August 11, 2009
乳酸不使用の速醸もと!? 新政レボリューション
秋田県能代のピカイチ酒屋! と思っているのが天洋酒店 浅野貞博さん。
どこがすごいというと、
その1 日本酒しか置いていない
その2 秋田の酒しか置いてない(試飲できる)
その3 市場や近所で食品を代理購入してくれる(笑)
その4 蔵元案内、観光案内、宿泊手配までしてくれる(爆)
その5 性格がいい(わはは)
他、年中無休。全国へ発送してくれる。
メルマガが日によっては一日2回も届く(めちゃ熱心)
その天洋酒店さんから「新政レボリューション!」とメールが、なになに
ええっ!
純醸もと?
浅野さんの言葉、ご本人の許可得てそのまま引用しますと
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
さて、『新政 レボリューション 第2弾』 『翠竜』が入荷してきました。
『翠竜(すいりゅう)』
佐藤祐輔さんが今年から、『新政』生き残りのために試行錯誤の酒造り。
4つの代表が秘醸酒シリーズとして発売されます。その第1弾が、貴醸酒という手法を用いた『陽乃鳥』でした。これがまた大好評で、早々に完売するんじゃないかとヒヤヒヤしています。
そして第2弾がこの『翠竜』です。
祐輔さんが、「速醸酒母に使う、『醸造用乳酸』で何から作られているの?」と疑問に思い、いろいろ調べたら、安いものは石油原料から合成される。発酵法によるハイランクの乳酸でも、どんな培地を使って、どんな乳酸菌を使っているのか、結局分からなかったそうです。
ちなみに、なんで酒母に乳酸を使うのか?
乳酸を入れて酸度を上げることで、雑菌に汚染されずに酵母が増殖するんです。
その乳酸の出所がよく分からないものであれば、乳酸を入れずに酒母を造れないか?
(山廃という手がありますが、どうも彼は山廃が好きじゃないようです)
彼が注目して考えたのが、酵母自体も大量の酸を出す能力がある。ということは、自ら生成した酸によって雑菌汚染を防がせることができる、ということ。
麹や蒸米を冷凍殺菌し、さらに数回に分けて仕込むことで成功! いらぬものを加えずに造った純粋醸造酒母なので『純醸モト』と銘名。
製法上、乳酸菌がまったく関与していません。そのため、お酒の中の有機酸はすべて酵母が生み出す酸だけ、
すなわち、この蔵の6号酵母の特徴をストレートに出せるそうです。
さすがっ!T大卒だけあってとっても理論的。で、それを実現してしまうあたりが、素晴らしい!
さてさて、肝心の味。
彼いわく、
口への入りはソフトだが、引き締まった酸が鋭く立ち上がり、香りも味もシャープで、素晴らしくキレの良いお酒になりました。まるで日本刀を思わせるようなお酒です。
はっきり書きます。
とっても引き締まった味で、ストレートな味です。確かにキレも素晴らしい! 辛口の白ワインを思わせます。サッパリ系の肴に合いそうです。
ただ、含み香に少し糠っぽさ、というかクリアじゃないものを感じます。これが、山田錦・美山錦という米に由来するものなのか、精米歩合60%に由来するものなのか、それとも純醸モトによるものなのか、私にはわかりません。そして、味にもう少しふくらみ・優しさが欲しい。なんか、肩肘を張っているように思われます。そんなに突っ張らなくても、肩の力を少し抜いて、楽に行こうよ!って思ってしまいました。(祐輔さんに対してじゃなく、お酒に対してですよ)
(彼がこういう酒質を目指していたのかどうか分かりません、次回会った時に聞いてみましょう)この突っ張り感が、この先、人が年をとると丸くなるように、和らいでいくのか? 尖ったナイフの先はそのままなのか?丸くなるのか?まったく予想がつきません。ぜひ折々、飲んでみなくっちゃ!
