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Archive for March, 2009

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鳥取酒蔵巡り 導入編

March 22, 2009

(写真↑は千代むすび酒造の斗瓶どり)
稲垣知子嬢と日置桜さんの話が出ました。ちょうど新丸ビルの新八で山根社長と会ったばかりで

(るみさん&やまねさん。怪しい雰囲気の二人)

すると知子さん「3月に鳥取の蔵に行きたいと思っているんです」と。ちょうど隠岐の島に行くので「戻ってきた11日からなら合流できるよ〜」といったら「ぜひそれで!」と即決。その話を横で聞いていたカフェ8の2人も「行きたい!!」
フリーの特権、カフェ8は社長の特権!? 平日に移動が出来るのは何とも幸せ!
その事を県庁の木村 敬さんに伝えたとたんトントン拍子に酒蔵ツアーが決まったのでありました(つづく)
 

隠岐の島 海士町3

March 22, 2009

熱い打ち合わせの午後。会議室の窓の外は海と対岸の島が見えます。隠岐汽船が近づいては離れていく。

夕ご飯は隠岐牛の店へ。お肉を食べないやまよのチョイスは芽カブ!

肉の脇にスペースをつくってせっせと焼くの図。焼くと鮮やかな緑に変身。白いのは烏賊さん。 

そして島の野菜。お酒は隠岐酒造の海藻焼酎わだつみの精のお湯割り。郷に入れば郷に従え。

翌朝の船で梅原さんが帰る。この夜、やまけんさんと熱い高知の夜が待っている。

船が出る〜っ。梅原さんお達者で〜!

隠岐の島、海士町で活躍するかわいいママのユニット!chestnutのおふたり。リネンやコットンを使ってベビーとママのお揃いバッグ&洋服、雑貨を作っています。今回、海士町在住の作家コラボギフトBOXを企画中。隠岐窯製のカフェオレボール、f-1-clover製のレース編みコースター、chesnutのリネンクロスの組み合わせ。おちびさんとママの楽しいティータイムセットになる予定!

ふたりのアクセサリーはお手製。かわいい! そんなLovely timeを過ごした後は本題! 
じゃ〜ん

キンニャモニャセンター1階のしゃん山で販売している島の加工品。靜子さん、イミ子さん、ひろこさんetc.な女子の皆さんが手がける島の味は、加工場の必要がない漬物がメイン。この商品をいかに磨くか! 観光客の皆さんに持ち帰ってもらうには?を皆なで考えました。

女子といっても平均年齢がアラ80!? でも皆さん、アイディア豊富! やる気もバッチリ。
とはいえもうちょっとお若い方もつなぎにいらっしゃるといいかも…と思ったら、60まではバリバリ外で働いており忙しくて作れないそうです。なるほど…。熱く楽しいミーティングのあとは

お昼ご飯! 役場の若いスタッフお手製の島産品ランチ。わーい新鮮なサザエさん!
 

小青山さん、後藤さん。 お心づくしのお料理ありがとう! サザエの肝だれは大分別府出身、後藤さん作。「サザエの肝は海士町の人は食べないで捨てちゃうんです。今回は大分の母仕込みの柚子胡椒仕立てにしてみました」肝をさっと茹でて刻み、柚子胡椒をきかせたタレは刺身によし、ご飯によし(きっと日本酒によし)! 初めて食べたアラ80の評判も上々!

神の葉と書いて「じんば」と読む海藻の佃煮風。ぬるみ感、しゃきしゃき感が嬉しい海藻で海士町のスタンダード。どこの家でも手作りし、しゃん山でもモチロン販売。そして海士町のはぜ干し米。隠岐の島で唯一、水が枯れた事がない海士町。じつは米どころ。海士町は塩も胡麻も野菜もある、身土不二の島なのです。
そうこうするうち、帰りの船の時刻がせまってきました。

若い皆なが船を見送ってくれました〜!
 
さよなら海士町! またNEXT TIME!

