August 3, 2010
affで和歌山の老舗蔵・九重雑賀さんを取材
農林水産省の広報誌affの連載。2回目は和歌山県の老舗蔵・九重雑賀さんを取材。
日本酒から酒粕、そして吟醸酢と、酒と酢を醸す蔵元ならではの米展開があるのです。
詳しくはここをクリック!誌面まるごと紹介あり。
和歌山は柿の葉や笹で包んだ「葉っぱ寿司」、熊野灘のサンマや川魚を使った「魚寿司」などご当地寿司が名物です。
写真上は紀州有田の太刀魚を昆布〆し、大葉と山椒の実を添えた棒寿司。シルバー色に光輝き美しい! 淡白な太刀魚に爽やかな山の香りがなんとも風流。白昆布を重ねた上品な仕上がり。
可吉(こうき)の紀州たちうおの浜ずし。もちろん雑賀の酢を使っています。945円。TEL:0737-82-2444
そしてこの生姜の甘酢漬けは俊光さんのお母様、洋子さんのお手製。ピンクベージュ色したほんのり甘いお手製酢生姜です。お寿司やさんでこれくらいの生姜が出たら素晴らしいのにな…と。酢がいいと違いますね。ぜひ商品化してください!
和歌山北部、貴志川の郷土寿司は川魚がネタ。写真上は橋豊(はしとよ)のじゃこ寿司750円と鮎寿司950円。じゃこといってもちりめんじゃこでなく、川の小魚なのです。甘辛い出汁で煮含めた独特のお寿司。この地域の寿司飯はちょっと甘めです。TEL:0736-64-7181
九重雑賀の雑賀ファミリー! 左から。お酢を使った新商品を次々と開発する料理上手のヒラメキ名人俊光さんの母・洋子さん、そして温厚なお人柄の父・正雄さん。俊光さん、奥さんの桂さんです。俊光さんは元ジュニアライト級のプロボクサー。強靭な身体の秘訣は「お酢料理!」なのだとかっ☆
日本酒蔵でしぼられた酒粕を酢蔵へ移し1〜2年間熟成させます。
その後、湯をはった桶に入れて櫂入れ作業をし、酒粕がなめらかになったら、別の発酵中のもろみ桶から酢酸菌を採取して入れます。
酢酸菌は途絶える事なく永遠に続くわけです。そして、酢を守るのは藁を編んだ特製シート。
巻いたり、かけたり温度調整に欠かせない素材。原料も道具も昔から何ひとつ変わらない作業です。
洋子ママのお酢を使った料理。左はロシア漬け。ニンニクをきかせた野菜の甘酢漬けです。俊光さんは朝のトーストにのせるとか。
海藻やちりめんじゃこには「柚子寿司召し酢」を。柚子を皮ごとすりおろした寿司飯用の合わせ酢です。洋子ママご幼少を過ごした故郷田辺では “寿司飯には柚子を皮ごとすりおろした” ことを思い出して商品化。果汁ではなく皮を利用し、とろとろ〜のとろみ感あり。ご飯とのからみも抜群。
寿司飯用の合わせ酢ですが、マリネにも良し。ドレッシングに使っても良し。しめた鯵やオニオンスライスにもかけても楽しめるそうです。
いいお米からいいお酒、そしていい酢ができる。ひとつの田んぼでお酒から酢まで。素敵な流れがここ和歌山にありました。
『酸っぱい味に土地の知恵あり。米から酒、そして木桶仕込みの吟醸酢』
* * * * *
横浜・中華街の一石屋酒店さん「柚子寿司召し酢」blogで紹介。
●九重雑賀
http://www.kokonoesaika.co.jp/
Topics: shop, ご当地もの, 日本酒 | 2010/8/3 10:53:04
August 2, 2010
ウエディングにはオーガニックワイン
10年前にマビィの田村安さんに会い、オーガニックワインのおいしさを知りました。それは感激。特に泡モノ。ブランドに頼った超高い泡モノがありますが、適正価格でおいしいオーガニックの泡を飲んでしまうと、いったいなんだったの!です。
「♥とっておきのウエディング。そのときに乾杯するワインはナチュラルなものが嬉しい! そういう人が増えています。その時に選ぶ目安を教えてください」という取材が。
かわいい女子のインタビュー。日頃思っていることをお話ししました→「カラダにやさしいビオワインでおもてなし」
たくさんお話しましたが(笑)選ぶ目安の事など超ダイジェストにまとめてくれました。以下はメッセージ。
「ビオ(オーガニック)は単なる農法のことだけではなくて、自分たちも、その子供も、はたまた孫もそのまた孫たちまで(!)ずっと健康で豊かに生きていくライフスタイルであるともいえます。
ですから、ビオワインなどでエコなウエディング演出をすることは、若いふたりが ”未来のために何ができるか考えたふたりらしいスタイルを宣言すること” にもつながりますよね」
オーガニック認証を受けたものがオーガニックのワインですが、飲食店によっては認証を取得していないものでも 「オーガニックワイン」としている場合が。低農薬、減農薬も含むみたいな。自称、自然栽培のぶどうのワインは「オーガニック」ではありません(認証がすべてではありませんが、自称自然栽培は怪しいもの多々あり)
とはいえ、認証を取っているものでも「おいおいおーい」と頭ポカリとしたくなるワインもありっ。
誰がどうつくって、誰がどう選んでいるかが大事です!
