね。だからこそ、ぜったい真似されない技術があるものを作らんといかんのですわ」
これだけの薄い磁器は、土に技あり! ちょっとやそっとじゃ真似は不可能だそう。
技術の進む先は、終わりがありません。
日本酒党としては、この器をきゅ〜〜っと小さくしたものが欲しい!と 今、伊藤さんにリクエスト中です。

どちらのデザインも1400円。
whiteの他、中面のカラーはwater blue(写真)、 shell pink、green tea、milk orange があります。
お取り寄せOK!送料別です。詳しくは直接聞いてくださいね。
●カネコ小兵製陶所
TEL:(0572)57-8168  FAX:(0572)57-8169
〒509-5202 土岐市下石町292-1

赤峰勝人さんの料理レシピが掲載。温故知新的生活Vol.3出ました! その3

August 4, 2009

前回からのつづき。
撮影がすんだ料理が次々に並ぶテーブル。そして地元・大分県豊後大野の鷹来屋さんの純米酒も!
浜嶋弘文さん!飲みましたよ〜。蔵内には茶房ささらあり。きき酒セットあり。HPの米作り日記はとてもわかりやすい。
世界最高のニンジンジュースも!

なめらかでやわらかなニンジン

ジューサーでどんどん絞ります。ニンジン嫌いの子どもが一気飲みするという生命力みなぎるジュース!

粕はおやきなどに再利用。茂さん、じゃんじゃんニンジン準備中。

齋藤さんモクモク撮影中。

椎茸が焼かれ、里芋は茹でられ青のりをまとい

菜花は洗われ、お浸しになり
さりげなく席につく…。

まずはニンジンジュースで乾杯!
これだけ料理が並ぶと目が泳いでしまいます〜が、一皿目のセレクト

菜花のお浸し、焼き椎茸、そぎり大根の酢みそまぶし、ニンニク玄米チャーハン、切干し大根酢の物。

豆腐にはニラ醤油。そしてワイルドなたたきごぼうの酢醤油あえ。シビレます!

血がきれいになりそうな春菊のサラダ。えぐみまったくナシ! 天才の作る春菊は違うを実感。

ワイワイと農業、健康、日本を熱く語り合う。
正しい目的をもって生きている人は愉快! 楽しい! 面白い!
充実の循環農法野菜宴会でした。
そして、よく朝

昨夜と同じテーブルには、三年番茶と梅干しが鎮座。

朝食は梅醤番茶です。
これがすっきり! 体をリセットしてくれるのです。なずなは全員一日2食。
撮影再び。
すると昨夜、宴会でご一緒した後藤さんがあらわれて

自家製、焼き芋の差し入れあり。これが、栗きんとんみたいに甘〜〜くて全員、目が点!
おやつをいただき、残りの撮影

最後のカット。終了!!
そして、いよいよ、とうとう、最後の食事。
じゃ〜〜〜〜〜ん

すごい! 春の野草もその場で摘んで、天ぷらにしてくれました。
おいしい料理は直球が一番!
素材良ければこねくりまわす必要なんてなにもなし。野菜が良ければ醤油をかけたり、味噌であえたり、酸味をきかせる。ただそれだけが、ただそれだけの方が確実においしく、なにより超簡単! 砂糖を使わず塩きかせ、皮もなるべくそのままで。体に必要な栄養がつまった旬を味わう! 赤峰さんのお料理がそれを教えてくれました。

ニンジンも大根も皮ごと調理!だからおいしい。

(左)スイバ、(右)ネギ。根っこあたりが最も栄養ある。

ネギの根、野草は天ぷらにすると瞬時においしく。(右)カラスノエンドウ
とても食べきれず無念残念…と思っていたら、靖子さんが玄米ごはんをおむすびにして、料理と一緒に持たせてくれました。じーん。
最後に
赤峰さんの料理に欠かせないのは美味い野菜と調味料。そのご紹介。シンプルです。