隠岐汽船内の売店。玉ちゃんと梅原さんが開発に関わったさざえカレーも売ってます。
 
なごむ亀シェルマグネットも。
ウィルコムがあっと言う間に圏外。隠岐の島では使いものにならないウィルコムであった。
 
米子空港で玉ちゃんと別れの図。達者でな〜。
このあとやまよは米子へgo
 
境港の実家に帰り、母に海士町の神葉(じんば)の話をしたら「あら、うちにもあるわよ!」。お友達が海士町の人と仲良しで、いつもくださるとか。海士町の味、夜も再び。
 

隠岐の島 海士町2

March 20, 2009

隠岐の島到着! お昼は船着き場と連結しているキンニャモニャセンター2階の船渡来流亭(セントラル亭)でランチ。 玉ちゃんが珍しく少食でお蕎麦を注文。

 
この蕎麦は島産。蕎麦を打ったのは村上ツヤ子さんで、船渡来流亭の階下にある地元食材販売所「しゃん山」で茹で蕎麦も販売しています。1階の販売所と2階のレストランは食材が連動しています。

船渡来流亭のテーブルに置かれた塩は「海士乃塩」。島内にある海士御塩司所(あまおんしおつかさどころ)で釜炊き+天日干しした自然塩です。この海士御塩司所オリジナル塩つぼについてはコチラに詳しく。
 
海士乃塩はプレーンな海士乃塩、山椒塩、鰹節塩、ハイビスカス塩、唐辛子塩などがありますが、新商品は島産の黒胡麻を使った黒胡麻塩! 塩と胡麻両方が地元産というのは初めて見ました。

黒胡麻と塩の粒感がいい感じ。1階で購入!

さてやまよは「イカづくし」定食を注文。イカは旬の時にCASという機械を使って冷凍しているとか。

イカの炊き込みごはん。ご飯は噛む必要がないくらい柔らか。そしてイカフライ。

イカ煮つけ、イカ刺身 。もうイイカというくらいイカ三昧。

梅原さん福来茶(ふくぎちゃ)を飲む! 福来茶とは山で自然に生えている黒文字(クスノキ科クロモジ)の枝のお茶で、レモングラスやミントの青いハーブに樹木系を感じるスパイシーな風味が特徴。さくらの家で加工しています。
 
島でいちばん!のパティシエ、田中みゆきさん!
彼女が作るおしゃれなパンやラスク、キャラメルは別の島から船に乗って買いにくる人がいるほど人気! みゆきさんのパパは島内で小麦も栽培。自給率が非常に高い父娘コラボな島SWEETSを展開しています。

船着き場にあるキンニャモニャセンター外観。船渡来流亭、しゃん山、観光案内所などが収まった複合的施設。 「自立、支援、交流」が海士町のスローガン!
 
宿泊はマリンポート海士。海に面して建つ絶好のロケーションのホテル。部屋はツインのシングルユースですが、手前の布団はセットされてない!? という妙な感じ。
ここの朝ご飯はあまりにもおいしくないのが残念。贅沢言いません。島で採れたものが温かく出たらなあ…と思います。今回も冷たく堅い干物に冷凍納豆の解凍、袋から出したであろう佃煮類、乾いたキャベツの千切りと冬のきゅうりスライス2枚(もちろんひからびている)など。観光客なら泣くっ。仕事で来ても泣くっ。寂しい朝のスタート。改善求む。
 
今回初めて知った島の伝統保存食、芋かんぺ。このまま食べると堅いですが、ゆでて甘みをつけたり、小豆と合わせるとなかなかいけるサツマイモの保存食。海士では芋かんぺと呼んでいます。島の名物になるか!? 
 
さくらの家でも作っています。
つづく

隠岐の島 海士町1

March 19, 2009

3月9日月曜日は島根県隠岐の島へ。早朝7時10分羽田発のフライト。この朝は雲がとっても多く、上空は青いものの下界は真っ白。青と白の空が最後まで続きました。せっかくの窓際席も、富士山さえおがめずじまい。

 
搭乗口は最も遠い67番でした。日本海側へ行く飛行機はなぜか67番ゲートが多い気が…。この67番は検査場からゆうに8分はかかるので荷物がある時は大変。

東郷湖の上空を通り、日本海へ出ると、大山が見えてきた! ここで電子機器は使用禁止タイム。離着陸の瞬間にいい景色が多いので、アナログカメラも持ってこようとこの一瞬思いますが、飛行機降りるとすぐ忘れるのであります。
 