マヴィの田村さんみたいに食品メーカーでヨーロッパ駐在生活が長く、個人的にかな〜り!飲み込んでいる人が選ぶワインには一定の水準があります。
いろいろ試しています。
虎ノ門のヴァン シュール ヴァンさん
声高に言っていませんが、ビオワインの品揃えが豊富です。
ひとくちにオーガニックと言っても、まずはお店を選ぶ、インポーターさんを選ぶことが重要!ということ。
オーガニック、有機という言葉
よく「ユーキだからいい」という言い方をする人がいますが、有機に対して無機という言葉が対になるように、 「有機」自体に「自然」という意味はありません。
「有機溶剤」や「有機化合物」も有機といいます。身体にいいわけではありませんよね。
いいも悪いもないのが単体の「有機」という言葉。
安全な農業やそれを使った食品につけるには、もっとふさわしい言葉があったかもしれません。
農薬や化学肥料を使った「慣行栽培」という言葉も考えさせられます。慣行=普通ですから。
今、”普通の栽培”って何?と思ってしまいます。
Topics: wine | 2010/8/2 13:50:44
August 1, 2010
きれいな和の食・馳走喜泉
宮崎で最後にいただいた食事がこちら「馳走喜泉」さん。
移転したばかりという新しい店内。すっきりとして無駄なものが一切置いてありません。すゞやかな着物姿の女将さんが感じよく、初めてでもなごんだ気持ちにさせてくれます。
まずはじめに出たのは青菜のおひたしです。上品なお出汁がきいて、青菜が透き通って爽やか。妖怪フツカヨイの身体に、じわ〜んとしみわたるおいしさ!
お刺身は、縞鯵と平目。海苔。きれいです!
そして煮穴子withさつまいも。ふっくら〜として美味。
炊き合わせ。それぞれきれいに味を煮含めた里芋、蛸、筍、かぼちゃ、茄子。青柚子がすってパラパラ。爽やか柑橘の香り。
そして!まぶしいシルバー色した鰯の有馬煮。山椒の実がそれはいい味。
器も素敵。ひとつの素材が丁寧に調理されて気持ちいい。こちらの気持ちまで清らかになるようでした。
京都で修行されたという職人気質のご主人と宮崎出身の奥様のコンビ。ふたりは福岡にある老舗オーのつく名のホテルで知りあわれたそうです。
食器のコーディネート。ご飯はきれいな甘みがあるヒノヒカリ。宮崎県が育成した品種でお店ではえびの産を使用。
最後に熱いお椀登場。海老しんじょうとハスイモの具。
日本酒の品揃えも抜群でした。
宮崎の名物というと、炭火で焼く地鶏、冷や汁、マンゴーが浮かびますが、どっこい正当派の和食もこうしてあるのですね。ただ観光客ではわかりにくいのが難。やはりその土地のエキスパート(食いしん坊さん!)に教わるのが一番です。亮子お姉さまお世話になりました。
最後にお見送りしてくださったところを店の前でパチリ。いかにもおいしいものが出てきそう!な二人の笑顔。
この日、最終便のANA8時10分発を予約。こちらのお店を出たのが7時半。それで間に合うという亮子姉。空港まで中心市街地から15分!宮崎は空港アクセスが本当に近いです。見どころ味どころパワースポットも満載。行ってみてねの宮崎の旅。
●馳走喜泉(喜は七が3つと書きます)
〒880-0001
宮崎県宮崎市橘通西3丁目3−15−1F
電話 0985-29-7706(予約を)
帰りはA320。7月の全日空寄席は立川志の輔師匠の『井戸の茶碗』都合3回聴きましたが、こなれていて面白い!登場人物の個性分けがなんとも上手。
