November 25, 2014
朝カル11月「同じ造り手の山田錦を酒蔵違いで楽しむ」
20141122 朝日カルチャー新宿教室「楽しむ純米酒」講座は、「同じ造り手の山田錦を酒蔵違いで楽しむ!」特集。以前から開催したかった企画です。↑写真は、米生産者の名前が入った神亀酒造の純米吟醸「ひこ孫 小鳥のさえずり」
選んだ造り手は、鳥取県・田中農場 田中正保さんが手がけた「山田錦」
写真↑↓HPより拝借(右端が田中正保さん)
栽培のこだわりはHPをご覧ください
田中正保さんが手がけた「山田錦」を100%使った純米酒を5蔵+1蔵(梅酒で)
徳島県のJA阿波町「阿波山田錦」を100%使った純米酒を3蔵=
合計9蔵の純米酒+田中さんの米を使った純米酒で漬けた梅酒を楽しみました。
まず1本目は阿波山田錦のお酒を
神奈川県の昇龍蓬莱さん
阿波山田錦70%、キモト純米
そして、山田錦とはナンぞやです。いつできたの? どこで栽培されているの? どれくらい使われているの?etc.
栽培の難しさ、長所短所などを紹介。
お酒は徳島県産の「阿波山田錦」からスタート。まずは常温で、そして温度を変えて楽しみました。
そして同じ神奈川県から
川西屋酒造店の「隆(りゅう)」緑ラベル
同じ7号酵母です。
そして岩手県の川村酒造店さんの阿波山田錦!
「よえもん 超辛口」です!
こちらも協会7号酵母!そして70%です。とても良い飲み比べになりました。
おつまみ一皿目は、広島県の西条柿トロトロをスプーン添えてです。この柿の美味しさは、竹鶴の石川杜氏に教わりました。柿は二日酔いにもいいといます。お酒の合間にいい甘みと口当たりをプラス。そして静岡・用宗漁協のかえりを乾煎りしたもの。みぶ菜と生姜の塩もみ、福井県の赤蕪塩麹漬けと甘酢漬けです!
昇龍蓬莱、隆、よえもんの3種類を、まずは、常温で、そしてそれぞれに合わせた温度でお燗酒で提供。
とくにキモト造りの昇龍蓬莱の変わりようったら!!! 「おいしいっ♡」と女子から声が出ました。
それから、鳥取県田中農場の田中さんが育てた山田錦へとうつります。
↓京都は伏見の東山酒造「坤滴(こんてき)」です! じつは、私も初めていただきました。
あの!大手さんの元蔵です。田中農場の山田錦100%
そして田中さんの山田錦を50%まで磨いた神亀酒造のひこ孫
「小鳥のさえずり」です。
製造年月日は2007年!!
この「小鳥のさえずり」は6年ものでした。品格があります。
2皿目は茶色ワールド!手前は「いとう漁協」のイカのとんびです。
そして大阪の秋鹿さんも田中さんのお米を使われています。
奥裕明さんの丁寧、達筆な筆文字!
生もと造り、山田錦60%精米、無濾過原酒です。2010年上槽。
鳥取県の諏訪泉さんの、その名もズバリ「田中農場」です!
山田錦選別米70%
そして、香住鶴さん
生もとの純米吟醸
イナバノシロウサギ!
3皿目のおつまみは、発酵珍味系です。お酒もアツアツ系お燗酒が
一番最後は、田中農場の山田錦を使った純米酒で漬けた梅津酒造さんの梅酒です!
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来月、12月27日は「年末年始・おもてなし純米酒」講座。1年間を振り返り、人気が高かった酒蔵の酒をズラリ並べて楽しみます。純米酒でフルコース企画!もちろん、おつまみもたっぷり
あの!凄い1本を開けちゃおうと思っております☆
Topics: 日本酒 | 2014/11/25 12:31:35
November 20, 2014
1127秋田産純米酒と和食を愉しむ会
いよいよ来週になりました!「秋田産純米酒と和食を愉しむ会」
本拠地の秋田、ホテルメトロポリタン秋田で開催です。
二部構成で、前半が秋田の純米酒を識るセミナー、後半が、お酒に合わせた料理長特製料理を楽しむ純米酒たっぷりnightです★
昨晩も東京駅・黒塀横丁2階の
Akita Pure rice Sake Bar~秋田純米酒処~東京駅店で
たっぷり予習しました(笑)
先日のSAKE COMPETITIONの純米大吟醸部門で6位を獲得した「春霞」さんの純米大吟醸・白ラベル!