なずなの塩。丸島醤油のこいくち。

オーサワジャパンの麦みそ。塩は海の精使用。

後藤散農場の黄かぼす。成熟かぼす果汁は素材を生かすフルーティな酸と甘み。

くせのないカホクの菜の花油、こくのあるムソーの純正ごま油。

おまけ。赤峰さんの靴下は5本指。

なずなの皆さん、お世話になりました〜。いっぱい!ありがとうございました。

赤峰さんがよくわかる2冊。セット読みをおすすめします。
温故知新的生活Vol.3
ニンジンの奇跡

赤峰勝人さんの料理レシピが掲載。温故知新的生活Vol.3出ました! その2

August 3, 2009

前回の続き。
赤峰さんの料理を公開している温故知新的生活 vol.3

「無農薬の野菜なら丸ごとが一番
手間いらずでうまいんよ」
ページ左上の写真は ↓ コレ!

普段の赤峰さんちのお昼ごはんです。全部野菜料理! ここはパラダイス!! 最高のごちそう。
撮影は、さかのぼること2月26日。

ビューンとひとっ飛び大分へ

なずなの店へ行くと椎茸さんがヒナタボッコ中

干し椎茸はこうして出来るの図。見ているだけでなごみます。
赤峰農場の売店「なずな」では

とれたての野菜を販売中。どれも良心的価格。

赤峰さんは農業に取り組んで半世紀。野菜はすべて無農薬無化学肥料栽培。草も菌も虫もすべて意味があり、すべては循環している! という農法です。
生命力あふれるこのニンジン一袋200円。「日本の「食」は安すぎる」とやまけんさんが書いていますが、まさにそう感じます。
やまけんさんが赤峰さんを訪問した時のブログ
ひとことで「無農薬栽培」といってもピンからキリまで。
「虫がくうから安心という無農薬栽培は違う」と赤峰さん。
「草も、菌も、虫もすべて意味がある!」という赤峰さんのニンジン畑は草だらけ。なのに、収量、みばえ、味も抜群!と3拍子揃い。それでこその無農薬無化学肥料栽培と赤峰さん。

赤峰さんのこだわりがつまったなずなの塩も販売。「塩切れおこしちょる人が多いんよ」と嘆きます。

書籍もいろいろ。アトピーの人が食べてもOKの調味料や食品も販売。

そそられるオリジナル商品も!
近くに「なずな」があったら…。臼杵の宝ですね。
さて、毎回、赤峰さんのところへ行くときは朝8:05羽田発の飛行機で9:45大分着の便を利用します。レンタカーで空港から1時間半。
すると、ちょうど着いたらお昼。ずうずうしく&ありがたくお昼ご飯をちょうだいします。もーっ。これが楽しみ!

なずなの母的存在、後藤靖子さん。ヨガの先生もしています。

玄米のおむすび! ごぼうのから揚げ、白菜漬け、青菜のおひたしと旬の野菜いっぱい!そして麦みそを使った具だくさんのおみそ汁。

野菜の出荷管理となずな新聞担当の山崎圭子さん。

なずなの店長、赤峰さんの息子の茂さん。温厚な人柄かつイケメンです。
以上、チームなずなでした。
赤峰さんの料理の特徴は
野菜まるごと!

一物全体が基本。里芋はむかず、堅い皮だけこそげます。このほうがすこぶる味に深みが出ます。むいて捨てるなんてムダだし、第一、モッタイナイ。
料理の特徴その2 砂糖は一切使わず、塩をきかす!

煮つけのページ。簡単うまいがモットー。

出番待ちの野菜。名物のニンジンも待機中です。みずみずしさ満点!生命力強し!葉もうまし!

おひたしのページ。調味料も紹介しています。酢の代わりに柑橘の汁を使うのも特徴。

たまらないうまさにファン多し!のにんにくチャーハン。上の写真は、玄米ごはん投入前のにんにくinフライパンの図。冷たいうちから菜種油を注いで、じっくり油に香りをうつし、にんにくの甘みを引き出します。なんとも香ばしく、おいしい! にんにくはチマチマ切ってはだめ。詳しくは本をLOOK

