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August 25, 2009
裏ベラ*尾道の串揚げ「ひとくち」
ベラビスタ境ガ浜はインテリアがシンプルかつ上質。瀬戸内海が一望できる温泉があり、岩盤浴も併設。外に一歩も出る必要なし。というか、出たくない…。
なのに、なーぜー、尾道にしかも串揚げ(!?)を食べにいくことに。
裏ベラビスタ・尾道報告。
瀬戸内海にしずむ夕日を海から眺めながら
go go 尾道!
と、ひとり心で口ずさみながら、西へ向かう船のなか。
美女とトドも一緒。
そして尾道上陸。
目指す店は、その名も「一口」=ひとくち。
10人も座れば一杯の小さなカウンターだけの店。予約不可。すでにお客さんが一杯で外で待つ事に。
尾道散策〜。
小さなお店が多種多様。
商品がほとんどないがらんどうな薬局。何で生計を立てているか不明。
町のカド、カドにはタバコ屋さんが。飲食店が多いせいでしょうかタバコ屋さん多し。
ひざかっくん。「おつかれちゃん」クーラー入ってますと入口に張り紙あり。
なごむ港町。
そしていよいよ「ひとくち」へ!
串揚げといっても肉ではなく瀬戸内海の魚介類がメイン。
お店は予想外にきれい。
揚げ物屋さんは、周り中、油でべったりなりやすいものの、意外にクリーン。きれいに掃除されていました。揚げ油も臭くない。聞けばしょっちゅう変えているとのこと。
ひとくち発起人のリーダーが全員分の「穴子」を注文。
「にし」があり、珍しいのでにしをお願いしました。メニュー札、左端「くじら」の左が「にし」。巻貝です。
揚げる前の「にし」を見せてくれるお店の息子さん(息子といってもかなり大人)。
れんこん、ししとうのVEGE文字も並んで。
頼む順番が頭の中で出来てきました。
まずは、サクッとかろやかな穴子からスタート。
穴子は素揚げに近いうすごろも。
これにはレモンぎゅっ、塩パラリで…と、お店のご主人から食べ方指導あり。
じゃんじゃん揚がります。リーダー次々に注文。
飲み物は王祿! 「渓(けい)」のにごり。山田錦55%精米。
”溪流の澄んだ流れのごとく潔い酒”とか。今宵は瀬戸内海の潮の流れのごとくかな。
揚げ物にはぴったりでしょう。シュワシュワしてます。
まずはうわずみ透明部分を。贅沢〜。
にしです。まずは塩で。
そして、ソースもいいとすすめられました。こちらのソースはなにかと割ってあるそうで、見た目よりも辛すぎず甘すぎず。工夫してます。
そして幅3cmくらいの小さな片口いわしが旗状になって串揚げに。こんな国旗があったら楽しいぞ。
天ぷらころもにパン粉のころも。素材により衣もチェンジ!
鯨、そしてなんとかいう貝。
「この貝は左端から食べてください」と言われる。左端はやわらかで右端になると堅いという。堅いほうから食べると印象が堅いままひっぱられるとのことで。
確かに右側の巻がきつい部分は堅く、よくよく噛む必要あり。なるほどねえ。
名物のあさり!
じつは、あさりはどうやって串揚げになるのか?と思っていたのです。
すると、この形、バラで揚げたひと皿スタイル。あさりだけ値段もグンと違うと思っていたら、そうだったのか〜っと納得!
衣に一味が入っており、ピリ辛HOTテイスト! 折り鶴を折るような折り紙状のキャベツが添えられ「一緒にどうぞ!」これはいいつまみになります。
本当に店名どおり、すべて「ひとくち」サイズ!
一味唐辛子が冷凍庫から出てきたのでお聞きすると、お店で細かく刻んでいるとか。保存は冷凍庫で色抜け、風味抜けしないようにしているそうです。おさえるところ、ちゃんとしてます。
父と息子の二人三脚。揚げ物はすべて父担当。
「これだけはまだ譲れん」……のかな?(セリフは想像)
ししとうは一瞬芸の素揚げで色鮮やかに。こちらは醤油で。
そしてクライマックスは
じゃん。夕日のような、れんこーん!
なぜか、隣のお客さんが「記念に撮りましょう」と熱心にすすめてくれるので、カメラを渡して撮ってもらったショット。髪ボサボサ、顔バリバリ。瀬戸内海焼けのやまよ(顔が妖怪だよ)。検眼用の目隠しを思い出すレンコン串揚げ。
こうして尾道ディナータイムは幕を閉じるのでありました。
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