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松田美智子先生の新スタジオへ3土鍋で燗酒

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奈良・風の森を、土鍋でお燗酒!

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「いわしのつみれ揚げ2種」


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「蓮根のきんぴら」

こちらには奈良・風の森の燗酒専用酒を合わせました。

徳利を温めた鍋は、土鍋なのです。

松田美智子先生は、ご自身が選びに選んだ「自在道具」を提案されています。

お鍋は、卵焼きには銅製、炒める茹でるのに便利な鉄製の鍋、それ以外は、いろいろ使って行き着いた結果、お鍋は「土鍋」製に勝るものなしと。

一昨年、昨年と、松田先生から依頼を受け「日本酒workshop」をお手伝いさせてもらいました。その時に、燗酒をするさい、スタジオでお借りした鍋が土鍋だったのです。

チロリや徳利を温める鍋の材質まで、こだわったことはありませんでした。

土鍋で湯をわかし、そこにチロリ、徳利をチャポンと入れて、お酒を温めたのですが、お酒がやわらかく、おいしくなったのです!

これにはもうビックリでした!!!

その後、家でも再現してみました。

ステンレスの鍋と、土鍋で湯をわかし、同じ酒を同じチロリで、同時に温めて同じ温度になるよう、温度計で計って、飲んでみましたが、違いがはっきり出ました。ブラインドで飲んでもすぐわかります。

同じ酒が、土鍋の湯で温めた方が、やわらかでおいしくなるのです。
鍋の材質で味が変わると松田先生は常々言っておられましたが、お酒を温める鍋でさえ、こんなに違うの!?と、驚きでした。

というわけで、今回も温めるのに、土鍋「香味鍋 彩をお借りしました。

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今回は、最初のお燗酒なので、ライトなタイプをと考え、奈良県の「風の森」さんの燗酒用純米酒をセレクト!

油長酒造 第十三代 山本嘉彦さんが考えるALPHAシリーズで、お米は全量、奈良県産契約栽培米 秋津穂(アキツホです。

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↑徳利を土鍋絵にチャポン〜と入れた図。いい湯だな♨️という感じですね。

商品のボトルには、温度で色が変わるシール付き。黒がピンク色に変わると35度くらいだそうです。

風の森さんのお酒は、ガスがシュワっとするのが特徴です→ 風の森は1瓶で2通りの味わいをお楽しみいただけます。

その風の森さんが考える「燗酒」って? 興味津々でした。蔵元がHPで思いを紹介しているので引用します↓

ALPHA 風の森 TYPE 5

↓以下HPから引用

日本酒の品質の多様性、楽しみ方の多様性は、これから世界中で日本酒を楽しんでいただく為に同時に伝えていきたい大切な要素です。日本酒はいろいろな形の器で楽しんだり、様々な温度帯で飲んでみる事で、そのお酒の持つ特徴を一層引出したり、柔らかく包み込んだり、まるで元のお酒とは違うのではないかと思ってしまうような変幻自在な楽しい変化を見せます。

今回、TYPE 5 では世界中の方々に気軽に温めた日本酒を楽しんでいただける様に、と思いを込めて、温度の変化による味わいの変化というところに着目し、風の森として取り組める燗酒は何かという事を考えました。お米由来の優しい味わい、様々な微生物が関与する事で表現できる複雑性や豊かな香り、時間を経たお酒のみが持つ奥ゆかしさ。それでいて風の森らしさを感じさせる特徴。

これらの要素がまるでミルフィーユの様に折り重なる様な酒質であれば、それをさらに温める事で口の中でゆらりゆらりとほどけて楽しく、さらに口に含みたくなるような感覚になるのではないか。というようなイメージで設計をいたしました。

技術的なキーワードは2つ

乳酸発酵の利用。乳酸発酵を利用した独自の酒母を用いる事で、乳酸菌の紡ぎだす酸とアミノ酸が、酒質に複雑味と幅を与えます。

醞(しおり)方式の応用。

醞(しおり)方式とは、927年に宮中の規定を録した「延喜式」に詳しく記載される、平安宮中の酒造司で造られた御酒の醸造方法。仕込んだお酒を濾して汲水代わりに仕込みこれを繰り返すというもの。今回は仕込水の代わりに部分的に日本酒を用いる事で、自然な甘みを演出し、立体感を与えます。さらに9年古酒という年月を重ねた日本酒を用いますので、積層状に重なる奥行きを表現する事が可能になります。

