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Archive for May, 2010

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松崎晴雄先生と典子さん宅へ.2

May 21, 2010

というわけで前日からの続き。松崎晴雄先生&典子さん宅におよばれ! とっておきのイタリアビールのあとは、いよいよ日本酒です。松崎先生ワールドはじまりはじまり。

喜久酔(きくよい) 純米大吟醸「松下米40」
「静岡吟醸の真髄に触れる、繊細で芸術的な大吟醸」詳しくはこちら

おつまみも一気に和ティストへ。わらび、そして箸休め的に長芋の柚子風味、醤油味の2種。

そして見た事のない日本酒の箱3つ。一番右の箱は備前焼でも入っているかと思ったら中身は日本酒なんだとか。凝ってます。いったいどんなお酒が〜? という話しをしていたら、ようやく藤田千恵子さん登場。えっ迷って30分かかった? 誰に電話してもでなかった!? あらら。
「それでは全員揃いましたので」と松崎先生。冷蔵庫から登場したのは泡☆

泡、泡、泡はおフランスの泡。

泡はなんというか、楽しい!お酒。動きますからね。長い間。見てて飽きません。

高揚感があります。CHAMPAGNE  TAITTINGER
「おいしくって 歯がタタンジェ」なんちゃって ~(^Д^~)
(じつはこのネタはワタクシのオリジナルではありません。君島佐和子さん編集長の『料理通信』シャンパン特集記事で読んだ某ソムリエのコメントです。記事読んで噴き出しました。いえ、吹き出し。それからというもの、このシャンパンを見るたびに言いたくってしょうがない。しかし、そういう機会はめったにない。この場で出会えて嬉しかったな〜。「うわ〜。シャンパン、歯がタタンジェ」(はっきり言ってオヤヂです)
こと、覚えにくい横文字の酒銘柄も、これなら一発。ここで覚えた皆さん、この名でオーダーしませんように(笑)

裏面には開け方の注意がきちんとあり。日本酒の活性にごりも必要ですね。垂直立ちの泡。

というわけでタタンジェでした〜。歯が。
そして日本酒へもどります。

塩イカのさっぱりあえ。茗荷、きゅうりと。こういうものをいただくと、やっぱり日本酒!あれもいいこれもいい(笑)

お料理はタケノコとアスパラガスのグリルです! お酒は諏訪酒造の三斗蔵元会員限定のお酒「蔵自慢」。コクありキレよしの力あるいいお酒です。

フレーバーソルトも手づくり。「山椒の葉っぱ(木の芽)をから炒りして水気をとばし、粗塩のMaldonと一緒に合わせてガリゴリ摺ったものです」と典子さん。香りいい! 季節の旬をいただいている感じ。塩にも季節!

そして藤田千恵子さんのおもたせ「新政」ブラックラベル!

ということでございますですね。
そして松崎先生の次なるお酒は栃木県!

惣誉の純米大吟醸。きもと仕込み。裏ラベルには推奨温度も書かれています。蔵元の思いが伝わってきますね。

きもと仕込みのお酒が登場すると、それに合わせてアツアツの!

お手製がんもどぎ!表面カリッ、中はふんわか。海藻と黒ゴマの風味も生きておいし〜い。手づくりって最高。典子さん最高。
「そうきたら、お燗ですよね」と千恵子さん。「神亀の小鳥のさえずり」鳥取県の田中農場の山田錦使用、7号酵母で醸したおだやかなコクの品のいいお酒です。

器も変わって、まったり!タイムへ。
そして(…ってまだお酒あける!?)

気になっていた箱入りのお酒を披露する松崎先生。とっくりみたいな陶器製。

といういわくつきの長期熟成酒なのです。あるんですね、こういうお酒が。さすが松崎先生コレクション。
という話をワイワイしていたら

(左)胡麻よごし。(右)皮からお手製という海鮮餃子! 皮がぷるんつるんとして美味。また、新たな食欲がgogo。一気にパクパク、わいわい食べてしまう恐ろしいメンバー。
すると、それにものともしない典子さんがキッチンに一瞬いったかと思うとすぐ戻って

温野菜が〜。温かな根菜がお腹にホッコリ嬉しい。そして〆に作ってくれたのが餃子の皮のパスタ!
餃子の皮の生地が残っていたので、のしてパスタにしてくれたのです。キッチンをのぞいてみたら、のし棒でのしのし薄くのばし、包丁でタタタタタとカット。沸騰湯にどんどん入れて…と、気持ちいいほどの手さばき。
お酒を飲みながら、会話に参加しながら、どうしてこんなにテキパキできるのか。典子さんスゴい!
「お酒は私より典子さんの方が強いです」と松崎先生。確かに、典子さんが酔っぱらった姿みたことありません。

ほんと〜にいい奥さん見つけました。待ってたかいが!ありましたねえ……と、一同おおいにうなずくの巻。
「松崎先生ちの子になりたい」とみんなで意見一致。えっ、子どもはお酒飲まないってか。

松崎晴雄先生と典子さん宅へ.1

May 20, 2010

4月24日土曜日。1年以上前から企画のあった松崎晴雄先生ご夫妻の新居訪問。ようやく実現とあいなりました。松崎先生の著書はこちら。
リビングに一歩入ると!たくさんのグラスが待機。こんなに飲むんですか!? (じつはこのグラステーブルはアイロン台という)