このお酒は酵母もオリジナル。秋田県蔵付分離酵母No.1の「亀山酵母」。発見された場所はコチラ↑梁に供えられた「相撲勧進札(昭和8年)」
他にも、平成26年 秋田県清酒品評会で秋田県知事賞をとった高清水・御所野蔵さんの純米酒も特別登場です!
天の戸さんの黄麹と黒麹の飲み比べ、新政さんの貴醸酒も! 日本酒=純米酒のバラエティが楽しめるお酒が8種類以上。最近開発された「あめこうじ」を使った甘酒も。
●新開発の「あめこうじ」この時ちょっぴり登場→http://www.yohkoyama.com/archives/68571
●紹介記事→http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140629_42004.html
セミナーでは、隠し酒として(って書いちゃいかんでしょう…)宮沢賢治さんが好きだった米を使った酒も登場。当時、秋田にあった(今は岩手に移動)東北農業研究センターの前身で、指導した幻のお米「陸羽132号」で醸した純米酒「やまとしずく陸羽132」!
このお酒の味は、なんとも言えない自然感、ハーブのような不思議な魅力があるのです。秋田の地理や歴史の話もできるので、紹介したかったのです。あきたこまちの祖先でもあります。
ですがすでに完売…。そこで、蔵元の伊藤洋平さんに熱く相談したところ秘蔵酒を出してもらえることに!ご協力に大感謝です。
飲みたい人は、27日に参加するか、来年の3月出荷までお待ちくださいませ
そんな復活米が密かにあったり、冷害と戦ってきた秋田の米の歴史は深い!
個人的には「美郷錦」の大ファンです。今回の春霞さんの純米大吟醸はその美郷錦100%であります!酒蔵さんのお水の飲み比べも。
●「宮沢賢治さんのお米」農林水産省のページ↓
http://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/0501/01.html
Topics: event, ご当地もの, 日本酒 | 2014/11/20 11:54:52
November 18, 2014
上質な酒には「杉」が関わる
今回の「日本酒手帖」本で、特にお伝えしたかったのは、上質な酒造りには「杉」が重要な役割を持つことです。おいしいお酒になる麹は、「麹蓋」または「箱麹」と呼ばれる木の箱で造られます。
その素材は、天然杉、しかも柾目。機械製材ではなく、手斧でカット。
最先端素材が次々に開発される現在でも、麹を造るには「杉」なのです。秋田県大館・沓澤製材所の沓澤専務に話を伺った時は衝撃でした。杉を守るには、上質の酒を飲むのもひとつ。
今も、杉にかなう素材は無い!
丁寧に醸されるまともな米の酒ならば、環境を守り、伝統産業が継承されていくという事実。最近、再び木桶が見直され、特別な思いで仕込む酒は、木桶を使う蔵が増えています。広島・竹鶴さんの「小笹屋竹鶴」、秋田・新政さんの「やまユ」は木桶仕込み。栃木・仙禽さんは酒母まで木桶の酒があります。
日本の米の酒は、農業、林業、窯業、漁業ともつながっています。一杯のお酒の選択が、今の日本において深い意味を持つと感じています。
今回の本の見どころひとつは、写真が素晴らしいこと!酒蔵写真家の巨匠★名智健二さんに、お写真をお借りしました(写真↑は富久長の今田美穂さんがUPしたものを拝借)デザイナーの木村さんが素敵にデザインしてくれました!
特に、この↑もろみの写真は、初めて見た時、「酒蔵の日の丸だっ!」とドキドキ。名智さんの写真で感じることはすべて「生きている」写真だということ。リアルを超えるような表現力は圧巻です。
田んぼの四季は天の戸・浅舞酒造の森谷杜氏にお借りしました。田んぼに蜘蛛の巣(農薬まみれの田んぼには蜘蛛の餌がいないため、蜘蛛が巣をはることはない)が、一面に広がる幻想的な風景をはじめ、素晴らしい写真がいっぱい。誠実で丁寧な米作りをする方でしか撮れない光景ばかり(しかも写真が上手じゃないと話になりません)。力を持った方たちに助けられ、一冊となった本です。皆様に大感謝!!!