今まで誰もやってこなかった(であろう)初めての試みで、こんなちゃんとした(失礼か?)お酒にしてきた、それは素晴らしいこと。もっともっとその製法を突き詰めていって欲しい。2年後、3年後、きっと素晴らしいお酒になっていくと思います。そういう意味でも1年目の純醸モト『翠竜』、ぜひ飲んでおいてください!!
四合瓶 1500円 一升瓶 2940円
彼の思い、彼の情熱を聞くたび、感じるたびに、見守ってやりたい!応援してやりたい!と思ってしまいます。ぜひ皆さんも『新政 ザ・レボルーション』見守ろうじゃありませんか?!
そうと聞いたら、で、さっそくお取り寄せしてみました。
純米もと。きれいな酒質です。いやみシェーなところがありません。今まで日本酒が苦手〜っという女子もこれならOKなのでは? という味です。
乳酸については「添加物」なので、それを使うのはYesなのかNoなのかは?な部分でした。
添加物不使用なら、有機JAS認定が速醸もとでも取得できるってこと?
こういう革命はどんどんトライしてほしいものです。
そして気になったお酒がもう1本!
80%!!
再び浅野さんより
『新政 純米 80』
祐輔さんの、若者に日本酒が売れないのは価格のせいだ!という考えは前にもお知らせしました。世の中の低精白のお酒には、低精白を前面に出し、米の旨味をバーンと出したものと、その精白に対して出来るだけ飲みやすい、高精白の酒質にいかに近づけるか、という2種類があります。
彼の考え方からすると、ターゲットは若者、すなわち米の旨味がバーンとでたものではなく、スーッと飲める、渋や苦の少ないお酒を目指すことに。
まんまと上手くいきましたよ!
渋、苦、えぐみを出さないために、酵母(6号)はもちろん、麹菌も選抜し、掛米は秋田酒こまち、麹米には美山錦を持ってきて、雑味を低減。
もちろん、雑味も旨味のひとつ、なんて言っている私のようなオジサンには少々物足りないか!? でも、いくらオジサンでも夏の暑いときに、ゴテッと濃くて、度数が高いお酒はごめんしてください!という意味では、つい手の出るお酒です。
価格もホント?というくらいの、四合瓶 900円、一升瓶 1800円。しかも税込みです!!
本音をいうと・・このお酒がバンバン売れるのは、嬉しさ半分です。だって・・私の目標の「1日に朱金泥能代が5本売れる店!」で考えると、この酒を1日に約30本売らなくちゃならない・・。
ま、私の思惑はどうであれ、若い人がこのお酒を手にして、「日本酒って美味しいね!」って、日本酒ファンになって欲しいものです。
新政 純米80
四合瓶 900円(四合瓶の発売は今回入荷限りにさせていただきます) 一升瓶 1800円
〒016-0824
秋田県能代市住吉町9-22
天洋酒店 浅野貞博 TEL/FAX 0185-52-3722 携帯電話 090-3754-9434
mail asano@shirakami.or.jp
HP 秋田地酒の伝道師浅野 www.shirakami.or.jp/~asano/
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80%ですが、欠点が見つからない味でした。これでこの値段とは。
経費を抑えるために一升瓶と4合瓶の表ラベルは兼用とか。この考え方もいいですね。
優先順位がはっきり、メッセージはしっかりという、なんともすっきりした考え方ができる佐藤祐輔さん。頼もしき若き蔵元です。6号酵母の底力を見た気がしました。
日本酒! まだまだやることいっぱいあります。
*浅野さんへ。メルマガは面白いけど、HPがいけてないです。はい。
皆さん、機会があったら能代のお店へ行ってみてくださいね。小さなお店ですがこだわりがつまっています。全部試飲できるし(笑)
Topics: お取り寄せ, ご当地もの, 日本酒 | 2009/8/11 9:24:05
August 10, 2009
お祝いHappy&薔薇Birthday
8月8日は玉沖さんとふたりで仕事はじめて一周年。
そして、11日は私の誕生日ということでW祝賀を兼ねてコンラッド風花へ。
この日は東京湾大華火大会! 一度、来てみたかった日なのです。
specialなシャンパンを齋藤料理長がセレクト
「おめでとう! これからもよろしくね!」と乾杯、カチン。
プレゼントは玉沖さんが通っているジムのリンパマッサージ券。まるで運動しないやまよの身を案じて!?