前日から米子入りしていた玉さんと梅さんと七類港で待ち合わせ。隠岐汽船内で熱い打ち合わせ。

つづく。

青と夕焼けのグラデーション

March 19, 2009

昨日18日に乗った飛行機の席は13K。翼がまっすぐ見える席でした。陽が落ちる時刻にさしかかると窓の外は一面、こんな光景に! 青空と夕焼けが半分こという素敵なグラデーション。まるでオーラソーマのボトルの色みたい!こんな色を選んだのかもと…思いにふけるやまよであった。
 

なにもない空間に見える空は「ソラ」じゃなくて、もうひとつの漢字「宇宙」の字がぴったり。
 
 
西日に背中を押されるように東京へもどりました。
 
昨日は一日、ポカポカ陽気。
しだれ梅さんもポカポカ。梅さんラストタイム。梅が終わると桜へバトンタッチ。そんな時季。

寒い春から、暖かな春へ。動き出す春!
 
さて、明日飲む予定の「ど ピンク」

白瀑の山本友文さんの作。
ピンクの泡と一緒にはじけちゃうよ!(撮影/天洋酒店 浅野さん)

ガイアでタカハシ酒造さんの会

March 16, 2009

3月7日土曜日、下北沢ガイア食堂で三重県・タカハシ酒造さんの会を開催。やまよブログを見てくれている高橋伸幸さんからのリクエストです!

まずは 伊勢の白酒 純米活性酒(500ml 1,000円)「伊勢神宮奉納の御神酒に近い造りをした、うすにごりの微発泡の純米酒です」伊勢の白酒詳しくはこちら。

伊勢の白酒で乾杯! 大根のカルパッチョ。

(左)稲垣夫妻と(右)堀夫妻。仲良しの堀招子さんとくっついてピース! ↑撮影by堀義広さん
●天遊琳 特別純米酒 無濾過直汲み <生酒> 2008年 (1,800ml 3,500円)
「槽場(ふなば)にて、しぼり機の出口からでてきたお酒をその日のうちにその場でびん詰めしたお酒です。酒蔵で、お酒をしぼるその日に立ち会わないと本来、味わえなかった、炭酸ガスがほのかに残ったまさにしぼりたての味わい。そして、炭酸ガスが抜けるにつれて、日を追うごとに角が取れてまろやかさが増していく味わいの変化も併せまして、お楽しみいただければ幸いです」

今宵のガイアのお品書き。
●伊勢の白酒 とろあわ!(500ml 1,250円)「伊勢の白酒のにごり部分だけをびんつめした限定品。名前の通り、とろっとろのしゅわしゅわしたきめ細やかな味わいです」クリーミィでとろりん。デザート感覚で飲めるお酒です。開蓋の前に冷凍庫へ入れて吹き出しを回避。ガイアのアイスクリーム用冷凍庫が役に立ちました。

●天遊琳 特別純米酒 2003年(参考出品)
「火入れと呼ばれる加熱処理を行った後、蔵内にて長期間冷蔵貯蔵しているお酒です。お燗でお楽しみください」

菜の花とアサリの芥子あえ。

●天遊琳 特別純米酒 限定瓶囲い 2007年(1,800ml 2,800円)
「昨年度醸造の特別純米酒です。冷やして、常温、ぬる燗と温度を変えてそれぞれの味わいの変化をお楽しみください。出汁をきかせた野菜の煮物などがおすすめです」

おカンバン!高橋さん。↑ 芥子蓮根ふうの酒菜。

「お燗はいいですね〜」まったり。

伊勢の白酒、飲み比べ中! 高橋さん、れーちゃんとユージンくん。

出た〜! 1994年の伊勢 秘蔵本醸造酒です。ブランデーみたいな色香。甘くてマイルド。時間の力ってすごい!
●伊勢 秘蔵本醸造酒 1994年(500ml 2,000円)
「1994年、木桶仕込みで「白酒」と同様に仕込んだお酒を長期貯蔵した限定品。バニラのアイスクリームなどにカラメルシロップ代わりにかけたり、紹興酒のように少し温めてお楽しみください」
 
人気者でいこーっ。

タコと野菜のグリル。レモンと塩で。

●天遊琳 特別純米酒 長期熟成原酒 1996年!(参考出品)
  