コエドビール。ついてくるおつまみのチーズ鱈、添加物が減るといいですなあ。
Topics: shop, ご当地もの | 2010/8/1 15:14:57
July 31, 2010
みそぎが池と江田神社
ライチ園のあと、連れて行ってもらったのが
御池(みいけ)=みそぎが池です。空気感があきらかに違います。
超ダイジェスト古事記はじまりはじまり〜
日本をつくったと古事記で記されている伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)の男女神。まず、国土を産む。はじめに淡路、四国を産み、隠岐、九州、壱岐、対馬、佐渡。そして本州を産む(通称=国産み)。
国土の次に、あらゆる神を産んだ(=神産み)伊邪那美命。火の神、迦具土神(かぐつちのかみ)を産んだときに、大火傷を負って死んでしまう。
妻を失い怒った夫、イザナギこと伊邪那岐命は、迦具土神を十拳剣で切り殺す。剣からしたたり落ちた血からまた神々が生まれるという。→展開が激しすぎる。
加えて、涙からも神が産まれたという。→神さまぽこぽこ増える増える。
嘆き悲しむ伊邪那岐命は妻を黄泉の国まで追いかけて、そこで見たものは……ジャ〜〜ン(略)。
黄泉の国のケガレをうけて、あわてて逃げ帰った伊邪那岐命。ケガレを祓うために行ったのが史上初の「み・そ・ぎ」
そのみそぎをした池!
神様ひとりが入るのだから、もっと小さい池と思いきや、かなり大きい。
周囲はややすり鉢状。天からよく見えるのかも。
みそぎの時に産まれた神様もぽこぽこといっぱい!→男神ひとりでいくらでも産むのであった。
左目を洗ったら太陽の神、天照大御神(あまてらすおおみかみ)がぽこ。右目を洗ったら月読命(つくよみのみこと)がぽこっ。鼻を洗ったら八岐の大蛇(やまたのおろち)退治で有名な乱暴ものこと須佐之男命(すさのおのみこと)がぽこっ。
それ以外にも、服を脱ぐたび、潜るたび、ぽこぽこぽこと神さまが産まれたという。
すごいな日本のはじまりby古事記。
そして御池の近く
お祓いの発祥元といわれる江田神社。オワライじゃなくてオハライですよ。
「かけまくもかしこきイザナギの大神、筑紫の日向の橘の小戸の憶原に……」という、神主さんの祝詞に登場する地は、ここのことだそうです。
そしてこの江田神社は、伊邪那岐命&伊邪那美命という日本最古のご神体!を祀っているのです。
ご神体。
最近、パワースポットとして取り上げられ、いきなり参拝者が増えたという(笑)
神々しい樹木に囲まれています。
江田神社がある地名は阿波岐原(あわきがはら)。海側に目をやればシーガイアがすっくと見えます。
このエリア一帯は阿波岐原森林公園。阿波岐原はシーガイアのある一ッ葉海岸の一角の地名という(シーガイアは森林公園の中)
じつは、すごいとこに建っているシーガイアなのでした。関連HP
●みそぎ池について宮崎日日新聞HP
↑の第2幕にある「黄泉比良坂(よもつひらさか)」東出雲町は、王祿酒造のあるところ。
Topics: ご当地もの | 2010/7/31 11:25:14
July 30, 2010
初めてのライチ園
ライチの生…知りませんでした。といいますか日本で栽培されていることすら知りませんでした。
宮崎観光ホテルにライチ観光農園のチラシが置いてあり、行きたい!と思っていたら亮子お姉さまもチラシを持っていた(笑)
亀専務を空港へ送ってから、新富町にあるミキファーム観光農園へGO!!