甘みといい、ほどよい酸味といい、とろりんと滑らかなシルクのような舌触り。ぶどうを凝縮したような天使みたいな味わい。超おいしくて驚きました。
アントル・シェル・エ・テール
「天と地の間」という意味の名のシャンパンで、フランソワーズ・ベデルさんという女性によるピノムニエ100%とか。単一ぶどうとはぜったい思えない複雑な香りと長い長い余韻。シャンパーニュで一番と言われるビオディナミ農法による生産者だそうです。
なんでも息子さんの病気がホメオパシー療法で治り「ぶどうも同じこと」と、ビオディナミにめざめたという話(あとで調べたら、07からセパージュが変わり、ピノムニエを主にピノノワール、シャルドネ混合のようですが)
1年に1度の贅沢な夜!がstart
日が落ちて、花火がスタート。
ドドンという音とともに次々に打ち上がる花火を見て
「地方も好きだけど、東京も大好き!」と玉ちゃん。
どちらにも魅力があって比べられないということ。
いいところ、それぞれ。
好き、もさまざま。
無数に散らばる光の波を眺めながら、角度を変えて考えてみる今年の夏。ドドン。
右のグラスに入っているのは「生姜の摺り流し」。ほどよいスパイシーさとコクのあるだし汁の組み合わせ。強烈においしい。甘みを引き出す新生姜の火の入れ方に参りました。シンプルなものゆえ、高度な技術の裏付けを感じた一品。動物性のだしは不使用。勉強になりました。ぜったい再現不可だけど。
どうやったらこんなにきれいに骨が抜けるの? たで酢も素晴らしく爽やか。
美しいお造り。蛸と里芋に味がしっかり含ませてあります。
日本酒は「天青」と「貴」を飲み比べました。五十嵐さん、ゴリさん、花火にもあう。
鱧と鮑と松茸、夏野菜のしゃぶしゃぶ鍋。
ズッキーニ、蓮芋、ねぎ、レタス、そうめんかぼちゃ、茄子(焼いてありました)。だしのバランスにまた感動。
食事がひととおり終わったらサプライズ!
ローズ色でグラデーションされたブーケ! こんな素敵な花束、生まれて初めて。
ビックリしました。Aさんサプライズありがとうございました!!
薔薇の花とは接点があまりありませんが
じつは、この前日の7日にも薔薇に癒されていたのです。
”癒される”という言葉じたい、オジさんやまよが使うことは滅多にありませんが、まさにそんな出来事が。
思いもかけずヒョンなことから温泉にちょこっと入れることになり、露天につかっていたら「薔薇が入りました!」と後ろから声をかけられました。
その時はよく聞き取れず(人間、裸で背後から突然声かけられても反応しづらいものです)、
「ばら? 腹? はあ?」と後ろを見たら、小さな浴槽に薔薇の花がぷかぷかと、色とりどりで浮かんいるではありませんか。
「薔薇風呂!」
聞いたことありましたが、自分が入るとは。
「薔薇なんて農薬がいっぱい必要で、農薬とかして入るような風呂なんて」とバカにしていたのですが…。
どっこい。前言撤回。薔薇の栽培方法もいろいろですし。
お湯と一緒に立ちのぼるさまざまな薔薇の香りは最高! アロマオイルは抽出だから香りが違うのは当たり前ですが、生花のフレッシュな香りは生命力あふれて魅力的! 品種による香りの違いもそれぞれに楽しめ、超スペシャルなプレゼントとなりました。ありがとう!
メソメソした気分もすか〜んとふっとぶ薔薇力を実感。
誕生日前後はいろいろな巡り合わせがあるというけれど、まさにそんな感じ。
太陽と星の力でしょうか。
Topics: 季節もの, 日本酒, 花 | 2009/8/10 12:26:03
カラフル夏野菜! おウチでパーティで
近藤けいこさんの夏野菜が到着!