ここはスペインのバル!ですか?状態。典子さん手づくりのフレッシュなアンチョビ。そして粒揃いのオリーブの実。スペインのワインと食事情にお詳しい(住んでいたこともあるという)典子さんだけにさすが!という感じ。

パンにはベジ系が並んで嬉しい! プチトマトは半分にカットして低温のオーブンでじっくり焼いたという自家製半ドライトマト。味がみっちり凝縮。そして、ミントが爽やかなクスクス。すでに星3つです☆☆☆

笑顔が素敵な典子さんです。ワイン、日本酒と食関係の記事を書かれています(著書に 『呑みませ、日本酒』生活情報センター刊あり)。今は食に特化されていますが、じつは音楽道まっしぐら人生。武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科卒という才女。お仕事もはじめは音楽関係だったそうです。
そして松崎先生。まず始めの一杯は、見た事のないボトルが登場。

なんと先日、お二人がイタリアで求めたというビールだそうです。
また、グラスがいかにも松崎先生っぽい(笑)2007年の年号入り。あ!wedding yearじゃないですか。そうですお二人は2007年にご結婚されたのです。

コクがあってフルーティ。キレもよくておいしいイタリアビールでした。ハンドキャリーの貴重品、ごちそうさまでした。

まずは一杯! 真ん中は『住む。』発行人・泰文館の伊藤宏子さん。

じゃん! 前菜から取り分けたところ。いただきます☆ パンonトマト、その上は?「茄子と胡桃のペーストのせです。オリーブオイルをちょっこし(「ゲゲゲの女房」風)混ぜて、上に乗せている粒はケッパーです」と典子さん。マネしよう〜っ。
甘酸辛苦がバランス良くふくまれて、さすがお酒をよく飲む(お酒のプロ)というお二人の食卓。「松崎先生いつもこんなおいしいもの食べてるんですかっ」と。「ええ、そうですね(笑)」。典子さんと結婚して本当によかった!!(…としみじみ。あら親戚のおばちゃんふう)

塩加減がまたちょうどよくてピタリと決まっています。何を使っているのか見せてもらいました。典子さんの愛用は主に2種。料理中にはフランス西海岸、ブルターニュ地方にあるゲランド塩田で作られたゲランドの塩。お料理好きには有名な塩ですね。ゲランドは1つのメーカー、1つの商品と思っている人が多いのですが、さまざまな商品が出ています。
そしてパスタの茹で塩や料理の下ごしらえにはMaldon sea saltを愛用とか。いただいてみると結晶が大粒で、サクッとホロッと柔らかく砕けます。イギリスの塩でおいしいものがあるんですね。料理上手のキッチンは楽しい!とパチリとメモ。
そして珠玉のお酒が次々と開栓されるのでした〜。
つづく

オーガニックフェスタ2010

May 19, 2010

4月24日土曜日。オーガニックフェスタへ「オーガニックはライフスタイル 〜健康も環境も守り、持続可能な社会の実現を目指して行動しよう!」がテーマ。今年は赤坂サカスが会場となりグッと行きやすくなりました。(右)マヴィのオーガニックワインがずらり。どれも一杯からOK~(^Д^~) 気になるワインや泡ものを試すには嬉しい…でも昼酒はきくからねえ。後回し。

お隣のブースはキアラピュアさん。有機認定を受けたオーストラリア小麦粉を販売。パンケーキミックス粉もあって実演販売。

容器に水分を入れてシェイクし、そのまま容器の口から生地を流して焼くという。ボールも泡立て器も使わず、道具いらず。お子さんのパーティにいいかも。1皿300円。試してみると、ふんわりふかふかΨ(`∀´)Ψの生地でした。

ガイア御茶ノ水も出店。代表の清水仁司さんがお店に。最新号のクロワッサン『カラダに効く、野菜と魚の食べ方』に清水さんの『まかない日記帖』の取材記事が掲載されています。清水さんの人柄、仕事ぶりがわかりますよ!

オルチョサンニータのオリーブオイルやオーガニックでフェアトレードのチョコ、黄金柑、ガイアセレクトの本を販売。
という感じで、オーガニックフェスタはお店のジャンル多種多様。こちらは

かわいいハーブやさんも。アボガド形の石鹸キュート!
そしてお得な商品も!こちらは顔のパッケージでひとめでわかる

ジロロモーニブランド。2500円以上買うと、1500円相当の有機バルサミコ酢がもらえるというщ(゚Д゚щ)

パスタも通常より安いし。重たいけれど買うしかないっ。2500円分購入(^Д^)ゞ
オーガニックフェスタ、食事は玄米があるという。

食べられるとのことでしたが、大人気であっというまに売り切れて、試せませんでした〜(´д`)

いろんな ↑試みがあるなあ〜。ファースト・ベジ
そして。野々山豊純さんのお兄さんがやっている会社フェデリコ・マテも出店!

