日本酒
« Previous Entries Next Entries »外で一杯な気分のとき
July 9, 2010料理を作るの大好きで基本、家飲み派(家の方がお酒が間違いなく充実している。しかも安い…って当たり前)ですが、外で一日仕事があったとき、まっすぐ帰りたくない〜っという時も。そんな時は”一杯だけ飲んで帰りたい”のです。だって家にはおいしい野菜と玄米と極上の純米酒が顔を揃えて待っている〜ので(笑)。
というわけで「一杯飲み」にいい店はないかと探検の旅もよくします。
店選びは「どんなお酒があるか」が最も重要。品揃えでその店が見えてくること多々あり。店の外に出すインフォメーションは大事だと思いますよ、飲食店の皆さん。
写真の店は、店の前でお品書きを見ていたら、さっと現れた若いスタッフの感じよさ、つかみのよさで入店を決め。この日は2度目の訪問です。前回は日本酒、開運「涼々」があり。
カウンターで一杯。店のスタッフ女子が書いたという、楽しい手書き文字の刺身品書き。「赤字刺身」とか文字に勢いあり!メニューも鮮度のうち。毎日、手書きが楽しいですよ、飲食店の皆さん。一部だけでも。
純米酒も日替わりで2種類くらい。この日は「宗玄」あり。お燗もしてくれるという。電気ポットで味をみながら、燗をつけてくれました。スタッフ全員感じいい。
こちらがポットづけのお燗酒。
このお店は、お通しがサラダ! 自家製ドレッシングのボトルがドン。品書きの書き文字は写真でちょっと見える女子による手書き。とっても明るい子。
このお店のお通しは野菜!
お通しって難しい。強制的!?なものなので、苦手な素材、まずそうな素材がくるとがっかり。2度とこないっと思う。某Sのつく居酒屋チェーンで、貧乏そうな、ちくわのへたった煮ものが出たとき、あまりのまずさに飽きれました。これで350円もとるの〜?と。
ですが、いい感じのお通しが出れば「おっ!この店やりますね」と評価逆転。どう飲んでほしいのか店の姿勢が現れるのがお通し。
この店のようなサラダならまあOK。ボリュームもいいし、自家製ドレッシングもおつまみ系パンチある味。
剣菱のコメントに笑! 黒帯もあり、おすすめ日本酒は別にあり。下北ボンバーなるものもあるという。ふ〜ん。
480円のつぶ貝。すだちが嬉しい。塩もいい。
お品書きはこんな感じ↑誰かどこかでひっかかるものがありそな構成。
天井のライトはいろんなキッチン用品でカバー。
カツオの酒盗で作ったというバーニャカウダ。
アンチョビじゃなくて酒盗!というのがいいじゃありませんか。日本人だぜよ。
山芋がよくあいました、とさ。
一杯飲んで帰るにはぴったりな店ですが、ここの店の名前がいっこうに覚えられず。奥の路地の店と呼んでました。ブログを書くにあたって「下北ボンバー」で検索してわかった次第。場所も人通りとまるで無縁の通りにあります。
べゑ’s BAR 虎龍 下北沢店
農林水産省affで連載開始!第1回は太田酒造場のなら漬け
July 8, 2010
農林水産省の広報誌aff。これが内容充実で、農業、林業、水産業の最新情報がいっぱい。意外に知らない農林水産。自分の思い違い、勘違いも多々ありです。やさしく解説してくれます。7月号は国産材の特集。
以下、編集協力のマガジンハウス・メルマガより
7月号の特集は「国産材のすすめ」です。
豊かな森林を持つ日本。でも、建物などに用いる木材の自給率は、じつは28%しかありません。5月26日「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が公布されました。これは学校や公営住宅、病院など、公共性の高い建築物の木造化を進めていきましょう、というもの。国、地方公共団体などがその利用促進に努め、10年後には木材自給率が50%以上になることを目指して、国産材の利用拡大に取り組んでいます。今回のaff7月号第1特集は、国産材利用の取り組みを紹介します。第2特集は「すいかvsメロン」。夏の果物の対決です!
http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/index.html
こちらはバックナンバー。まぐろ特集や、麦の特集なども。興味深い特集が多いのです。
そのaffで連載することになりました。地元素材を使い、地元力全開!で、まじめに取り組む、ちょっと一杯飲みたくなる!? ような(笑)土地に根づいた食を紹介します。
『お宝! 日本の「郷土」食』
第1回目は
鳥取県若桜町の太田酒造場!