「ボジョレーヌーボーもいいけれど、日本酒もね」と↓記事にしていただきました。
http://www.excite.co.jp/News/product/20141116/Ovo_531243.html
楽天さんでは普通に販売中です!
http://books.rakuten.co.jp/rb/12925621/
Topics: 日本酒手帖2014 | 2014/11/18 8:54:49
November 15, 2014
厳選日本酒手帖
とうとう発売になりました!
おかげさまで「厳選日本酒手帖」アマゾンの部門別一位になりました。
ありがとうございます!
この本は、手帖サイズの小さなハンディ本ですが、小さい中に思いをぎっしり詰め込んでいます。
お酒は、米から真剣に考えた酒蔵の純米酒を紹介。米から造る日本酒は、この国にとって深い意味を持つこと。田んぼだけではなく、山の杉も重要な役割をしていること。農業、林業、窯業まで、伝統産業が深く関わる日本酒。少しでも興味を持ってもらえたらと願って編集しています。
とはいえ、誌面がまるで足らずで、ご紹介したいお酒全部とはいきませんでした…。
何かの機会に見ていただければ幸いです。
/何かの機会に見ていただければ幸いです。
●竹鶴酒造さんでの訂正
広島県・竹鶴酒造さんの商品で、通年商品にも関わらず、販売期間が6〜8月と記載されたお酒があります。赤字修正が反映されなかったもので、通年商品の間違いです。申し訳ありません。ただし、今、大人気銘柄のため、お待ちいただく場合があるかもしれません。
竹鶴の石川杜氏のお言葉は、毎回はっとさせられることばかり。常に「酒とは何か」を考えさせられます。今回の本で、寄稿していただきました。 竹鶴酒造のこと、石川杜氏のこと、あらためてご紹介します。
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●英語でひとこと
この本を編集するにあたって、酒蔵さん、酒販店さんにアンケートをお願いしました。それが面白いので、誌面に掲載できなかった情報を少しずつ紹介していきます。
じつは、推薦するお酒について、皆さんに「英語でひとことでいうなら?」を答えていただいのですが、それを読んだネィティブのプロ翻訳者が「???」と。これでは意味が伝わらない…と。校了日前日に、全部外すという事態に。デザイナーの木村さんには、本当にご迷惑をおかけしました。ひとことで表すのは面白い!と思ったのですが…企画倒れの巻。m(__)m
Topics: 日本酒手帖2014 | 2014/11/15 9:46:37
November 11, 2014
森谷家の御馳歩「あんだらしたいい味」
ひとつ前のブログの続き。天の戸・森谷杜氏にお料理についてお聞きしたこと(以下の赤字部分は杜氏に伺った言葉)酒肴のヒントがいっぱいです!
●天の戸さん訪問記→ http://www.yohkoyama.com/archives/44152
丸みのある整った味付のことです。
「まったり」に近いと思います。
糀、みそ、酒かすを使うと、そういった味付けの料理ができるようです。
◎ アスパラ、長芋の〈浅〉粕漬け 森谷亮子作
◎ ナスのかすまぶし漬け 森谷タマ 作
糀とご飯でつけたナスに熟成かすをまぶします。
セロリも美味!
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◎ 5年ものカリフラワーの粕漬け 森谷タマ作
国宝級の迫力!
◎ 5年ものカリフラワーの粕漬け 森谷タマ作
歩いて集めた地の素材を、地の発酵調味料で料理。
だから、地の酒(半径5kmの米と酒!)天の戸に合うわけです。
森谷家の「ご馳歩」でした!
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そしてひとつ前のブログで紹介した芸術的な飾り巻き寿司
◎ とらかわ花巻寿司 森谷亮子作
Topics: cooking, 日本酒, 日本酒手帖2014 | 2014/11/11 18:51:07
November 10, 2014
森谷家の御馳歩・菊の花
柿崎正明さんが育てる食用菊を摘ませてもらいました。がく部分ごと摘むよう指示がありました。
「天ぷらにすると苦味があって、おいしくあがる」と森谷杜氏
杜氏の奥様に美しく揚げてもらいました。
菊の花はバラして売っていることが多いですが、もし花ごと摘む機会があったらがくごと摘むのをおすすめ!
そして、菊の花の隣は、生まれて初めていただきました!!ミズの天ぷらです。
秋、色鮮やかな紫色のコブができる、名前通り”みずみずしい”味のミズ。
こんな状態で生えています↓
森谷家の奥様♡お料理上手です。なんとも手先が器用で、こちら名物飾り巻き!