マテ茶は機能性に優れているお茶という。カルシウムは緑茶や紅茶の2倍以上。整腸作用もあるようで「飲むサラダ」と野々山兄。野菜不足気味の人こそどうぞ!とのこと。詳しくはHPを参考。

野々山ブラザーズ。似てます。左が兄、右が弟。弟、本日は手伝い要員で駆り出されるの巻。

3種類のマテ茶飲み比べできるセット。200円也。

そ〜し〜て〜。オーガニックの日本酒が。鈴木三河屋さんのブースです。最後はここです。最初にここにくると、どこもまわれなくなるのでラストブース。

「竹林」を醸す丸本酒造の鈴木文子さんです。お酒の他に有機酒粕も販売。原料米の山田錦は蔵で栽培し、ワインでいうドメーヌ蔵。オーガニックの認定は有機JAS、NOP、ECRegulationの3つを取得しています。日本唯一。→実験田訪問。
「竹林かろやか 純米吟醸酒 有機無農薬」味の特徴は「口中で「ほわり」と解ける緩やかな旨みには飲み手に緊張を強いるような切迫した荒さが皆無です。これは癒しの極地…」と。続きはコチラを。

偶然、知合いのフリー編集者カトちゃん♡もオーガニックフェスタに来ていて、鈴木三河屋さんで竹林を購入したという。

↑カトちゃんブログの写真。ブログはこちら!(このブログ、フランス在住の角野恵子さんとの往復書簡形式。恵子さんは(photo&write)フランスで獺祭とワインを比較する試飲会に参加したという。ふー、ほー)

鈴木三河屋ブース前でパチリ。(左)仁井田本家さんご夫妻です。蔵元メッセージ「金寳(きんぽう)酒造仁井田本家は「日本の田んぼを守る酒屋」を使命とし、すべての酒を“自然米(農薬、化学肥料を一切使わず栽培する酒米)”で仕込む、ロハスな酒造りを目指しています」続き

十八代目蔵元の仁井田穏彦(にいだやすひこ)さんと奥様2ショット。手に持つのは「自然米(農薬・化学肥料を一切使わずに栽培した酒米)だけで仕込んだ、濃醇旨口の純米料理酒」。自然に生まれたアミノ酸がたっぷり!料理をぐっと味わい深くしてくれる1本です。

味わいマップも製作。初めて日本酒に出会う人にあの手、この手の鈴木三河屋さんです。蔵もいろいろ、さっぱり、こってり、ガツン系とお酒もいろいろ。考え方もさまざま。味わってはじめてわかる発酵の面白さです。

NPO法人オーガニック協会代表の田村安さん。7回目になるオーガニックフェスタ。赤坂で大盛況のうちに幕をクローズ。そういう時代になりましたね。

cafe8×太田酒造場・辨天娘

May 18, 2010

4月23日。cafe8 presents「2010年 辨天娘の会〜お米を呑む!〜」 が開催されました。ずらり並んだお酒はすべて純米酒。ラベルは似ていてもその実、米違いの異なるお酒なのです。これらを冷やでお燗で温度帯を変えて味わおうという主旨。今年で2回目です。→2009年の会
●蔵元訪問記

辨天娘を醸す太田酒造場の兄妹。今年は陽子さんの兄上がデビュー! お米は山田錦、玉栄、五百万石、強力、鳥姫があります。すべて地元産。顔のわかる生産者のみ。また、蔵元も杜氏も酒米を栽培しています。

テーブルには辨天娘まるわかりガイドが。
辨天娘のお酒は香り華やか〜、吟ギンすっきりタイプ…ではありません。その180度真逆にある懐の深〜い純米酒。お燗にしてグッとくるぜカモンベイビーというタイプです。味噌や醤油や発酵食品とよくあいます。

(左)テーブルには今呑んでるお酒がどんなタイプかひとめでわかる解説書も。これはとっても嬉しい!(右)海のタプナードとトーフチーズのブルスケッタ。

お兄さま、お酒説明中。爽やか好青年風でちょっとアイドルはいってます!? 顔はパパそっくりぃ〜。
←パパ・太田義人さん(蔵HPより拝借)

↑ いやいやどうして、娘も似ている!(山中酒の店より拝借)

(左)焼き下仁田ネギと春の根菜粕汁。温かい汁はホッとさせてくれます。(右)揚げたて!蓮根や磯辺揚げなど。こういう料理は純米酒、とくにお燗によくあいますね。

(左)車麩とシシリアンルージュトマトのオーブン焼き。植物性のベシャメルソースで。リッチなクリーミィティスト!見た目も楽しい!ボリューム感もある一品。植物性原料onlyとは普通食の人は思わないようでした。右はスタッフのツーさん。いつもやさしいほがらか笑顔♡

藤田千恵子さんの器に注ぐ陽子さん。お燗酒でわきあいあい〜。

日本酒美人のあっきさんと陽子さん。『槽汲』を手にポーズをつけてもらいました。ザ・迫力ぅ。

純米酒にこだわる辨天娘。山田錦も強力もそれぞれに個性があっておいしい。さて、その中に名称『青ラベル』というお酒があります(=20BY 15番娘 精米歩合70%)。このお酒は等外米を使用。原料は米と米麹だけの純な米の酒なのですが、等外米を使用しているため『純米酒』とは名乗れません。カテゴリーは『普通酒』になります。とはいえ、醸造アルコールをはじめ添加物は一切ナシのまっとうな純な米の酒。
米は地元産の玉栄、五百万石、山田錦のミックス。等外米は粒の大きさや色で等級(1等、2等、3等)からはじかれたものですが、検査を受けられない(受けない!?)ハンパな量の米も等外米になります。無審査の米。青ラベルはこれらも使用。
味は辨天娘の主軸を持ち、米ミックスならではの面白さもあり。かつ値段も安い。1升瓶で2300円、4合瓶は1150円。これぞ晩酌酒というか、本当の意味での”普通”酒なのかもしれません。蔵HP

ただ名前が『青ラベル』だけじゃどんなお酒かわからない〜っ。裏に説明を書かれてはどうでしょうかね。
酵母は601号酵母を使用。他のお酒も6または7号。9号は今、不使用。だんだん酵母の数が減ってきている太田酒造場なのでありました。原点回帰?