写真が超小さいですが…太田酒造場の皆さんです。野菜、米、酒粕とすべて顔がわかる町内産。
お酒の醸造年度をBYと表現しますが、こちらの漬け場で見たのは『DY』そして『KY』の文字! 大根イヤー、きゅうりイヤーのことだそうです(笑)
記事をちょっぴり紹介。
今回、じっくり取材させてもらって、そのすごさにまた感動!
塩で3回、酒粕に7回以上も漬け直すという長期熟成なら漬け。
最高9回!も漬け直したというのですから恐れいります。
その野菜も酒粕もぜ〜〜〜んぶ町内産。
塩が入った酒粕は最後は牛くんの餌に。ぜひご一読を!
…って、どこでaffは購入できるのか、じつは私も知りませんでしたとさ。マガジンハウスから買えるそうです。
aff購入方法はコチラ
と……、買わなくちゃ読めないと思っていたら
農林水産省のHPで記事まるごとの紹介あり ←こちらをチェック!(誌面だと写真が極小サイズで悲しかったのですが、HPではすっきり画面でしっかりきれいにご覧になれます)
全国日本酒フェア
July 3, 20106月16日池袋のサンシャインで「全国新酒鑑評会」と「全国日本酒フェア」あり。チケットをいただいたので、ちょこっとのぞいてみました。スポイトでとって自分の猪口に入れて試飲します。
パネル展示コーナー
日本酒がよくわかるためのあれやこれやが展示。
そしてこちらには!
焼酎と清酒の麹菌。比べてみると清酒用は本当に黄色い。
酒造好適米ずらり。精米歩合いろいろでシャーレーに。
協会酵母のアンプル。この中に無数の酵母がウヨウヨ。
そして、場所を移動し「全国日本酒フェア」へ。全国から酒造組合単位で出展しているようです。こちらのチケットは1000円と安い。会社を休んできたという知人にも会う。皆な熱心。
我が故郷、鳥取県のブースを発見。「酒は純米 燗なら尚良し」
お燗酒で勝負だ鳥取県。法被にも上原先生の名言入り。四合瓶をそのまま瓶燗している、そんな県他にありませんっ。(右)日置桜の山根さん、諏訪酒造の東田さん。
岡山県蔵元の皆さんです! 左から、丸本酒造の丸本さん、利守酒造酒一筋の利守さん、御前酒の辻さん、十八盛の石合さん。岡山が誇る雄町米のお酒で勢揃い。
それぞれの県でテーマがあり。
や〜ま〜ぐ〜ち〜県! 永山本家酒造・ヒゲのゴリさん発見。こちらは酒米「西都の雫」!
いただこうとすると、その背後からcoolに「わたしもそのお酒を」と言う人あり。振り返ると七田謙介さん。笑わせないください。
福岡県のブースに行くと爽やかな雰囲気が。全員そろいの白ポロ!「法被はやめました」と杜の蔵の森永さん。
知らない味の杜の蔵をいただく。青春系。アフターはいつもの杜の蔵でした。
これ、おいしい! 塩のり。
ずらずらずら〜〜り。冷蔵庫に並んだ四合瓶!