醞(しおり)方式から現在のように発酵中のもろみに原料を投入する酘(とう)方式による仕込法が世に現れるのは、1400年代の僧坊酒造りを伝える「御酒之日記」の時代まで時計をすすめる必要があります。

燗酒として専用設計されたALPHA風の森TYPE 5は、温める事で一層美味しくお召し上がりいただけるよう設計いたしました。ボトルには温度を表示するシールを添付しています。温める容器(徳利やグラス)に外側からシールを貼付けていただき、湯煎をし、外に出した後容器に貼ったシールが変色している最中にお飲みいただきますと、その温めた時にのみ現れる個性を存分に味わっていただけます。シールは35℃前後で変色しますが、燗をつける容器の厚さ等によって中身のお酒との温度差がありますので、あくまで目安とお考え、お楽しみください。錫やアルミの器が最適です。

35℃を超える辺りから甘さがおだやかになり、酸が際立ち締まりが良くなってまいります。じっくりと楽しみたい方は温度計を確認しながら湯煎にて燗をつけていただく事をお勧めします。

金剛葛城山系の深層地下水・酵母7号系・古酒以外は奈良県産秋津穂(65%精米)使用。

仕込みに使用した古酒は20BY醸造です。

※お酒は9年古酒由来の綺麗な金色をしております。グラスに注いでお楽しみください。

いや〜っ、発想が面白いです

さて、その他のお料理とお酒は!

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豚肉のロースト ベビーリーフのサラダ ベランダから摘みたてのディル!

鳥取・日置桜 お燗酒で 65度くらい

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日置桜純米ひやおろし「山装ふ」です。

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↑「山装ふ」裏面。酒米農家・杉山信一郎さんの山田錦です。日置桜さんは1タンク、1農家のシングルオリジン!これを65度の土鍋燗に。「豚肉に合う!」と皆さんが言われました :-o

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ゆで卵を八角入り塩水で漬けたもの!青じその葉は神業的な細かさです。

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千葉・木戸泉 フローズン・シャリシャリ状態で


木戸泉 PURE GREEN 山田錦 無濾過 生原酒  特別純米 2017

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↑ボトルの裏面 千葉県いすみ市の酒蔵で、巨大杉玉が有名です

http://www.yohkoyama.com/archives/82928

木戸泉 PURE GREEN 山田錦 無濾過 生原酒  特別純米 2017


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木戸泉と漬物、なかでも、たくあん漬けとバッチリ

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そして、「ぶどう山椒」入りのおむすび、中の具があっと驚きでした!
オーバルの器も松田先生オリジナルの自在道具で
さわら楕円の飯台 専用蓋付

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素材は木曽の天然木「さわら」製。私も使わせてもらっておりますが、美しく、細部まで凝っているのです。エッジ部分がなめらかで触っていて気持ちよく、多様使いできる器です。

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しじみ汁〜〜!しみわたりました。


富山・満寿泉(貴醸酒をオークバレル熟成)冷酒で

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スイカのデザートに!


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満寿泉 オーク樽熟成貴醸酒

気品を感じます

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↑ボトルの裏面 満寿泉 オーク樽熟成貴醸酒

そして最後に紅茶も

偶然、この日は小川さんと三輪さんとブラックシスターズでした。

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松田美智子先生 素敵な時間、ありがとうございました!

モダンリビング

松田美智子先生の素敵なキッチンが紹介されています。

↑こちらはモダンリビング↓表紙

モダンリビング表紙

エクラ7月号。エクラはずっと連載してました。連載をまとめて一冊にしてほしい!


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↓婦人画報7月号 試し読み

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料理通信7月号

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料理通信の取材は大好きな堀越典子さんが担当!短い原稿の中に、先生の魅力がぎゅぎゅっと詰まって、うまい!


Topics: 日本酒 | コメントは受け付けていません。

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