冷凍ライチと違い、生は皮が赤いのです。時間がたつと赤が抜けて、グレーになるそう。ライチは熟してくると、皮が赤くなり、イボイボしている突起部分が、だんだんひらべったくなってくるという。そしたら摘みどき!と教わりました。
こんな風に実ります。さくらんぼのようにたわわ!これはまだ黄色くイボイボ。
青春のまだ青いライチ。新芽は白い。
木の高さはこんな感じ。摘み取りやすく低めに。ハサミを使ってカットする妖怪フツカヨイ…。
農園の方が1つ試食用にくださいました。その場でいただくライチはツルツルプルンとみずみずしいことこのうえなし!冷凍とは違います。
しかし、ハウスの中は暑いのなんの。汗だらだら。
写真右の機械は「加温機」。暑い宮崎でも気温が足らず、ライチ栽培には加温機が必要なのだそうです。さすがにこの季節は使われていませんでしたが。
摘みとったあと計量し、お支払いとなります。結構いいお値段で100g480円。そう聞くとそんなもんかと思いますが、1粒約50g……。というわけで、調子にのって摘まないように(笑)皮の色、イボイボを真剣に見て選んだというわけです。1粒はゴルフボールくらいの大きさでした。(写真右)ライチの苗も販売。
マンゴー、ブルーベリーも販売。
うちに帰ってじっくり味わいました。真っ赤な皮をむくと白葡萄みたいな爽やかな香り、真っ白美肌プルンとした弾力ある食感。上品な甘さと酸味のバランス。楊貴妃ならずとも、妖怪でも感激の味。目がまんまるに。
これに合わせるのはお茶ではなく、泡モノでしょう!と、開栓して楽しみましたとさ。
果物は、といいますか、野菜もそうですが、皆が作らないものを作らなくちゃね。そして感激の味にしなくちゃね。売り方も考えなくちゃね……と、暴落している、とある果物のことを考えてしまいました。
ライチ摘みは8月まで。
Topics: ご当地もの | 2010/7/30 8:35:23
July 29, 2010
落合酒造場のヨモギ焼酎
宮崎を代表する景色! 道の駅フェニックスから望む。広大な太平洋に身も心も洗われて……。
珍しく、久々の二日酔い (アル添のたたりか)。お昼ごはんとても入らずで、道の駅フェニックスの冷やし串パイナップルをひとくち食べる。
そして
亮子お姉さまと神亀酒造の小川原さんのおともをさせてもらって落合酒造場さんへ。単式蒸留器による常圧蒸留で、昔ながらのカメ仕込み。神亀の酒粕も使用。
落合一平さんにお話をうかがいました。
伝承カメ仕込み!
原材料がユニーク。紫芋を使った「赤紅」焼酎、そしてピーマンやかぼちゃなど意外な野菜で焼酎を仕込んでいます。
一番気になったのはヨモギを使った焼酎「てんほうらい」
乾燥状態のヨモギがなんと10%も入っているという。
香りをきかせてもらうと、ぽわ〜ん!めいっぱいヨモギ!!しかも10年貯蔵という。飲むと身体がきれいになる、温まる…と、健康指向の人たちにファン多し。内蔵を温めるボディマッサージのローションとしてもよさそうでした。
伝統的なつくりを守っている落合酒造場さん。どこもかしこも清潔!
右)ご先祖さまから受け継いだカメ! 左)仕込み具合をのぞく亀専務。
カメを使わない時は、カメの内側に木灰の汁を塗ってカバー。アルカリの作用でカビがこず、衛生を保つといいます。賢い!ご先祖さまの知恵。(右)製品チェック。
ややゆがんだカメさん。いつ頃、どこで作られたものかわからないそうです。
芋洗いマシーン。どこも本当にピカピカ。
落合酒造場さんの焼酎ずらり。こんなに種類があるのです!
代表銘柄は「赤江」「竃猫」「蒼い永劫」「加江田」「姫豊玉」「鏡洲」「山吹の里 濁」「和一緒」「雲雀」「赤江灘」「風の梟」「ぴめんと」などなど。
日本人の知恵「木灰」、そして焼酎原料の可能性を知りました。
●落合酒造場 → 紹介記事その1
Topics: shop, ご当地もの, 日本酒 | 2010/7/29 9:12:07
July 28, 2010
宮崎「大吟醸を楽しむ会」番外編
会終了後、蔵元さんたちの打ち上げ懇親会、潜入レポート。(上)竹村龍馬全身像。
移動のエスカレーターもこのポーズ!
おつかれさまでした〜の蔵元&スタッフ皆様。
宮崎大吟醸に乾杯!