新潟県!鶴齢の青木さんです。(右)酔っぱらったおじさんの相手をする青木さん。あっちの世界に行ってしまったおじさんは言いたい放題。「オレの話を聞け〜♪」状態ですから蔵元さんは大変だ〜。
おもしろい新潟のお酒をいろいろ教えてもらいました。なにせ新潟県はものすごい数があるので達人に聞くのが一番です。青木さんからは新潟県の酒蔵の役割、使命、その先の酒について、話をうかがう。なるほど!な一面を知るの巻。
そして、久しぶりに会った酒友のダイヤモンド・柳さん。いよいよ通風からの脱却という。会社のサイトで「献魂逸滴 極上の日本酒を求めて」を執筆。磯自慢のことを「お磯さま」と20年近く前から言ってます。「日本酒フェア2010」の記事。
静岡県酒造組合のドンと富士錦の清さん。
開運の土井弥市さん。
かわいこぶりっこなポーズ!?な神奈川県・丹沢山、隆醸造元、露木さんです。
…と、ここで蛍の光♪が流れておしまいタイム。1時間じゃとても足りませんでした。県単位の出展はテーマしばりもあり、見方を変えて味わうことができます。なるほど会社を休んでくる価値ありそうです。来年は朝から行こう!
第3回女性蔵人の会その4
July 1, 2010月の井酒造店の坂本敬子さんです。オーガニックの日本酒「和の月(なのつき)」を醸造する蔵。米は農家・山崎正志さんが栽培する有機JAS認定取得の酒造好適米・美山錦を使用。
和の月は精米歩合80%と60%があります。
和の月のオーガニック酒粕で漬けた「民田茄子のからし漬け」月山パイロット ファーム製。
月の井酒造店のオーガニック酒には「梅酒」もあり。糖分をまったく!使っておらず、すっきりしたキレのいい梅酒です。甘いのが苦手な人におすすめ。モヤモヤした時に飲むと、文句なくすっきりしますよ!
そして
これはジャム!? のような見た目ですがっ
ジャムではありません〜〜〜〜。醤油の実です! シブいつまみ系その2。
「芽生(めい)」ちゃん(なぜかちゃんづけ)。(右)いろいろ説明ありです。ということなんだそうです。
発芽玄米を使ったきもとづくりのお酒です。原材料表示の清酒にはわざわざ「醸造用アルコール無添加」とあり。こだわりを感じます。カテゴリーはリキュールになります。(右)亀齢(きれい)醸造元 岡崎酒造の杜氏・岡崎美都里さん。
同蔵の並びに天然酵母パンの名店、ルヴァン信州上田店があり。
そして
石川県から白藤酒造店さん!若マダム暁子さん登場。お酒はなぜか八反錦があり。
ご主人の九代目・喜一は杜氏を兼任。おふたりは農大の同級生。つくりがわかりあえる関係はいいですね。
「サークルも研究室も同じでした。大学時代はお互い人畜無害?!の間柄で…。同級生といえば『芽生』の岡崎さんも同級生です」
そういえば渡邊酒造の渡邊英憲さんも同級生で同じサークル&研究室。お花も連名でいただきました。その節はありがとうございました〜。
漆で書いたという 名前入り。さすが輪島です!
「法被の素材は麻(能登上布)です。 反物で購入し、近所の方に仕立てていただき、これまた近所の蒔絵師さんにうるしで書いていただきました」
奥能登の白菊といえば、もちろんお燗でしょう!と思ったらちゃんと用意もあり。
気がつくと集まっていた3人。燗あるところに…。
お酒のラインナップ。
持参されたおつまみは「赤西貝の酒蒸し煮」いい酒あってのおいしい酒蒸し!
「やさしい旨味と海の香りを楽しんでください」とメッセージあり。
「朝、輪島朝市にて購入しました! 海藻はわかめです。貝の酒蒸し煮を購入すると、乾燥を防ぐためか貝の上に載せて包んでくれます。 輪島のわかめはとってもやわらかいですよ」
いろんなお酒がありました〜。蔵もいろいろ、お酒もいろいろ、酒肴もいろいろ!
七賢さんはわさびの醤油づけ。ぴりり!といいつまみ。わさびの醤油づけセットもあり。
こちらは「白雪姫」ですと。かわいいラベル。お米はれんげ米。
「れんげ草を田んぼに植え、田んぼにすき込む事で、田んぼの肥やしとし、農薬や化学肥料を極力使わないようにして作った特別栽培米、れんげ米を使用しております」HPより。
渡辺酒造醸の杜氏、渡辺愛佐子さんです。酒肴はあゆの一夜干し、よござんすね〜。どぶろくの名は「あさちゃんのどぶろく」です杜氏の名前そのまま!
