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夏期酒造ゼミナールin山口

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8月19〜20日。日本酒造組合中央会中国支部主催「第35回 夏期酒造ゼミナール」が開催され、講師として参加しました。会場は山口県山口市湯田温泉のホテル松政です。

中国地方とは山口、広島、岡山、島根、鳥取で、その5県の蔵元さんが大集結。知り合いの蔵元さんもいっぱいで、10年ぶりに会う懐かしい方も!

初日は「日本酒業界の今後の展望」について日本酒造組合中央会 副会長(五橋社長)酒井佑さんの講演、「品質管理研究会総会」や、県の名誉をかけた「中国5県きき酒競技会」もあり、蔵元さんは、まる2日間びっちりのゼミナール。私は19日の懇親会から参加しました。

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翌日9時から、秋田県立大学生物資源科学部教授 岩野君夫先生の「美酒の探求」の講演あり。”清酒の官能評価に関係する化学成分の解明” 等についてお聴きしました。麹菌、酵母を1つ選ぶ…杜氏さんにとってはドキドキの選択。結果はできてからでは遅過ぎます。できれば事前に特性がしっかりわかる化学的根拠が欲しいもの。

岩野先生の研究によれば、アラニンとグルタミン酸のバランスがなにより重要だそうです。

そして、タンパク質分解酵素生産の少ない菌株を開発し、蒸米からのアミノ酸生成量を低減する麹菌が必要だったと。

高級アルコール、芳香族アルコール、コハク酸生成量の少ない酵母菌株の開発が必須だったと。

秋田県の新しい麹菌はこうして生まれたのだと判明。酒米に合わせて作ればそれは最強!

秋田今野商店と協同開発したそうです。なるほど秋田の酒質向上には岩野先生のようなかたの存在が!!

そして「酒米によっては低精白が向かない米がある」と。

なんでも「いい米は削らなきゃいい!」というわけではないのです。

新政酒造さんが醸した80%のきれいなお酒の味を思い出しました。いやな雑味が皆無、透明感ある味ながら、決して淡麗辛口ではないバランス良い味のある80%でしたから。背後に岩野先生?

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閉会の〆の言葉は運営委員長の丸本仁一郎さんから。

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そして閉会。おつかれさまでした!

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そして移動。いざ、deep 山口へ。旅はまだ続くのでした。


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