(左)太田酒造場さんmadeのタケノコ、わらび、ぜんまいの”おから塩漬け”。甘すぎず美味!(太田酒造場は鳥取県若桜町にある林業が盛んな町の蔵元です。95%が森林という) (右)名物の大根ときゅうりの粕漬け。絶品!

タケノコと和せりの玄米ちらし寿司。手巻き寿司スタイルで。桜揚げ団子。三重県・近藤ファームの無農薬無化学肥料栽培の小豆使用。
そしてお料理を担当してくれたシェフ・ナオティさんからひとこと。

ちなみにナオティさん頭の中はすべてヘアーだそうです(見た事ありませんが…)今宵もごちそうさま! ぜんぶ〜っ。おいしかったです☆☆☆
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会終了後、移動! 界隈の某店へ。
すると

ややっ、『広島軍団』の皆様です。全員蔵元杜氏。目つき…いいですわ(笑)。左から宝嶮、天宝一、賀茂金秀、美和桜のアニキ!

漫画家の尾瀬あきら先生も合流。陽子さんと2ショット☆
こののち、5月5日に2度目のお蔵訪問へ。蔵は漬物場が内部移動あり。『鳥姫』育苗も見せてもらいました。この話、後日アップします!

三遊亭鳳楽師匠打ち上げ

May 16, 2010

4月22日。毎月開催されている三遊亭鳳楽師匠の独演会あり。場所は日暮里のサニーホールです。落語会の終了は9時。いつもは急いで湯島の「楽」さんに行くというパターンでしたが、今回初めて「打ち上げ」に参加。常連さんに店の場所を聞くと「イタめしやだから」。日暮里のイタめしや…師匠の落語のあとで。ふ〜〜〜ん。

日暮里のイタめし…。箸で食べるピザとか唐揚げとかサンドイッチとか。食べるものはあまりないけど飲むものはいろいろあり! 日本酒はいいお酒が出るとウワサを聞いておりましたが、ほんとにそうでした!
(左)そうです。スキンヘッドは新潟・佐渡アイランドのあの方です(今は「天領盃」をみておられるようです)。
というわけで、天領盃の活性にごりで乾杯。雨ふりの寒い夜で、なんとも寒すぎるスタート。
ひと口飲んだら悪くないけど、寒い寒すぎ。風邪ひいちゃう。ホットディッシュもないし。
他のないかしら〜っと見回したら、このお酒が!!

「超淡麗辛口熟成古酒」ラベルがいっちゃってます。お酒の色は濃くなく、透明yellow系。右のグラス。

そうとお〜っ古い。7年古酒が15年たったもの=22年ものです。持ち主のスキンヘッドさまいわく、なんでも沖縄の洞窟で貯蔵していたという。佐渡島から沖縄!?? 直線距離で1600km。

さっそくいただきました。うぉ。ひとくち飲んで「これはお燗でしょ!」という味。瓶を持ち主様から拝借し、自分でお燗することに。持ち出し理由をいうと、持ち主様も「これはお燗がいい」と。

「お燗したいんですけど〜」と奥へ行くと、すでにお燗番が待機。師匠のおっかけ、藤倉さんです。鍋をみると、神亀が2本もあるっ。やった!了解、あとはまかせて…と、お燗番チェンジ!

お燗コーナーから見た店内の様子。みんな和気あいあい楽しそう!20年前(いや、もっと!?)から変わらないメンバーなのではないかと思う。

古酒は2種あり。ひとつが先ほど紹介した22年モノの「超淡麗辛口熟成古酒」商品名は「鬼ごろし」。もう1種は判読が難しい「糖類無添加」の北雪。こちらもそうとうな年季。

よく見たらこちらも「鬼ごろし」ですね。珍しいお酒に出会えました。残り少なかったので瓶ごと燗酒に。
ふと氷が入ったクーラーボックスをみると、大切そうな1本がちゃぽん。
ラベルがずりあがってます。

元の位置に貼り直してパチリ。十四代の中取り純米です(ときに「角新純米」ってナニ?) お燗がつくまで一杯いただきました。お手伝いを積極的にするといいことあると栓を開く。
お燗コーナーにいると忙しい「お燗まだ?」「もうちょっとです」「水ちょうだい」「はいはい」「グラスちょうだい」(見渡してもない)「奥いって店の人にもらってください」「あら、あなた違うの?」「へい。客です」「あらー、ごめんなさい。ナニしてるの? あ、お燗つけてんの。じゃ一杯もらえる?」「まだぬるいですよ」「いいわよ」そんなやりとりしながら、お燗酒(自分の量を確保)し席へ戻る。

ようやく座って飲めるの図。藤倉さんと、師匠の元弟子の三遊亭鳳好(ほうこう)さん。
鳳好さんは字が上手なのです。聞けば独学という。

「あたしはね、字が下手で下手で…。で、書くたびに『下手だねーっ』て師匠に言われて悔しくてね。練習したんですよ。師匠の字を見て(笑)。師匠とそっくり同じ字が書けたら下手っていえないでしょ!」と、筆ペンでサラサラと書いてみせる鳳好さん。お習字習っても、いつまでたっても上手くならないオイラとはエラい違い。悔しさをバネにしなくちゃいけませんかね。マネするか、師匠の字をお手本に!
そんなこんなでお開きタイム。