カラフルものが得意なけいこさんらしく、茄子は紫、緑、白とさわやか3色。
とはいえ、切るとすべて白色。
味を知るために、まずは生のまま味見。見た目のせいか、白色はあっさり、緑は青い風味(な気が)。紫は甘み、うま味とも一番しっかり。
まずは、豪快にステーキに!
ナスステ!
皮側から焼いて、裏返したところ。カラフル茄子は皮が命。
ここで塩をパラリ。ビタクラフトのフライパンだったので、こんがり焼いてから、蓋し状態にしてじっくり火を通しました。ステンレスが5層になったこの鍋は油をほとんど使わず調理可能。
生姜醤油のソースで(シブい)
と、かけてから思ったのが
EVオリーブオイルを回しかけ、イタリアンパセリをちぎってのせ、レモン汁ぎゅ〜っと絞って、黒胡椒で、パスタにしても良かったかと。
いやまて、ごま油をまわしかけ、にんにくと生姜をおろし、豆板醤少々+炒りごま…であえて中華風にし、素麺のおともにも良かったかと。
それだけ、ナスステはバリエが豊富!
ナスはシンプルだけに、おいしい塩が肝心。ここぞというときは海の精を使ってます。
じゃがいももカラフル!
切ると、中身はこんな感じ。
まずはシンプルに塩茹でし、それぞれを味わいました。ホクホク感あり。でんぷん感が微妙に違います。色を生かして料理しないともったいない。じゃがいもステーキ? サイコロに切ってサラダ?と楽しい選択ぐるぐる。
葉ものはサラダエンツアイ
生で良しということなので葉部分はちぎって塩揉みきゅうりと一緒にごま油と醤油でさっぱり中華風。
残った部分はさっとシンプル炒め。結論。独特の風味は火を通すより、生のほうが生かせるようでした。
オクラも緑と赤ワイン色の2色! サラダエンツアイの茎部分は豆腐ときのこでも炒めてみました。
夏の食卓はそんなわけで野菜三昧! ヤギか牛?
玉ねぎはオーブントースター焼きが簡単かつおいしくてよく作ります。
(左)焼く前 → (右)焼いた後
この時は、固ゆでしておいたじゃがいもの輪切りの上に生紫玉ねぎスライスをのせ、にんにくのスライスものせ、ローズマリーぱらり、塩ぱらり。あとは無印良品のオーブントースターでじっくり加熱。放っとくだけ。たったこれだけなのに玉ねぎあま〜〜く。じゃがいもに味もうつっておいしいな〜。(単純だな〜脳みそ)
じゃがいも夏野菜サラダ。じゃがいもを塩ゆでしてサイコロにカット。きゅうりと紫玉ねぎはスライスサーでしゃかしゃか。粒マスタード、ワインビネガー、EXオリーブオイル、塩、黒胡椒で調味。パリ、シャキ、しんなりほくほく、酸味がきいて、食べごたえある夏サラダです。白ワインですね。
今回の野菜の中身です。
近藤さん野菜のお取り寄せはPartyでも活躍。先日のマヴィさん持ち寄りパーティでも取り寄せました。
何が入っているのか玉手箱状態。作りたい人が好きな野菜を選んで次々とcooking
まずはそのまま味わってみる。
料理大好き人間がいっぱいでキッチンはワイワイ。ナスのマリネ。
うまみがあって色っぽい赤ワインソルト。ゆで野菜につけるとウマウマ。なにより美しさに心奪われます。
ズッキーニのソテー。きゅうりのあえもの。
野菜とワインは人を楽しくさせるの図。
最後は恒例の田村さんの野菜パスタ。
また泡を飲んでいる。玉ねぎのグリル。アツアツ。
後片付けもきっちり終わったところ。こんなにきれいに終了するのは珍しいことなので集合写真パチリ。
マエキタミヤコさんも遅れて参加。ナチュラルで賢くて素敵な女性です。
Topics: cooking, お取り寄せ, ご当地もの | 2009/8/10 0:10:01
August 9, 2009
お茶の豊好園にピエール・エルメさんが!