女性蔵人はこんなにたくさん! 全部まわれませんでした〜(残念無念)
みなさん、肌がきれいですね。さすが日本酒の底力!
「善十郎」醸造する栃木県・若駒酒造さん母と息子(息子は6代目蔵元、柏瀬幸裕さん。名刺には「かっし〜」と)
中国地方の3蔵!
日本海には日本海の、太平洋には太平洋の面白さがあり。ご当地にはお宝がいっぱい。それをどう見つけ選び出すかですね。お酒は取り寄せで買えますが、ご当地・酒肴をこう見せつけられると、蔵に行ってみたくなります。ご当地力は、かたくきつく!結びつくと強力!!ということですね。
第3回女性蔵人の会その3
June 30, 2010このおつまみは!! ツブツブがいい感じ!
美川酒造場さんが持参された福井の郷土料理「からし麩」です。
からし麩という料理は滋賀県でも作りますね。麩をからしであえたという、至ってシンプルなお麩料理。さっぱりしてちょっぴり辛い精進料理のひとつです。こういう酒肴はいいですね!好感もちました〜。
お話をおうかがいすると、なんとからしが福井産! 国産のからしはほとんど「ない」のでビックリです。地元、麩市さんの商品だそうです。地からしについて。「越前がにでも有名な越前海岸や三国の漁師さんの間 ではお刺身にはワサビではなく、この「地がらし」を薬味に使うそうです」HPより
濃醇・旨口 福井の地酒 舞美人醸造元 美川酒造場の女将、美川久美子さん。
「からし麩は、自家製です。大女将が作りました。からしは麩市のもので、麩もこだわりのものを選んでいます。長年の経験とコツが必要な料理で、地元でも作れる人が減っているのが現状です(ちなみに私は作れませんが……)。舞美人では桜の木でできた木槽(きぶね)で普通酒から大吟醸まで搾っています」
昔ながらの製法を守る酒づくり。それはお料理にも通じています。
三重県浦村産の牡蠣の薫製オリーブオイル漬け!
そして豆みそ! シブい!!
加えて、きゃらぶきの佃煮と焼き海苔も!
きゃらぶきの佃煮は自家製。器は、酒蔵らしく麹蓋!
常滑の蔵元、白老(はくろう)醸造元・澤田酒造の澤田郁子さん。土管や瓶など大きなモノ(しかも超実用的な)器やお風呂!などが得意な常滑。私は常滑が大好きだけに、常滑の窯元と澤田さんが選んだシブくて素敵なつまみのことをいろいろお話ししました。
こういう酒肴をもってくる蔵元さんって素敵です。発酵は発酵を呼びますからね!
豆味噌は国産大豆を使った2年もの。塩は海の精を使用という本物の豆味噌です。独特のコクとかすかな苦みが気持ちいいうまさ! 日本酒によくあいます!
頼もしい澤田郁子さん。
さて
女性蔵人の会は今回で3回目。途中で抽選会もあり、で壇上に立つ蔵の皆さん。
手慣れた感じのるみこさん! 景品はお酒など(まったく当たりませんでした〜)。
リーガロイヤルのお料理の超一部。蔵元のブースに行くので忙しく、せっかくのお料理コーナーには行かずじまい。漬物とおろし蕎麦だけ最後にいただく…。
つづく
第3回女性蔵人の会その2
June 29, 2010三重県から多気郡大台町の元坂酒造さん。女将の桐子さんです(ご実家です )。
蔵で伊勢錦を栽培しています。
おつまみは尾鷲産・鰹の薫製。鼈甲色のテリあり「かつおくん」。お燗向きの一品!