三本じめで〆。師匠おっかけのトーマス(本名)さんが指名され、上手にこなす。パチパチ。
気がつくとハラペコ。ほとんど食べておらず。そこで下北沢で遅くまでやっているTOM’S製麺へ。ここはメニューにないものも「野菜をこんな感じで」というと適当に作ってくれます。

寒かったのでファイア〜鍋を注文。深夜に食べるもんじゃないと思いつつ。具は帆立と野菜。

ホットなスープの方に最後はご飯を入れてもらう。

田(でん)さんとなぜか記念撮影。そんな一日のシメククリ。

藤田千恵子さん「美酒の設計」出版パーティ

May 15, 2010

4月21日。栃木県の会のあと、向かったのは有楽町・日本外国特派員協会『美酒の設計』出版記念お祝いパーティ会場。今宵は蔵元・齋彌酒造店さん、杜氏の高橋藤一さんも秋田から上京!
この会の名称、正確には 『「美酒の設計」出版をお祝いし、藤田千恵子さんと高橋藤一杜氏を囲んで、雪の茅舎を楽しむ会』 です。長い(笑)!
マガジンハウスから刊行。タイトルになった『美酒の設計』は、お酒の名前です。蔵元、酒販店から信奉者が多い高橋杜氏。長年の体験から得た「さんない主義」の酒づくりが特徴。その「3つのない」とは!? ぜひ、本をお読みくださいね!
でも、それだけじゃヒントにもならないので本紹介より、抜粋。
高橋杜氏の言葉「酒造りは、自然に出来てくるのを待っているのが基本。自分で造ろうとは考えていない。だから我々の蔵の酒造りは、菌に関与しない。人間がしゃしゃり出て行くような世界ではあ りません。ですから、そこに櫂を入れるようなことはいたしません」
『美酒の設計』

『美酒の設計』以外にも『雪の茅舎』シリーズもずらり並んだテーブル。左端「岩木のしずく」は天洋酒店さんオリジナルの一升瓶に入ったりんごジュース!爽やかなストレートタイプで酸味がきいて大好き。

杜氏の高橋藤一さんと、着物姿の藤田千恵子さん。

蔵元の齋藤浩太郎さんから御礼と御祝いメッセージが。

美酒の設計に、雪の茅舎。参加者の目が泳ぐお酒コーナー。

テーブルに置かれたひと皿は秋田を代表するスモーク沢庵、いぶりがっこ! 佐々木一生さんがあきた美彩館でセレクトした雄勝野きむらや製。

この会の発起人、天洋酒店の浅野貞博さんです。天洋酒店訪問記blog→20091229
仲良しの皆さんが集結!

(左)plain peopleのジャンさん、勇人くん、ベラビスタのケニーさん。(右)秋田県東京事務所の佐々木一生さん。赤石貴子さん。

(左)鈴木三河屋のクマジュンとケニーさん。お腹の大きさ競っても…。(右)レイコさん、太田酒造場の太田陽子さん、アッキー。

musmus 佐藤としひろさん、丸の内ハウスの玉田泉さん。

蔵にも残っていないという「雪の茅舎 純米大吟醸 生酒原酒。二百番」

千恵子さんを囲んで、左からケニーさん、松崎晴雄先生、小学館の『美味サライ』の編集者・川辺一雅さん、JTBパブリッシングの秋田守さん。

寺田本家の藤波良貫杜氏も! 勇人くんと。そしてやまよと。
良貫杜氏、料理通信webで歌を披露中!

いよいよ会も終盤。ケニーさんが『美酒の設計』刺繍入りパジャマをプレゼント!

ケニーさん最近はパジャマ屋さんと化す!?
いい人ばっかり集まった楽しいお祝い会でした。千恵子さんの人徳ですね。

最後に流通情報企画の小島先生が〆のスピーチを。千恵子さんとは20年前からのつきあい。父親みたいなもんですね。

ひとつぶだねの胡琳ちゃん。大きくなったな〜。
そして二次会。

有楽町からテクテク歩いて新丸ビルまで。途中、はるか向こう皇居をバックに記念撮影。

musmusへ。店頭には届いたばかりの野菜や富山フェアの名残の煮干しのリースやなんやかや。
発起人浅野さん挨拶。

あらためて乾杯〜。だれだビールを飲んでいるのは。

「住む。」の伊藤宏子さん、千恵子さん、「コンフォルト」のとよりん。

左側に齋彌酒造店の佐藤昭久営業部長。温度違いで変わる味の変化の面白さを語る。編集者が多く、みんな揃ってメモをとる。聞いては書き…うなずきながら書き、端から見てるとオモシロい。

そして最後、炊きたてのご飯に卵がくばられる。

烏骨鶏の卵かけご飯で〆となった夜でした。
では卵を持って「千恵子さん出版おめでとう!」
___________________

●藤田千恵子さんの著書
『これさえあれば―極上の調味料を求めて』単行本
『これさえあれば-極上の調味料を求めて』文庫本
『杜氏という仕事』
『日本の大吟醸一〇〇』

新世代栃木の酒 下野杜氏「新酒発表2010」

May 14, 2010

4月21日『新世代栃木の酒 新酒発表2010』が北千住シアター1010(初めて行った駅の上の丸井11階)で開催されました。なんでもこの会は栃木県酒造組合若手一同ヤンチャーズによる手造りイベントらしい。この日は夜藤田千恵子さんの出版記念パーティもあってダブル日本酒day★GO GO!