日本茶最前線
—日本茶をもっと深く味わうために—
■ピエール・エルメが訪れた“山のお茶”のふるさと
■STEP 1
産地から知る日本茶 静岡の茶畑に、個性あるお茶を求めて
「茶工房 豊好園」
あ、あの斜面にピエールさんが…。
(やまよ→足がすくんだ2008april。慣れたもんだよ2009may)
豊好園の片平さんがたっぷりと特集されています!
(前回、豊好園にお邪魔したときのやまよブログ)
取材の前、ピエール・エルメ氏も料理通信も、どちらも知らない片平さん父子に、どんな人物か。そして料理通信がいかに素晴らしい雑誌かを熱く語って説明しました。
その時の経緯についてはジローさんのblogを
ジローさんのブログで笑っちゃいました。編集長の君島さんも「巨漢なんです」と笑っておられましたが、ホントにピエールさん巨・大です! スリムな片平親子と並んだ集合写真は巨人対小人という感じ(笑)
(なんとピエール・エルメ氏、やまよと同い年…いろんな1961生まれがいるもんです)
さて、点在する片平さんちのお茶畑。
ワイン同様、品種によって適地があるという発想です。
この見開きページには、今まで片平さんからうかがっていた話が凝縮。丁寧に紹介されており、とても勉強になりました。さすがプロの書き手です(ってオマエはなんだってか)
全品種もズラリと図鑑状態で紹介あり。ためになりました! 今度、片平さんちに行くときはこの本持って行こう!
ことわかりにくい日本茶のことが、これを読むとするりとぽん、ちょっとわかると思います。
初めてお会いしたときから思っていましたが、ピエールさんをうならせた(たぶん)片平さんってやっぱりスゴい!
おっ
息子のジローさん。単独アップでちょこっと登場!
独身です。おすすめします(って親戚のおばちゃん状態余計なお世話)
われこそはと思われる方、豊好園のお茶をまず飲んでみてくださいね!
Topics: shop, ご当地もの | 2009/8/9 0:15:32
August 8, 2009
神保町*らくごカフェ
らくごカフェなるカフェがあると
落語でカフェ? 落語のカフェ? 落語とカフェ?
平日の午後。店内。
私のようなオヒトリサマと、にぎやかに落語談義をするグループと
高台もあり。手ぬぐいやCDを販売するコーナー、自由に閲覧できる図書コーナーもあり。
貴重な本も各種
「圓生全集」
圓生師言葉そっくりそのままを文字化
お姿も。
たまらんでしょう。
すると
「落語お好きなんですか?」と声が
わ。
「ええ、ちょっとだけ」と、親指とひと差し指を1mm残してくっつけました。
「これさしあげましょう!」
昔の番組表です。
この世ではお目にかかれないお名前がずらり。わ〜。いったい何年前の?