そして同じ三重県から
伊賀上野の大田酒造さんです。銘柄は「半蔵」。皆さんディスプレーを独自に工夫していますね。
地元、宮崎屋「養肝漬」+ more
養肝漬とは「伊賀盆地特産の白瓜の芯を抜き、その中にしそ、生姜、大根、胡瓜等を細かく刻んだ物を詰め、たまり醤油にて昔味で2年、新味で1年間、自然熟成させた漬物」(HPより)
色、濃いぃです。日持ちの良さは天下一品!
「藩主藤堂高虎が陣中に食料として常備し、武士の志気を養う、つまり肝っ玉を養う漬物という事で、養肝漬と命名されました。また忍者の携帯食ともいわれています」
忍者、養肝漬を持つの図を想像…。
実の姉妹!さんだそうです。左が妹さん。右が姉の取締役・大田智洋(ちひろ)さん→この日のblog そうか忍者だったのか。
こちらは養肝漬ならぬ梅酒の梅ジャムだった!
そして伊賀上野から忍者蔵その2
伊賀上野・森喜酒造の蔵元るみこさんとロバートさん。(右)蔵人の理恵ちゃん(髪くるくる)と本日はツイン。
今宵のラインナップ。きもとづくり、7号酵母、6号酵母、自ら栽培した山田錦を使ったお酒、阿波山田錦を使った純米大吟醸などなど。
おつまみは地元モクモク手作りファームさんのハムでした(写真なし。共食いはしない!?)。
●るみ子さんと純米酒の会をした時の事blog
かつおくんに養肝漬にハム…三重県、産物多し☆人間もオモシロイ!
つづく
第3回女性蔵人の会その1
June 28, 20106月20日(日曜日)「第3回 女性蔵人の美酒を味わう夕べ ~日本酒の香り豊かに~」と題して全国から26の蔵人が女性だけで集まる日本酒の会がリーガロイヤル東京で開催されました。今年で3回目。
乾杯はプレジデント社 dancyu別冊の里見美香さん(新刊は『何度でもつくりたい 絶品おつまみ365レシピ』「定価は980円で、1レシピに換算すると2.68円(!)という」お得な一冊)。写真右側は去年、乾杯のご発声をした尾瀬あきら先生。(右)ひとりずつ用意された松花堂スタイルの酒肴。
乾杯でいただいたのは三重県伊賀上野の森喜酒造、森喜るみこさんのお酒です。純米大吟醸! 阿波山田錦100%。6号酵母、40%精白。酸度1.7。まろやかな味わい! 口あけにふさわしい味。
26も蔵元が集まると、どこから巡っていったものかと迷います。 今回は西から訪ねる事に!
一番西は広島県!
貴醸酒で有名な華鳩さんです。チャーミングな榎真理子さん☆
(左)この会の特徴は各蔵元がお酒にあうご当地つまみを持参していること。これを見るのが楽しい!華鳩さんが持参したのは『たいら』。なんでもいりこを熱した鉄板でプレスしたふわふわした食感のおつまみいりこ。平だから『たいら』?(右)『華鳩 貴醸酒の生にごり酒 中汲み』とろ〜りクリーミィな舌ざわり。甘み、酸味にフレッシュ感あり。はっきりした味は「これが日本酒?」という人多し。カクテルといいましょうか。デザート酒みたいですね。
貴醸酒の生原酒。できたては茶色ではなくほぼ透明。多酸系ならではの、くっきりとした輪郭あり。シェリーの極甘口を思わせる味。もちろん濃厚な貴醸酒もあり(写真右の右端)「バニラアイスにかけてほしくて」とアイスも用意する榎さんでした。
●貴醸酒とは
島根県から〜
ジュウジアサヒの寺田えりこさん。自家製の『なめみそ』持参! お燗でおいしい熟成酒が得意だけにね。こういうつまみは嬉しい。
プチ変化球という純米大吟醸”淡雪仕立て”。力強〜いお酒もモチロンあり。
三年熟成酒とか。お燗酒に向くものずらり。
レシピを教えてもらいました。
糀が二種類。升が単位かいっ。マネでけへんから、できたの売ってください(笑)
そして岡山県から!