ここでも竹村龍馬はやんちゃぶり発揮(ホントにこの方、オモシロすぎ。司会をさせたら玄人はだしだし)
竹村龍馬による、秋田県天寿酒造・大井建史さんのバックアップヘア!されるがままの大井さん(笑)
「あら〜」の図のるみこさんと、白扇酒造の加藤孝明さん。
ずらーり並んだ各蔵大吟醸。いろいろたっぷり。「はわゆ〜」も待機。
大〜きな背中の御前酒・辻さん。長野県桝一酒造場の市村さん。
なすがまま、されるがままの桝田さん。泣く子とるみこさん(年上)には勝てません〜。
すると、それを見ていた竹村龍馬が近づいて…。されるがままの桝田さん。
オモシロすぎる楽しいひとたち。
ちゃんとした竹村龍馬と大学の先輩である村田会長、市村さん。
翌朝
新聞に「大吟醸を楽しむ会」の模様が掲載。あ、亮子お姉さま…。
ミヤカンの朝食会場にて。日本最古の蔵、郷の誉醸造元、須藤本家の須藤悦康さんに会う。いつどこで会ってもスーツでキリリ、髪の毛バックアップのきちんとスタイル。ここ宮崎でもそれは朝から。
朝お会いすることは皆無ながら、やっぱり一糸乱れぬヘアスタイル!シャンプーあとのナチュラル頭を誰も見た人はいないという。シャンプー中もこの感じかもしれない(な、わけない)。爽やか笑顔で去って行くの図。
さすが五十五代目!
郷乃誉のお酒はきれいな酒質が特徴。お米にこだわり、収穫後5か月以内の新米のみ使用。醸造するのは純米吟醸、純米大吟醸だけ。醸造用アルコールを添加したお酒は一切なし!!
大学生の頃、リュックに酒瓶つめて酒販店営業をしていたという須藤さん。涼しいスマートな笑顔から想像できない過去あり。「重たい瓶の持ち過ぎで」と笑うその指は超極太!お公家顔した肉体派なのでありました。
Topics: event, ご当地もの, 日本酒 | 2010/7/28 9:03:16
July 27, 2010
宮崎「大吟醸を楽しむ会」5
宮崎「大吟醸を楽しむ会」つづき。山口県は獺祭旭酒造の櫻井社長ご夫妻です。昔は「山口の山奥の小さな酒蔵」がキャッチフレーズでしたが、小さく…なくなっちゃいました(笑)。目指すところがシンプル。飲み手にわかりやすいラインナップがその答えだったと思います。
櫻井さんはお会いするとなるほど!と膝を打つ言葉多し。飲む器の提案しかり、丸の内musmusでのことなどアレコレ。
奈良県・百楽門の葛城酒造、久保伊作社長です。大吟醸を楽しむ会のHPによると「酒造りのモットーはコツコツまじめに地道に本物の酒を醸すこと。人生の信条は、人はパンのみに生きるあらず…」詳しくはコチラ
山田錦を使った濁酒(だくしゅ)もあり。表記は「その他の醸造酒」となります。
岐阜の白扇酒造さんのブース。社長の加藤孝明さんはおらず…。ルビがないと読めない大吟醸。
日本最南端の酒蔵、雲海酒造さんの綾錦「登喜一」。焼酎がダントツ有名ですが、ビール、ワインもあって、じつは日本酒もある!?そうです。
宮崎県でただひとつの日本酒という。(右)吉田牧場のチーズを発見。
富山県は満寿泉・桝田酒造店の桝田隆一郎社長!きれいな酒質の爽やかフレーバー。日本酒初めてさんにもOKの銘柄です。桝田さんは話がオモシロイ! 加えてワインもめちゃ詳しい☆。背も高い!(関係ないってか)
富山といったら魚の宝庫。持参されたご当地肴は立派な鯛のグリル!……の祭りのあと(笑)しかしこのあと、もったいない〜。炊き込みご飯にしたらいいような。家が近くだったらいただいて帰りましたのに。
満寿泉大吟生酒「初々しい華やかさ」ですと。
最後に近づきました。ようやく岡山・御前酒の辻均一郎さんとこへたどり着きました。純米大吟醸「鳳凰」。娘の辻麻衣子さんが杜氏となって醸しています。2009年は智子夫人が参加。
洋服にお着替えの「日本の酒と食の文化を守る会」村田会長、三遊亭鳳楽師匠の一番若いお弟子さん、私の出身地・境港の蔵元千代むすび酒造の岡空晴夫さん(2009年は京子夫人が参加)。今宵は男前ならぬ男山だった藤倉さん〜。ふたりとも目が寝てしまった。
出入口いちばん端に刈穂と出羽鶴醸造元、秋田清酒株式会社社長の伊藤辰郎さん。『秋田の酒を楽しむ会』でもお世話になりました。
刈穂大吟醸。限定販売品!