はい!「旭興(きょくこう)、たまか」を醸す渡邊酒造の渡邊英憲さんと「澤姫」を醸す井上清吉商店の井上裕史さんです。二人は農大の先輩、後輩。「醸造両科統一本部」というサークルも一緒。「え〜けん先輩には一生頭があがんないんです」と井上さん。「酒造組合じゃ永遠の下積み生活爆走中(笑)」なんだそうだ。そんな栃木のnice兄弟!
井上さんに聞いた話
「醸造両科統一本部には、1個上に白藤さん、2個上に「南部美人」の久慈コースケさん。1年後輩にゃ「京の春」の向井久仁子ちゃんがいました。当時から先輩方にはよく呑みに連れてってもらってましたねえ。ちなみに所属期間はカブってませんでしたが、「龍力」の本田龍ちゃんも同じサークルの後輩なんだそうです。彼は僕が本部の先輩だと知ったとたん、ガラッと僕に対する接し方が変わりました。カワイイ後輩です。はっはっは」。
そうか!相関関係がみえてきたぞーっ。

旭興さんのお酒ラインナップ。実力派だと思います。まさに栃木新世代の蔵元杜氏でしょう。しかし、旭興=きょくこうは読みが難しい。

「きもと磨き八割八分」。渡邊さんは以前より、きもと造りに取り組み、味に定評あり。このお酒、値段極安。一升瓶で1995円ですと。「2000円切りたくて」…って渡邊さん、儲けがあるんですか? お米は「とちぎ酒14」を88%で使用。

お燗に最適!「たまか」のきもと純米吟醸→山田錦使用。特別純米酒→地元大田原で契約栽培した五百万石を使用。
この「たまか」を教えてくれたのは掛田商店さんです。おだやかまろやか、味わいじっくり。お燗酒にするとすこぶる美酒に味のりするけど、キレの良さも併せ持ついいお酒。しかし、「たまか」の名じゃよくわからない…と昔から思う。高尚すぎて。

どうしても一瞬、「またか」に見えてしまう…。ごめん。味はいいのになあ。え〜けん先輩。

え〜けん先輩、ちゃっかり美人妻もゲット。(右)生の雄町!純米吟醸無濾過生。じゅわ〜っ、じゅわっわわわ〜と背後からダークダックスの歌声がする(気がする)お酒。
いいものあるのに覚えきれないから、渡邊さんHPつくってください。
そして!「真・地酒宣言」の澤姫さん。

メッセージがはっきり!明確な澤姫。酒づくりの陣頭指揮をとる蔵元・井上裕史さんの元気ブログ蔵人ひろし!は楽しい〜。
こちらのお蔵では、普通酒から大吟醸鑑評会出品酒まですべて地元・栃木県の米を使用。地域に根差した「究極のとちぎ地酒」造りを追求!
それが「真・地酒宣言」
蔵人ひろしのトライはまだあり。

癒し、香、爽…。こちらはまったく同じ米、精米歩合による純米吟醸です。な・に・が違うかいいますと、ペンペン♪
酵母! 3種類の栃木酵母を使った3本なのです。味わうと、確かに、癒しだし、香りだし、爽快感だし…という違いがハッキリ。面白いもんですね。米で味が変わる、精米歩合で変わる、そして酵母でガラリと性格変わっちゃう。日本酒が難しく、また奥深〜いところでしょう。
井上さんの奥様も美人!なのですよ。栃木めんくい団か。

↑蔵人ひろしのブースで試飲中、見慣れた二人が。

そして

惣誉(そうほまれ)を醸す惣誉酒造です。『料理通信』5月号で取り上げられたページも展示。

こちらも、きもと造りのお酒があります。すべて山田錦100%使用。蔵元のメッセージは「11名の蔵人が、酒づくりに励んでいます。兵庫県特A地区(東条、吉川)産の山田錦を使用した、きもと造りに力を注いでいます。飲んで、ほっとするような酒、くつろぐことができるような酒こそ完成度が高いと考えています」。ふむふむ!
その昔、松崎晴雄先生の勉強会(「いざ、窯蔵(かまくら)!」という器と酒を巡る企画。参加の半分が外国人)でお邪魔したことがあります。大谷石をふんだんに使った蔵はひんやりと広く。そして蔵元の英語があまりにも堪能でたまげたのでした。日本人に見えるけど英国人かと(笑)。聞けば東大卒、海外留学の経験あり、聞いてなるほど納得。あー、懐かしい〜。10年以上前のこと。
惣誉、山廃仕込みの7年熟成酒もあり。

松の寿さん

蔵元メッセージは「ベストハピネス!日本酒にかかわるすべての人の幸せを願い愛情込めて醸しております」。
酒米は山田錦、雄町、美山錦、五百万石、とちぎ酒14などを使用。酵母はK1801+Newデルタ、Newデルタの2種。
そして久しぶり〜! GO GOアイノサワちゃん。

真ん中の相澤酒造の相澤晶子さん、栃木県初の女性杜氏です!以前のメルアドが「ゴーゴーアイノサワ」だったので今もフルで口からついてでます(笑)。左の女性が、栃木のお酒に愛情たっぷりで接する掛田商店の薫さん。
愛乃澤のメッセージは「米を愛で、水を愛で、心で愛でる手造りの酒」安政元年1854年創業です。
その隣に、出た〜っ。つかさくん。なんで君がそこにおるねん。

「桜川」を醸す辻善兵衛…の蔵元ではありません。今日はお手伝いなんだとか。そんなバサバサしたロン毛の蔵元はおるまいよ。それでも今日は襟のあるシャツを着てきただけマシ!? この日のblogに詳細が。
辻善兵衛でもきもとあり。その名は「きもと九十九麹」。
蔵元のコメントに「濃厚なお酒を造りたいと思い、きもと99%麹仕込みという内容で試験仕込みした参考出品酒」とあり。
チャレンジいっぱい! 栃木の日本酒。がんばれヤンチャーズ!