杜氏が出張する時に、お土産でよく作られるそうです。柄パターンは各種あるとか。
↓杜氏のお母さまが、嫁いでから教わったことを書き留めていたという料理ノート。
季節の行事と食事が書き留められています。
タコの刺身には、ワサビみそ!
神明様のお膳
桶納豆!!!
ノートは何冊もあり、細かくぎっしり記録されていました。
このお母様の料理で味覚が育った森谷杜氏。だから、あのお酒ができるのだと納得しました。その料理はお嫁さまに引き継がれて、続いていくのです。
地の素材、地の料理で、地の酒ができる!
そんな森谷杜氏に「日本酒手帖」で寄稿してもらいました。
タイトルは「丹精と風景を瓶に詰めたい」です。
つづく
Topics: ご当地もの, 日本酒 | 2014/11/10 17:17:40
November 7, 2014
森谷家の御馳歩(ごちほ)
「この風景を瓶につめたい」by 天の戸・森谷杜氏
ひとつ前の感動的な田んぼ写真はすべて森谷杜氏の撮影です。
話は遡って今年9月の13〜14日、松田美智子先生に「秋田のおいしいもの教えて〜」とリクエストを受けてツアーを企画。県南の案内は森谷杜氏にお願いすることに。待ち合わせの駐車場に到着すると、前掛けして待機する杜氏と加藤はなゑ嬢の姿が。
「秋田県南めぐり」と書かれた案内書が配られました。
人から人へ、おいしいリレー!
まずは、天の戸の田んぼと水系、蔵が一望できる山の上へ。その景色を眺めながら純米大吟醸をいただきました!最高★
そして、下へ降りて。森谷杜氏の美山錦の田んぼを見学。キラキラの黄金色☆9月13日
酒米・美山錦「実るほど頭を垂れる稲穂かな」が口をついて出ます。
食用菊を作る柿崎正明さん。冬はタラの芽を栽培。なんでも上手に作る名人!
柿崎さんがふっと姿を消したと思ったら、メロン(勿論!自家製)を切って持ってきてくださいました。優しい〜とろっとして甘い果肉。
ぶどうの名人という、小川豊治ぶどう園・小川忠洋さんの農園へ
小川忠洋さん(真ん中)左は息子さん、右はお父さんという三世代のぶどう農家!
代表ぶどうは「スチューベン」。小川さんは横手市大沢ぶどう生産農家協議会・会長です。
ひとつひとつ紙袋で覆って丁寧に栽培。(右)お母さま。いろんな品種を手がけておられます。
横手市の大沢地区で栽培される「スチューベン」
「横手ViNERY」という商品は、大沢葡萄ジュース・ジャムのブランド名。使っているのは横手市大沢地域で生産される「スチューベン」。しかも、樹上で完熟した糖度23度以上のものだけ!勿論、無糖、無添加。
複雑な味わい。ワイン飲めない人におすすめしたい
小川さんご夫妻、この笑顔!もう、おいしいに決まってる。
いいもの作りの人達は繋がっています。
そんなおいしい環境に位置する森谷家の御馳走は
「走」じゃなくて「歩」という。
歩いて集めた素材で作る、飛び切りの家庭料理をいただきました!
つづく
Topics: ご当地もの | 2014/11/7 18:19:19
November 5, 2014
天の戸・森谷康市杜氏の田圃
収穫前の天の戸・美山錦田圃 photo 森谷康市杜氏
この風景をビンにつめたいと思います。
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酒米・美山錦
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Topics: 日本酒, 日本酒手帖2014 | 2014/11/5 9:56:14
November 1, 2014
うどん県のうどん・さぬきの夢2009
うどん県にすっかりやられた頭で (笑)、スーパーに行ったら、うどん県の乾麺発見。県のキャッチコピーとズバリ連動した商品。わかりやすい〜。
「うどん県のうどん」小麦はもちろん、
県産「さぬきの夢 2009」100%使用。
地うどんは地小麦で そうこなくっちゃ!
うどん商品にも「うどん県 それだけじゃない香川県」コピーが!徹底してます。県の位置もわかりやすい。
緑と黒の2色使い。原材料は小麦粉と塩以上。
うどん脳くんはついていませんね。そこが熊本のくまモンとちょっと違う?