御前酒の杜氏、辻麻衣子さん。(右)蔵内レストラン西蔵の名物、地鶏の酒粕漬けを。
ナインのほかにも、美作などスタンダードも持参。
友田晶子さんの取材を受けているところ。
麻衣子さん、父・均一郎さんに似てきました!?
イケメンツインズ。右)御前酒の辻総一郎さん。左)ヤエガキ酒造の長谷川雄介さん。ふたりして日本酒企画たくらみ中という。
兵庫県姫路から灘菊酒造の杜氏、川石光佐(かわいしみさ)さん。この日はお着物!
こちらのお蔵は「お酒と食文化のハーモニー」が身上。お酒もつくりますが、豆腐もつくっているのです。味が濃いしっかりしたおつまみ豆腐!→前蔵
お酒と豆腐だなんて、楽しい組み合わせの蔵元です! レストランも併設。遊びにいける蔵ですね。
つづく
大宇陀の山椒と生酛のどぶ
June 25, 2010奈良県大宇陀にある蔵元・久保本家酒造のきもとづくりのお酒「きもとのどぶ」。
●もとすり体験記
アツアツのお燗酒にしてもヘコタレナイ強いつくり。瓶ごとお燗に。
アルコール15度台ということもありますが、このお酒はするすると飲みやすい。どれほど飲んでも悪酔いしません。お燗で飲むせいか、はたまた、ビタミンB群、食物繊維たっぷりだからか。きもとづくりによるものなのか。
たぶん全部!なのだと思いますが、不思議なお酒です。この酒には海藻や日本のハーブ&スパイスをきかせたものがよくあいます。
最近気に入っている小松菜と油揚げの煮びたし。最後に海苔を焼いてちぎって加えてあえます。磯の味プラス、海藻のアミノ酸うまみでおつまみに最高。
山椒。ブーケの形みたいです。広がり方がカワイイ!
大宇陀の久保本家さん近辺で取れた山椒。
見事なまでの美しいグリーン。
葛の産地でもある大宇陀周辺は山深い地。山椒の木もたくさんあるようです。
特有のスパイシーな香りにしばしうっとり。季節を感じる瞬間です。今年もこの季節を迎えられて幸せだと思う。
「山椒は小粒でもピリリと辛い」といいますが、まさにその通りで、試しに1粒口に入れたら辛〜〜いのなんの。しばらく口中シビレてました。とはいえ、わかっていても試さずにはいられない(笑) そしてつぶやく「サンショウハコツブデモピリリトカライ」
まずは定番のちりめん山椒にチャレンジ!
じゃこを日本酒と水、醤油少々でふっくら炊いて、かるくアク抜きした山椒を入れてコトコト。自分で作るとおいしいな〜。香りが違う!(取れ立ての山椒のおかげです)。料理の腕はなくても調味料だけはいいですから。
ちりめん山椒はお弁当にも大活躍! ご飯手前は赤峰勝人さんの大根葉を、味噌あじウエットふりかけにしたものです。マダケと人参の組み合わせもお気に入り。甘さにコクが出ます。カロチン力!←(「かろちんか」ではなく「かろちんりょく」)
山椒と一緒に、人参とスナップえんどうが入っていたので仲良く一緒に炊きました。スナップエンドウは爽やかで甘くふくよかな味。人参から濃い甘みが出るので、油揚との3種組み合わせはいい感じです。使ったのはお酒と醤油と塩少々。油揚げ、人参は最初に炒めて水分を飛ばします。
そんなわけで週末は山椒プラスのおかげでヘルシーご飯。具だくさん味噌汁と納豆、玄米小豆ご飯と野菜づくしのランチタイムになりました。パンと珈琲も好きだけど、こういうご飯は身体の底から「おいし〜っ」と思います。おいしさを感じるところが違うといいましょうか。土地でとれたもの同士はやっぱり相性がいいですね。山と海の出会いのちりめん山椒もいいですが(って結局なんでもおいしい!?)