顔写真撮影中。カメラマンの齋藤浩さん奮闘中。

かぼちゃもモチロン皮ごと、そして種も生かします。

ころもに卵を使わない赤峰流の天ぷら。

ときどき味見

赤 「どうや」
齋 「うまいです」

「そうじゃろ〜って。わはは」

本気で料理する台所。そして、調理道具。

次々と撮影は終了し

なずなの塩づくりを担当している古賀さん(人格者です)が登場

無農薬栽培農業に力を注いだ元臼杵市長の後藤さんも合流。
「待てんよ。飲むよ」

宴会用料理を支度中の山崎さん。

玄米にむきたての胡桃を入れて炊くと美味いという。チーム赤峰でブームなんだとか。

↑ クルミ割り中の赤峰さん。
いざ、宴会へ突入!
つづく

赤峰勝人さんの料理レシピが掲載。温故知新的生活Vol.3出ました! その1

August 2, 2009

いい料理本出ました!
温故知新的生活 Vol.3
「古きをたずねて新しきを知る——。母から娘へ、そして孫へ、時代を超えて受け継がれてきた料理の数々。ずっと変わらず地方ごとに作り伝えられてきた素朴だけどほっとできる家庭の味。日本人の健康と豊かな暮らしを支える賢人の知恵がここにあります」
と、いうコンセプトで編集された料理本です。
有元葉子先生とお嬢さんのくるみさん母娘で登場の巻頭ページ、巻末の平松洋子さんの話もとっても良かったです。
「うちの味が一番!」
愛情、その想いというのは、言葉だけでは決して伝わるものではありません。
愛情たっぷりのおうちごはんがあれば多くの言葉なんて必要なし!
私にとっての「一番のうちの味」ってなんだろう〜っと考えてしまいました。
さて、この本の中で料理人のひとりとして登場!
大好きな赤峰勝人さん♡

最高の笑顔!
タイトルは
「素朴だけど心底おいしい からだが喜ぶ百姓ごはん」
グーッ!!
そしてナマの赤峰さん

大地のエネルギーみなぎる赤峰さんです。最新刊「ニンジンの奇跡」も評判!
じつは赤峰さんから「やってくれんかのぉ〜」と依頼があって、編集ページをお手伝いさせていただきました。おかげでエネルギーいっぱいの野菜にたくさん会う事ができました! 編集者の古川ゆかさんに感謝。

ちょうどその時、真っ盛りだったほうれん草の治郎丸(じろうまる)、和種です。根元が鮮やかな紅色をしています。

やわらかで甘みがあり、どこまでもみずみずしい。

赤峰農場の野菜はてっぺんから根っこまでもが超元気。ネギの根っこもこのとおりボリューム満点。この根っこ、天ぷらにすると最高なんです。

野菜各種がコンテナにたっぷり出そろって、さあ!これを料理です。
つづく

岐阜 白扇酒造さん〜わらべ村さん

July 29, 2009

18日はオハナさんで日本酒の会でした。
その午前中、福来純本みりんで有名な地元岐阜県の白扇酒造さんへ久しぶりにお邪魔しました。

加藤社長ご夫妻です。ほがらかなお人柄。日本文化、歴史に詳しく、ご自身の意見もしかとお持ちの加藤さん。教わることが多いです。
福来純本みりんは、地元産のもち米に、純米焼酎、米麹の3つの原料を、90日間かけて仕込み、3年熟成させてから出荷しています。料理にテリ、さえが出て、もちろん、そのまま飲んでうまい!極上のみりんです。
以前、絞りたてを飲ませていただいたことがありますが、できたては色が白く、若々しい風味があるものの、甘さが強く、シャープな印象。それが三年間熟成させると、そのとげとげしさが消え、キャラメルのようなフレーバー、かつ、とろりとした密のようなほどよい熟成感が加わってそれはおいしいみりんに成熟するのです。
地元のもち米「たかやまもち」に、自家製造の米焼酎、そして米麹と原材料がいいのはさることながら、たっぷりとられた時間のかけかたに醸造の奥深さを知るのでありました。
蔵内にはいろいろ気になるものが

「親切第一」 まったくです。心のメモ。

碍子の技術で作られた白い壷だとか。清潔感のあるなんとも美しいフォルム!