広告も当時の時代がわかる面白いデータがずらり。
季節ごとに変わる表紙イラストが素敵です。
「うちの師匠が集めてたくさん持っていましてね。この絵が話の参考になるんですよ」
ちょっとお話をお聞きしました。
そして
いただきました!の記念写真。
左 桂伸治師匠
左後 三遊亭金八師匠
右後 桂夏丸さん
金八師匠は落語協会、ほかお二人が落語芸術協会と、ここは枠を越えてみんなが楽しく集うカフェ。
背後にいるのがらくごカフェ主宰の青木伸広さん。らくご好きが高じてこのカフェをスタート。噂どおりのぽにょ体型!(笑)
番組表(毎日なにかしらやってます)。
らくごカフェ 電話 03‐6268‐9818
Topics: cafe, shop | 2009/8/8 10:36:33
日ノ丸バスの車窓から
のどかな日本海
日ノ丸バスの
車窓から。
心にしみいる夏の海。
Topics: ご当地もの | 2009/8/8 9:00:38
August 5, 2009
カネコ小兵さんの新作。ホワイトビスクの極薄カップ[お取り寄せd(>_・ )]
ひと目見て「欲しい!」と思いました。見ているだけで涼しくなりそうな、極薄手の磁器のグラス。
表面は釉薬が塗られておらず「ビスク」と呼ばれるマットな状態。中面は釉薬が塗られてツルツルしています。
指が透けて見えるほど薄いのです。
これで冷たい水を飲んだら、水温がじかに指先へ伝わって、清涼感満点! ビールもこれで飲むときれいな印象に。
美しい器はそれだけでおいしくしてくれます。そして清潔感も大事。持つところがツルっとしてないビスク肌は、気持ちよい手触り感。
インテリアも器も白が一番好きなので、今、一番のお気に入りとなりました。
そして、これもかわいい! 丸みを帯びたこちらの器は、中がアクアマリンのように淡いブルー。水を入れた色のようなのでwater blueと呼びたいほどです。
伊藤さんいわく「これは危険な器なんですよー」という。
薄手で壊れやすいから? と思ったら、顔が半分笑っている。
よく聞くと「焼酎がおいしくなりすぎて!」 危険なんだとか。なんだそれっ。
なんでも氷が横並びに(ドーナツのように)なるのだそう。普通のカップだと氷は縦に積まれるところが、横一列になり、焼酎を注ぐとそれらが輪につながり、器をくるくるまわすと、お酒と氷がくるくるくるくる。
「もぉ、たまらんほどうまくなるんですわー(笑)」
で、飲み過ぎて、翌朝が……ということらしいです(爆)
「あんまり飲まない自分が、量増えましたもんね(笑)」
ああ、そうですか。
うちの氷はキュービックにならず、楕円形なので、ドーナツ状にくるくるつながるは試せませんでしたが、氷を入れると冷たさが指先に伝わり、そして、氷と磁器が当たる音がカリン、コリンと硬質な涼しい音が響きます。これは確かに夏にピッタリ!
とはいえ、こんなに薄いと壊れやすいのでは〜? と意地悪な質問をしたら
「食器洗い機もOK!」 とか。
器の町が売り上げダウンになったのは前回のブログで書いた通りですが、そんな時ほどチャレンジ精神を出さねば!と伊藤さん。
「今はどんないい器でも、すぐ中国に真似されてしまいます。コピーがどれだけ早いか、こちらがびっくりですよ〜。型そのまま写されますからね。だからこそ、ぜったい真似されない技術があるものを作らんといかんのですわ」
これだけの薄い磁器は、土に技あり! ちょっとやそっとじゃ真似は不可能だそう。
技術の進む先は、終わりがありません。
日本酒党としては、この器をきゅ〜〜っと小さくしたものが欲しい!と 今、伊藤さんにリクエスト中です。
どちらのデザインも1400円。
whiteの他、中面のカラーはwater blue(写真)、 shell pink、green tea、milk orange があります。
お取り寄せOK!送料別です。詳しくは直接聞いてくださいね。
TEL:(0572)57-8168 FAX:(0572)57-8169
〒509-5202 土岐市下石町292-1
Topics: shop, お取り寄せ, ご当地もの | 2009/8/5 16:46:51
これから
夏休み…という言葉をすっかり忘れていた毎日自由な自営業です。
今、羽田空港ですが、手荷物カウンターの大行列に目が点!
そうだ、夏休みに入っているのだ〜っ、と。それでは行ってきます!
↑昨日、びっくりしたお酒。睡龍 15BY 生もと純米吟醸 原酒。久保本家の加藤杜氏作。
スーッと入って、口中でスーッと消える、欠点のない美しいお酒。初めての味わい、奥深さでした。
Topics: 日本酒 | 2009/8/5 13:18:05
August 4, 2009
赤峰勝人さんの料理レシピが掲載。温故知新的生活Vol.3出ました! その3
前回からのつづき。
撮影がすんだ料理が次々に並ぶテーブル。そして地元・大分県豊後大野の鷹来屋さんの純米酒も!