ANIMALIS PACIFICUS
June 20, 2010ラテン語で「平和な動物達」と名付けられた畑口勇人くんのワイヤーアート展が18日から開催(Last 22日)
像さんも、発酵をつかさどる麹菌さんもワイヤーで登場。↑ 日本酒の麹菌。美しい!
うさぎさんも。そしてモチロン、カエルさん!
思わず「ぷぷっ」となっちゃう楽しい生き物たち。勇人くんのとらえ方の面白さ!
デザイナーのママ、ジャンさん。そしてカメラマンのパパ、Kazunori Hataguchiさん。アーティスト一家です。勇人くんの足はいつものタビ(笑)
店内あちらこちらにちりばめられています。
羊のめえさんに、顔に十字架を背負った!?犬くんも
いろんな形で展開している勇人くんのアニマルワールド!
ドリンクコーナーに菌仲間!? 藤田千恵子さん、寺田本家の藤波良貫杜氏。
藤波杜氏のお酒です。甘さ+酸味+香ばしさありのワイルドティスト!味が複雑濃厚ジューシィ系。ですが、飲むと身体がどこかスカッとする感覚あり。まさに藤波杜氏そのもの!?
party foodはGAIAのケータリング。テンペ美味!清水仁司さんcookingナイスです。
(左)勇人くんのミラノ幼友達トモちゃん。TOMOKISSIMAのデザイナーです。(右)農大の同級生・田嶋くん。
田嶋くんおもしろすぎます↑お酒はモチロン福千歳。
●PLAIN PEOPLE
プレインピープル青山
港区南青山5-3-5 Phone 03-6419-0978
10:30-20:00
*200902PLAIN PEOPLEオープニングblog
千葉県三里塚・石井さんの田んぼと畑2
June 18, 2010前回の続き。三里塚の石井恒司さん所有、GAIA用にした田んぼです。今回の目的は草取り!といっても、ヒエがボウボウ生えている〜っ状態ではありません。
生えかかっている草を泥に埋めること。しっかり生えた水草があれば泥の奥底へ押し込んで、光合成を妨げるという作戦。見本をみせてくれる石井さん。除草はこの1回だけで、うまくいけばあとはしなくてOKだとか。ふむふむ。
列を作り、ずぼずぼ進んで行きました。お正月お節のお重に入っているエビよろしく背中をぐいんと丸め、田んぼにはいつくばる。
泥は気持ちいい!
草ならしが済んだ田んぼの状態。チョコレートフォンデュのようななめらか〜な泥(どっこいチョコに足入れたことないっつーの)
足も手もひたすら泥まみれになったので撮影はナシ。作業に没頭! 気がついたら、ノンストップで水も飲まず3時間。ようやく終わりが見えたときは「みえたね!終わり!みえたね!」と励ましあって終結。なんとも達成感のある作業でした。
田んぼの高低差、水が切れた部分の草の状態。オタマジャクシからカエルになる前の子、雨蛙以外のカエルにもたくさん会う事ができました!
田んぼから上がった足もと。どろんこパック状態!
UPで、もひとつ(笑)。足の裏、特に太もも裏側筋肉が鍛えられました。翌日から2日間えらい筋肉痛でした(笑)清水さんも同様だったという。
田んぼのお土産。
ベリーちゃん。清水さんJr.仁くんが採取してくれました。「亀カップ」に入っているのがとってもキュート!
石井さんはピーナッツが自慢。その自慢のピーで添加物一切なしのペーストを企画中という。少しいただきましたが、コクといい甘さといい、酸化しらずのうまみといい、すんごい美味☆☆☆ びっくりの味! 本物はうまい!
(左)清水さんがこさえてくれたキャベツのペンネ。おいしかった!(右)仁くん野菜好き。一番好きなのは大根という。それも味噌汁の大根だとか。シブい。
海の家みたいな石井さんの作業場で、幸せな午後を迎えました。
周囲を散歩してみると
消費者さんがお弁当を食べる憩いの場。気持ちいい風が吹きます。空き瓶置き場には 神亀のお酒の空き瓶がごろごろごろ。
そして石井さんの畑へgo!
つづく