ふむふむ。

お燗に力を入れるのも好感もてます! このお燗酒コーナーでバッタリ。

いよいよお店OPENまでカウントダウンの菅原雅信さん。酒庵 酔香(すいこう) 5月21日開店。「100本のネクタイを捨てて開業」という意気込みです。全酒400 円。「まず最初に季節の酒肴3品と自家製みその味噌汁をお出しします」それは嬉しいおもてなし! 場所はスカイツリーが見えるコチラ。菅原さんは元、日経レストランの編集長。いよいよ自ら実践!というわけですね。楽しみです。

会終了後、「日本酒セミナー」がありました。

講師は友田晶子先生。allabout連載中。この道20年以上!

日本料飲ビジネス研究会でも活躍中。女性ぽくて、エレガントです〜。こんな先生に教わりたい〜と女のワタクシも思います。

『半農半編』唐沢耕さんcollection

May 12, 2010

出版社時代の先輩、唐沢耕さんからこんな↑手紙が到着。なんだ、なんだ。よく見ると書体にカエルがくっついている! ふが〜っ。
そして名刺が。

カエルつき文字入り名刺です。4色のカラーバリエーション。ありがとうございました〜。
じつは毎月お会いしています。というのも奥さんの美智子さんに月イチで書道を教わっているのです。
blog 20090225
blog 20091209

唐沢蕗翠(ろすい)先生の書です。(左)「福」という字。もともとの「福」という字には、「神と酒」が入っていることを教わりました。(右)「身土不二」の書。こんな字がすらっと書けたら素敵です。
そして唐沢耕(こう)さんの仕事部屋。

(左)唐沢耕さん。右手に持つのは熟成中のMy醤油。(右)本棚の一部。棚板がつらそうにそってます(笑)

デスク周りには自分で削って彩色した蛇やら、ココペリやら楽しいグッズがいっぱい。
耕さんは趣味がたくさん。まずはバイク!

ハーレーFXSTC(1996年製)、ハーレーXLCHチョッパー(1971年製)、BMW R80(1981年製)、モトグッチ 850ルマン1(1976年製)、BSA A65スピットファイア(1967年製)、ホンダNSR 250 Mc18(1988年製)、ヤマハSDR200(1987年製)、ホンダ XL250S(1979年製)、BSA C12(1957年製)、ベスパ125ET3(1976年製)、ヤマハTY175(1981年製)、ホンダピープル(1984年製)を保有。
「古いのばっか。一番古いのが1957年製、一番新しいのが1996年製」
乗るのはひとり……(-θ-)ノ

メンテナンスコーナー。加えて、大工も洋裁も得意。

そしてミニカー。4輪が800台、2輪が500台。本物の車はレンジローバー4.6HSE、クラウン、メッサーシュミットKR200(1959年製)。自転車はアレックス モールトン(モールトン博士と一緒にライドしたこともあるという)。
改めて数をカウントした唐沢さん「シェー!!!自分でびっくり。どうすんだよこんなにあって  ̄\(−_−)/ ̄」 ですと。ほんまに。

相当古いというティントイも。

希少なものが多々ありなんだそうです。この他に鉄道模型が200両ですよ。編集者ってかんじ。早稲田大学を出て最初に入ったのは家庭画報編集部という。今はフリーランスで『半農半編』というかっこよさ!

耕さんと美智子さん、愛犬のチャッピー。
「今はしまってあるけどでっかいデスクトップモデルの飛行機もあるんだよね。ミニマムな暮しはいつになったら実現できるのやら (´д`)」
ぷー。ミニマムとは一生無縁でしょう (ノω`)プププ。さて、 その自慢の飛行機(のひとつ)

「ベル X-1、人類初の音速突破機。映画『ライトスタッフ』はこの話ですよん。何とそのパイロットだったチャック・イェーガーのサイン付き、しかもサインしているところの写真付き、エッヘン!!」
ほ〜。へ〜っ。
まだまだつづく、興味のある人だけ読んでください。文字小さくして以下に紹介。

「その他は、大きいのは全長40〜50センチの木製精密モデルでロッキードF104スターファイター(1954年初飛行のジェット戦闘機)。Gee Bee レーサー(1930年代のエアレース機)。マーチン M-130チャイナクリッパー(飛行艇の旅客機)。ミスビードル号(昭和の初めに青森から飛び立ち、太平洋横断した飛行機)。マッキMC72(世界速度記録を持つ1930年代の水上機、プロペラ機では今だ記録を破られていない)」
←愛犬・チャッピールーム。意外にLovely♡
じつは唐沢耕さん、かわいいもの好き(笑) 逆に美智子さんは合気道(黒帯)の達人で、どちらかというとオトコっぽい。その二人のインテリアはかなり面白いです。
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耕さんはその昔、胆嚢にヤマビコホンシメジのようなポリープができ、取るか取らないかという選択を迫られたことが。その時、手術はせず、森下敬一先生のところへ行って厳格な玄米菜食をチョイス。そして今、元気モリモリで半農半編!お腹切らないで、胆嚢取らないで本当に良かった。
すべて実践の人。
さてその「耕」さん。その名の宿命通り、昨年から米作りをスタートしました。新米をいただきましたが、初年度からこんな立派にできるものなの!? と驚きました。今年はさらに田んぼを増やしてトライだそうです。
そんな耕さんの農業日誌、blogにあり。なんでもとことんやるのだな〜っと毎回(一生?)尊敬ビームなのです。

一緒に編集した1冊 ↑ ヽ(^。^)丿 いい本です(→じがじーさんばーさん。笑)

●MACROBIOTIC START BOOK

マカイバリ ファーストフラッシュ!