浜嶋弘文さん!飲みましたよ〜。蔵内には茶房ささらあり。きき酒セットあり。HPの米作り日記はとてもわかりやすい。
世界最高のニンジンジュースも!
なめらかでやわらかなニンジン
ジューサーでどんどん絞ります。ニンジン嫌いの子どもが一気飲みするという生命力みなぎるジュース!
粕はおやきなどに再利用。茂さん、じゃんじゃんニンジン準備中。
齋藤さんモクモク撮影中。
椎茸が焼かれ、里芋は茹でられ青のりをまとい
菜花は洗われ、お浸しになり
さりげなく席につく…。
まずはニンジンジュースで乾杯!
これだけ料理が並ぶと目が泳いでしまいます〜が、一皿目のセレクト
菜花のお浸し、焼き椎茸、そぎり大根の酢みそまぶし、ニンニク玄米チャーハン、切干し大根酢の物。
豆腐にはニラ醤油。そしてワイルドなたたきごぼうの酢醤油あえ。シビレます!
血がきれいになりそうな春菊のサラダ。えぐみまったくナシ! 天才の作る春菊は違うを実感。
ワイワイと農業、健康、日本を熱く語り合う。
正しい目的をもって生きている人は愉快! 楽しい! 面白い!
充実の循環農法野菜宴会でした。
そして、よく朝
昨夜と同じテーブルには、三年番茶と梅干しが鎮座。
朝食は梅醤番茶です。
これがすっきり! 体をリセットしてくれるのです。なずなは全員一日2食。
撮影再び。
すると昨夜、宴会でご一緒した後藤さんがあらわれて
自家製、焼き芋の差し入れあり。これが、栗きんとんみたいに甘〜〜くて全員、目が点!
おやつをいただき、残りの撮影
最後のカット。終了!!
そして、いよいよ、とうとう、最後の食事。
じゃ〜〜〜〜〜ん
すごい! 春の野草もその場で摘んで、天ぷらにしてくれました。
おいしい料理は直球が一番!
素材良ければこねくりまわす必要なんてなにもなし。野菜が良ければ醤油をかけたり、味噌であえたり、酸味をきかせる。ただそれだけが、ただそれだけの方が確実においしく、なにより超簡単! 砂糖を使わず塩きかせ、皮もなるべくそのままで。体に必要な栄養がつまった旬を味わう! 赤峰さんのお料理がそれを教えてくれました。
ニンジンも大根も皮ごと調理!だからおいしい。
(左)スイバ、(右)ネギ。根っこあたりが最も栄養ある。
ネギの根、野草は天ぷらにすると瞬時においしく。(右)カラスノエンドウ
とても食べきれず無念残念…と思っていたら、靖子さんが玄米ごはんをおむすびにして、料理と一緒に持たせてくれました。じーん。
最後に
赤峰さんの料理に欠かせないのは美味い野菜と調味料。そのご紹介。シンプルです。
なずなの塩。丸島醤油のこいくち。
後藤散農場の黄かぼす。成熟かぼす果汁は素材を生かすフルーティな酸と甘み。
おまけ。赤峰さんの靴下は5本指。
なずなの皆さん、お世話になりました〜。いっぱい!ありがとうございました。
赤峰さんがよくわかる2冊。セット読みをおすすめします。
Topics: book, cooking, ご当地もの, 日本酒 | 2009/8/4 7:43:12
August 3, 2009
赤峰勝人さんの料理レシピが掲載。温故知新的生活Vol.3出ました! その2
前回の続き。
赤峰さんの料理を公開している温故知新的生活 vol.3
「無農薬の野菜なら丸ごとが一番
手間いらずでうまいんよ」
ページ左上の写真は ↓ コレ!