神戸のワイナリーで使われていたという樽。一部焼酎が入っているそうです。

木桶でもお酒を醸しています。古い木桶の前でご夫妻2ショット。

吉野杉の桶です。通称「赤杉」を使用。吉野杉の芯部分はこのようにピンクがかった色をしているそうです。香りよく、酒を貯蔵するにはぴったりの素材だとか。木曽の杉はこういう色はしておらず、なんと「泥杉」といわれているとか。

3年熟成本みりん720mlで1050円と良心的価格です。白扇酒造さんは1000円の純米酒もあります。

お蔵の売店には「みりん粕」もあり。これが甘いのなんのって。田中あづささんはこれでスコーンを焼いて「おいしい!」といってました。日本には世界に誇れる米由来の甘味料がいろいろあります。

日本酒も醸しています。今年、金賞を受賞した「花美蔵 馥」。

じつはいろいろな種類のお酒があるのです。みりんを使った梅酒「梅味醂」もあり。みりんの甘さで充分なので糖類無添加。
福来純の古々味醂という10年ものもあり。カカオの風味があるなんともマイルドな味のみりん古酒。ちょっぴり使うだけで効果充分!自分が料理上手になったかと錯覚してしまう1本です。

お蔵からすぐのところにある中川辺駅。のんびりした風情。

お昼はあづささん推薦のおそば屋さんへ。

「そば切り 助六」雰囲気いいです。

あらら、そそられるメニュー!

アキコさんは夏野菜天ぷらそばに。

私とあづささんは、ごぼ天おろしそば!

立体感あります〜。
そして、わらべ村さんへ

桜井祐子さん。久しぶり〜!

祐子さんと2ショット。
桜井食品が母体にあるわらべ村さん。全国の自然食品店にオリジナル商品をおろしています。

インスタントラーメンの品種もたくさん。

インターネット通販も充実しています。店舗はこちら。
この頃、レイコさんは仕込み真っ最中。
わらべ村でレイコさんに頼まれたテンペも買い、さっ、いざ、オハナさんで日本酒の会です!

岐阜 すり鉢60%のシェア!マルホン製陶所

July 26, 2009

ピカピカと輝くブラウン!

カネコ小兵の伊藤さんに、マルホン製陶所の「すり鉢館」へご案内いただきました。2年ぶりです。
全国に流通するすり鉢の60%を製陶しています。

「モロ」と呼ばれた窯屋の広い作業場をすり鉢売り場に。大きいの、小さいの、柄あり、柄なし、ありとあらゆるすり鉢がズラリ勢揃い!

興奮気味のレイコ&アッキー
ちょっとだけ製造の現場を見せてもらいました。

大きい! 「尺玉」と言われる超特大サイズです。

あまりに重たいため、ふたりがかりでひっくり返すの図。

そうっと型をはずします。出てきた! なまなましい生すり鉢!

板の上にのせた特大すり鉢を移動して

乾燥のため移動です。大きいものはどこまでも大変。
●すり鉢の作り方

必要分の粘度をとります。

粘度を型に入れて

いざ! むぎゅぎゅぎゅぎゅる〜ん

ろくろを回し、レバーで調整しながら、型の形に沿って滑らかに平均化していきます。

地肌をととのえ

縁をととのえ
そして、いよいよ!
すり鉢の重要部分。くし目を入れていきます。

気合いを入れ、息を止め、
スッー。
入りました!

素早く、等間隔でくし目が次々と入ります。
目の角度、深さにより、あたりが変わるので最も気が抜けない作業です。
見ているわれわれも息が止まってしまいそうに。

名人芸。ここまでになるには長い時間が

美しい、整ったくし目が入ったすり鉢。

縁をととのえて完了!

そしてうんしょと運んで、型をはずし、乾燥。 その後、素焼きされ、秘伝の釉薬をかけられ、本焼きに。手間がかかっているのです。

ずらり並んだすり鉢。これは小さな(普通の)サイズです。とっても小さく見えました(笑)
マルホンのすり鉢
マルホン製陶所
岐阜県土岐市駄知町2321-55
TEL     0572-59-8730

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