May 11, 2010

毎朝、起き抜けに飲むマカイバリ紅茶が4月から新茶になりました。DJ-1(ダージリンの初摘み)

マカイバリジャパンの石井さんによると、このDJ-1はマカイバリ農園の中でも最も優れた茶畑を選び、日本人の好みにあうよう特別に頼んで仕上げているそうです。緑茶の味を知っている日本人向けに茶葉を爽やかに、ごく繊細に生かした味わいに。
船便ではなく空輸便を使用。そのため、一般商品のようにインド→イギリス→日本という長距離旅を強いられず、だから燻製のように火入れする必要がないのです。先に流通耐性を考えた商品ではないということです。

ファーストフラッシュは寒い冬の間、ずっと春を待ち、一番最初に出てきた若葉。生命力を感じます。マカイバリは春、夏、秋、(じつは冬も)と、シーズン毎に紅茶が登場します。
不思議なもので秋から冬の時季は夏摘みの紅茶は飲みたいと思わないのです。身体が自然と欲するものは季節の陰陽とあっていることを、カップ一杯の紅茶から感じます。

マカイバリ紅茶のこと→ 20090426

DJ-1詳しくは。
●PURE CAFEでも飲めます。マカイバリ紅茶をフルコースで楽しむevent もありました。

●ベラビスタ境ガ浜 のザ・ロビーでも飲めます。
家で、ピュアで、ベラで、同じ茶葉でも味が異なります。お水の違い、また、いれる人によって味が変わるのがお茶の面白さですね。
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以前にも書きましたが、石井道子さんから教わった「マカイバリ紅茶は4回楽しめる」話。
1回目 熱いお湯でストレートに味わう。
2回目 茶葉を水と一緒に鍋で煮出して味わう(番茶的味わい。冷やして麦茶感覚で飲んでも)
3回目 乾かして消臭剤として使う。冷蔵庫、玄関、室内に。
4回目 土に返す。
「値段が高いと言われるマカイバリですが、4回使えると思ったら、そうでもない!?と思ってもらえるのではないかと思います」と道子さん。
* * * * * *

ストレートで飲んだあと、教わった通り煮出しています。その煮出し1番茶は生姜を入れるなど、フレーバーティーにして楽しみます。うがい水にするのも気持ちいいですよ。
その次に(まだとるか!ケチやまよ)煮出したうす〜い紅茶をとっておいて料理に使っています。料理で水を加えるところをこのうすいマカイバリ紅茶を使うのです。野菜を茹でるのに加えることもあります。気のせいか、風味爽やかに仕上がりますよ。あとでEXオリーブオイルやレモンを使う料理に向いています。

春のきき酒会にて

May 10, 2010

いきなり金屏風の前!? 「龍勢」を醸す藤井酒造の藤井善文さんにお会いしたのは4月20日竹橋KKRホテルで開催された寺ちゃん事務局の「春のきき酒会」会場。
じつは4月11日のpartyで送ってくれた「生もと 雄町」がすこぶるおいしくてビックリ。飲み口がやわらかで甘み、酸味も品よく、つっかかる部分まるでナシ!これを藤井さんにお伝えするの巻。

その他にも「番外品」だの、「10年古酒」だの隠し玉いろいろ。蔵元のチャレンジ進行中です。
試飲したお酒記録。

開運を醸す土井酒造場・土井弥市さん。こちらは「赤磐雄町の純米吟醸」。味が豊かにふくらんで雄町ならではのリッチな風味バリバリ!!なのにアフターはかろやかなキレあり。さすが実力派、静岡・開運らしい1本です。

土井酒造場がすごいと思うのは環境に意識の高いこと。平成15年からソーラー発電を導入し、自然のエネルギーを取り入れています。また、洗米時の排水は垂れ流しにせず、浄化設備に集めて清水にしてから流すなど、環境に設備投資する蔵元なのです。蔵元こちらに詳しく。

夏期限定↑ 暑い時季にぴったりな爽やかでライト!スルスル飲める「開運 涼々 特別純米」。

このお酒を知ってるあなたはかなりの開運通 ↑ 開運はおめでたい樽酒も有名ですが、そのじつ、ラインナップが奥深〜いのです。
そして秋田はまんさくの花を醸す日の丸醸造の佐藤譲治さん。

今季の「美郷」はフレッシュさもあわせ持つまろやかな美酒に仕上がりました。酒米「美郷錦」は山田錦を母、美山錦を父にかけあわせた品種で、秋田の気象にあうようにと設計された酒米。地の米で醸す地のお酒です。

そして↑こんなお酒も開発中。乳製品こそ入っていませんが(笑)味はまるでヨーグルト!

日本酒の可能性まだまだいっぱい。

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