いつもおしゃれな西山酒造場の西山裕三会長からお水をいただく。
花柄ネクタイはリバティプリントを使ったイタリア製。
最後の最後にまだブースを片付けていなかった司牡丹さんへ。竹村昭彦社長とは誕生日が同じ。年は1つ違い。暑い夏生まれ!でやんす。
今年の竹村さんは、どこへでもこの坂本龍馬スタイル! お酒は「黒金屋」。
「今頃、くるとは…」とお叱りをうけながら…やっぱり、今頃やってきた三遊亭鳳楽師匠と。
刀を借りて、あ〜れ〜の図。
竹村さん、早くピントを合わせてください…。
というわけで、楽しさ一杯の「大吟醸を楽しむ会」でした。結局、蔵元は半分も制覇できず。アルコール入りの日本酒を久しぶりに味わった夜でもありました。
Topics: event, ご当地もの, 日本酒 | 2010/7/27 10:17:17
July 25, 2010
宮崎「大吟醸を楽しむ会」4
蔵元さんのブースを紹介。まず静岡県・土井酒造場の土井清幌さんをたずね、名杜氏・故波瀬正吉さんの遺作の大吟醸をいただきました。
The 開運!というべき綺麗系。日本酒なのに極上のメロンを思わせるような繊細な甘みとフルーティな味わい。磨き抜かれた大吟醸の感あり。波瀬杜氏に思いをはせる。
ご当地つまみはたたみいわし、桜えび、わさび漬、黒はんぺんという静岡名物ずらり。
お隣は月の桂を醸造する増田徳兵衛商店の増田TOKUBEEさん。1675年創業。こちらの大吟は「How are you」把和游=はわゆうという純米大吟醸滴酒 斗瓶囲い。名前がなんとも特徴的。兵庫の山田錦35%精米。
京都といったらちりめん山椒! 青山椒のバランスが見事な一品。最近はお酒の会にはこれを持参と決めているそうです。
能登の漆器作家、坂水幸雄先生です。
宮崎でもMy漆器を持参。金箔名前入り!誰のものかすぐわかる。
増田さんといったらスパークリング。今宵はこちらが登場!その名「龍馬に恋して」という純米にごり酒。龍馬ブームの前からある商品だそうです。
これは漆器では飲みにくかろう…と思ったらパコパコ容器(使い捨ての)が用意されていました。だすな。
「真澄」で有名な宮坂醸造、宮坂直孝さん。7号酵母発祥蔵です。こちらは「純米大吟醸七号」7号+山廃+美山錦。長野県にこだわります。
そして右のラベルは「夢殿」
*この翌日、蔵に車がつっこむという災難あり。宮坂さん大変でした。奥さま、宮坂公美さんのブログ。
新潟県から鶴齢さん登場。今年初参加。左が青木社長のママです。
澤乃井さんは父と娘で参加。いいですね〜。
と、この時点で終わりを告げるアナウンスが……。
37蔵を制覇するのは至難の技なのでした。
つづく
Topics: event, ご当地もの, 日本酒 | 2010/7/25 8:41:54
July 24, 2010
宮崎「大吟醸を楽しむ会」3
この会の面白いのは酒肴の数々。中でも地元、「宮崎の海幸、山幸」コーナーは見逃せません。スタートしてしまうとあっと言う間に形がなくなる(笑)ので、食事が始まる直前に大急ぎで撮影。時間切れで一部しか撮れなかったのが残念。
参加者の皆さん、自分が食べる分だけ、まずは取るようにしましょうよう。グループ取り禁止。
さて、お料理!初めての出会い『大名だけ』
形は大きいですが食べる部分は田楽みそがのっている部分のみという。
切り込みが入って三分割になっています。味噌がのった真ん中を食べるとぽくぽくと香ばしいおいしさ! 両端のブロックは確かに硬かった。
筍名産の宮崎県
かわいいyellowに黒ごまがアクセントになった『筍すし』
あめ色に煮含められた『干し筍の煮物』
海の幸〜〜〜も。
そして、山の幸〜〜〜。
番外編 ↑こちらは京都の漬物寿司。全国の地域食もいっぱい。
『三色田楽 豆腐、こんにゃく、茄子』upでどうぞ。
『うなぎの白醤油焼き』宮崎は鰻の養殖が盛ん。愛知、鹿児島につぐ生産量。
『めひかりのから揚げ』
『かえりちりめんのかき揚げ』
宮崎食材に一番近い入口横の神亀酒造ブースで純米大吟醸のお燗をいただく。
小川原専務↑空気を入れた宮崎県知事のように見えます。意外な相似形!
昭和58年醸造の大古酒もお燗。
そしてお隣は
つづく
Topics: event, ご当地もの, 日本酒 | 2010/7/24 8:03:27