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●この撮影はiPhone5でInstagram使用。コントラストとシャープを最大にすると、文字ハッキリ。メモ撮りには最適。だんだんカメラを使わなくなる!?
Topics: ご当地もの | 2014/11/1 19:10:25
うどん県それだけじゃない!うどんに合う酒?
ひとつ前のブログ続き
「うどん県それだけじゃない!香川県」オリーブ&オリーブハマチの説明を聞いている最中、テーブルにドンっと置かれた酒が「うどんに合う酒」!? ラベルのデザインもなんだか大胆
オリーブハマチに合うんじゃなくて、うどんに合うの?
香川県の米「オオセト」使用
賛同した西野金陵、綾菊酒造、森国酒造の3蔵が ”県産米を使用し、うどんに合う純米酒を考えた”という。
壇上では鏡開き!うどん脳くんも首をかしげながらin。うどん脳くんは頭が大きく、手が短いことを知る。
香川の日本酒といえば!金陵、国重、川鶴、そして悦凱陣
楠神と書いて、くすかみと読む。
西野金陵さんの特別純米酒「楠神」は「酒造りの守木である樹齢900年の大楠から採取した天然酵母」で醸した酒。オオセト100%使用。楠から採取した酵母は初めて。「うま味のある酸味が特徴」と。いろんな酵母があるもんです。
そして!こちらが「うどんに合う酒」
蔵元は、西野金陵(琴平町)、綾菊酒造(綾川町)、森国酒造(小豆島町で唯一の酒蔵)の3社
「うどんに合う酒」があれば、「酒に合ううどん」もあるという
左はノーマルうどん。右が「酒に合ううどん」で、2012年に開発。県産小麦と県産米「おいでまい」に県産茶を練り込んだ麺。のどごしの良い爽やかな風味がウリという。
http://www.kensanpin.org/umaimon/recipe/sakeudon/
皆さんにお酒をすすめる高松シティホテルの社長・富永博道さん。うどんに合う酒のPR隊長です。
3蔵ともそれぞれの味
↑綾菊酒造さんは山廃仕込みで「さぬきよいまい」使用。
うどんにどう合うのか?質問すると、それぞれのお蔵さんで考えが違うという。お蔵さんに聞くと「じつは、難問でした」と。
ワタクシが思いますに、まずは、酒を口に含んで、つゆをつけないうどんを食べる。すると、口中に、小麦の味がグンと開く。次に、つゆをつけたうどんを食べて、酒を飲む。すると、小麦とつゆのうまみが、酒のうまみと重なり合って、豊かに広がる。そんなうどん酒なら飲んでみたいですわ。でもうどんはうどん。蕎麦とはちょいと違います。どこを捉えるかが鍵?
「酒に合ううどん」は県産小麦に、米、茶入りで微妙なカラー
こちらはプレーンのうどん
お酒と、試してみました…。
うどんはお茶の風味が少しして、これはこれで悪くないと思いますが、お茶の方が合うのでは!?と素朴な感想。
思いますに、瀬戸内海に面した香川県なので、魚介類を季節限定で練り込んでも面白いのでは?と。
味の濃い小エビを干しエビにして細かく入れるとか、海苔養殖も盛んなので、海藻を入れたらどうなのでしょうね。季節によって、春はサワラ、夏はマナガツオ、秋はチヌ、冬はハマチ。その他にタコも有名!珍味・亀の手もあり。海の幸と手を組むと、もっと日本酒に合いそうだと思います。現地でしか食べられない、とっておきのうどん開発!期待しています。
香川県が日本一の生産量という金時にんじん。色鮮やかでお正月以外にも使ってみたい人参です。
クルマエビの養殖は香川県高松市で始まったという。そして、サヨリと穴子など、寿司ネタも多い香川県。
うどんの薬味は生姜とネギ
ぜひ、皆さん!
全国から名物うどんが集結する
「全国年明けうどん大会2014inさぬきをよろしくお願いします」と、うどん脳くん。
●「さぬきうまいもん祭りin東京」 shot
料理は他にも「ゲタのから揚げ」「マダイのから揚げ甘酢餡」etc. 希少糖はヨーグルトのシャーベット仕立てで登場。
「小豆島のオリーブ新漬」なども!瀬戸内海の気候を活かした食材がいっぱい。
確かに、「うどん県、それだけじゃない!香川県」でありました
Topics: event, 日本酒 | 2014/11/1 18:31:18