普段の赤峰さんちのお昼ごはんです。全部野菜料理! ここはパラダイス!! 最高のごちそう。
撮影は、さかのぼること2月26日。
ビューンとひとっ飛び大分へ
なずなの店へ行くと椎茸さんがヒナタボッコ中
干し椎茸はこうして出来るの図。見ているだけでなごみます。
赤峰農場の売店「なずな」では
とれたての野菜を販売中。どれも良心的価格。
赤峰さんは農業に取り組んで半世紀。野菜はすべて無農薬無化学肥料栽培。草も菌も虫もすべて意味があり、すべては循環している! という農法です。
生命力あふれるこのニンジン一袋200円。「日本の「食」は安すぎる」とやまけんさんが書いていますが、まさにそう感じます。
ひとことで「無農薬栽培」といってもピンからキリまで。
「虫がくうから安心という無農薬栽培は違う」と赤峰さん。
「草も、菌も、虫もすべて意味がある!」という赤峰さんのニンジン畑は草だらけ。なのに、収量、みばえ、味も抜群!と3拍子揃い。それでこその無農薬無化学肥料栽培と赤峰さん。
赤峰さんのこだわりがつまったなずなの塩も販売。「塩切れおこしちょる人が多いんよ」と嘆きます。
書籍もいろいろ。アトピーの人が食べてもOKの調味料や食品も販売。
そそられるオリジナル商品も!
近くに「なずな」があったら…。臼杵の宝ですね。
さて、毎回、赤峰さんのところへ行くときは朝8:05羽田発の飛行機で9:45大分着の便を利用します。レンタカーで空港から1時間半。
すると、ちょうど着いたらお昼。ずうずうしく&ありがたくお昼ご飯をちょうだいします。もーっ。これが楽しみ!
なずなの母的存在、後藤靖子さん。ヨガの先生もしています。
玄米のおむすび! ごぼうのから揚げ、白菜漬け、青菜のおひたしと旬の野菜いっぱい!そして麦みそを使った具だくさんのおみそ汁。
野菜の出荷管理となずな新聞担当の山崎圭子さん。
なずなの店長、赤峰さんの息子の茂さん。温厚な人柄かつイケメンです。
以上、チームなずなでした。
赤峰さんの料理の特徴は
野菜まるごと!
一物全体が基本。里芋はむかず、堅い皮だけこそげます。このほうがすこぶる味に深みが出ます。むいて捨てるなんてムダだし、第一、モッタイナイ。
料理の特徴その2 砂糖は一切使わず、塩をきかす!
煮つけのページ。簡単うまいがモットー。
出番待ちの野菜。名物のニンジンも待機中です。みずみずしさ満点!生命力強し!葉もうまし!
おひたしのページ。調味料も紹介しています。酢の代わりに柑橘の汁を使うのも特徴。
たまらないうまさにファン多し!のにんにくチャーハン。上の写真は、玄米ごはん投入前のにんにくinフライパンの図。冷たいうちから菜種油を注いで、じっくり油に香りをうつし、にんにくの甘みを引き出します。なんとも香ばしく、おいしい! にんにくはチマチマ切ってはだめ。詳しくは本をLOOK
顔写真撮影中。カメラマンの齋藤浩さん奮闘中。
かぼちゃもモチロン皮ごと、そして種も生かします。
ころもに卵を使わない赤峰流の天ぷら。
ときどき味見
赤 「どうや」
齋 「うまいです」
「そうじゃろ〜って。わはは」
本気で料理する台所。そして、調理道具。
次々と撮影は終了し
なずなの塩づくりを担当している古賀さん(人格者です)が登場
無農薬栽培農業に力を注いだ元臼杵市長の後藤さんも合流。
「待てんよ。飲むよ」
宴会用料理を支度中の山崎さん。
玄米にむきたての胡桃を入れて炊くと美味いという。チーム赤峰でブームなんだとか。
↑ クルミ割り中の赤峰さん。
いざ、宴会へ突入!
つづく
Topics: book, cooking, ご当地もの | 2009/8/3 12:29:47