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上質な酒には「杉」が関わる

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今回の「日本酒手帖」本で、特にお伝えしたかったのは、上質な酒造りには「杉」が重要な役割を持つことです。おいしいお酒になる麹は、「麹蓋」または「箱麹」と呼ばれる木の箱で造られます。
その素材は、天然杉、しかも柾目。機械製材ではなく、手斧でカット
最先端素材が次々に開発される現在でも、麹を造るには「杉」なのです。秋田県大館・
沓澤製材所の沓澤専務に話を伺った時は衝撃でした。杉を守るには、上質の酒を飲むのもひとつ。

今も、杉にかなう素材は無い!

丁寧に醸されるまともな米の酒ならば、環境を守り、伝統産業が継承されていくという事実。最近、再び木桶が見直され、特別な思いで仕込む酒は、木桶を使う蔵が増えています。広島・竹鶴さんの「小笹屋竹鶴」、秋田・新政さんの「やまユ」は木桶仕込み。栃木・仙禽さんは酒母まで木桶の酒があります。

日本の米の酒は、農業、林業、窯業、漁業ともつながっています。一杯のお酒の選択が、今の日本において深い意味を持つと感じています。

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今回の本の見どころひとつは、写真が素晴らしいこと!酒蔵写真家の巨匠★名智健二さんに、お写真をお借りしました(写真↑は富久長の今田美穂さんがUPしたものを拝借)デザイナーの木村さんが素敵にデザインしてくれました!

特に、この↑もろみの写真は、初めて見た時、「酒蔵の日の丸だっ!」とドキドキ。名智さんの写真で感じることはすべて「生きている」写真だということ。リアルを超えるような表現力は圧巻です。

田んぼの四季は天の戸・浅舞酒造の森谷杜氏にお借りしました。田んぼに蜘蛛の巣(農薬まみれの田んぼには蜘蛛の餌がいないため、蜘蛛が巣をはることはない)が、一面に広がる幻想的な風景をはじめ、素晴らしい写真がいっぱい。誠実で丁寧な米作りをする方でしか撮れない光景ばかり(しかも写真が上手じゃないと話になりません)。力を持った方たちに助けられ、一冊となった本です。皆様に大感謝!!!

「ボジョレーヌーボーもいいけれど、日本酒もね」と↓記事にしていただきました。
http://www.excite.co.jp/News/product/20141116/Ovo_531243.html

*ただ今、アマゾンでは品切れ中

「厳選日本酒手帖」本


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http://books.rakuten.co.jp/rb/12925621/


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