●天遊琳 手造り純米酒 伊勢錦 (1,800ml 3,000円)
「『伊勢錦』という三重県原産の戦前から栽培されてきた酒造好適米で仕込んだ純米酒です。すっきりとしたキレの良い味わいが特徴。熱燗にして冷めていくところをゆったりとお楽しみいただければ。「上げ下げ燗でどうぞ!」と当蔵では言ってます」

●天遊琳 純米吟醸 山田錦55% 生酒 2005年(1,800ml 3,500円)
「契約栽培米の山田錦で仕込んだ純米吟醸酒の生酒です。わずかではありますが、生酒の熟成タイプというものも研究を続けております」

今宵のラインナップ! 9種類。

誰がなにを撮っているのか。 おおにぎわい。
気がつくとシンデレラタイム。 楽しい時間はあっと言う間! 高橋さんに〆の挨拶をいただきました。

とっても丁寧な高橋さん。ガイアの清水やっさんが「あんな丁寧な人みたことないです。もし高橋さんが怒ることがあったら絶対、相手が100%悪いです。俺が代わりにぶんなぐりに行ってきますよ(笑)」というほど。高橋さんが怒ったところ…。確かに気配さえも見た事ありませんね。やっさんの優しさにも感動! 高橋さんが怒ったら、おいらもぶんなぐりにいきます(うそ)

左から。清水やっさん、小泉くん、高橋さん、ミホちゃん。

高橋さん、ガイアの皆さん、遅くまでありがとうございました! またよろしくお願いしまーす。

FOODEXでYes,we 缶 !

March 15, 2009

YES,WE CAN! 
オバマさんのこの言葉は一世風靡! FOODEXの会場でも発見。 

Yes,we 缶 !
新潟の菊水酒造さん、今回は缶だけと潔い出展。
(せっかくのコピーだったのに、Yes,we 缶 !のコピー看板撮るのを失念。小島さんのブログに写真とコメントあり。併せてみてください)
 菊水さんは日本酒をアルミ缶に詰めた初めての蔵元。銘柄はふなぐちが有名ですね。なぜアルミ缶なのかはこちらを参照。内側が丁寧にコーティングされた缶は、味に影響を与えにくい特製の缶。持ち運びに便利。ギフトに便利。透明瓶より劣化しづらいと利点多し。

研究開発部商品開発室の佐藤亮さんです。マジメすぎるのもねえ。といったら、この表情。ありがとう! 花嫁募集中。
 
佐藤さんが自信を持ってすすめてくれたのは新発売の「ふなぐち 菊水 いちばんしぼり 薫香」。酒粕を減圧蒸留してつくった焼酎を「ふなぐち」に加えた酒。コクがある生原酒で評判上々とか。500円とちょっとお高め。
 
と思いきや、なんとっ、こちら2000円の缶酒!!「大吟醸 生原酒 節五郎源流」200ml。
そういう考え方はおおいにアリだと思います。新宿の伊勢丹デパートで販売したところ、なぜか若い人が購入するケースが多いとか。”ちょっぴりいいものを飲みたい”層が購入するのかもしれませんね。

菊水の社長、高澤さんにも久々に会いました。翌日からLA出張なんですと。

酒といえば塩! 海の精さんのブースです。

焼き塩のピラミッドあり!

お酒のコーナーでここの塩があったら最高でした。↑村上譲顕さんの新刊。「日本人には塩が足りない!」
お酒を飲む人はよりいい塩を摂取せねばなりません。
「日本酒の塩」という企画を密かに計画しているやまよです。

帰りの京葉線車内で「ようこちゃん!」と呼ぶ人あり。だれがちゃんづけをおいらを呼ぶかな?と思いきや、酒茶論の上野伸弘さんでした。おや、びっくり偶然!上野さんとは同い年。いろんな人にまとめて出会うFOODEXでありました。
*上野さんから玄菜麺の情報をもらう。玄菜麺とは動物性原料、化学調味料を一切使わない植物性素材だけの麺。マクロビオティック、ビーガン対応で、以前、取材させていただいたことも。無農薬野菜を使い、陰陽を考え調理した澄んでコクのあるスープは感激の味。新しい店は店主、田中玄さんからご案内いただいたもののまだ行けずじまい。「おいしくて通ってますよ」と上野さんがいうくらいだから、ますますパワーアップしているのかも。場所は都電荒川線の三ノ輪橋。下町ツアー、皆さんいかが?
ラーメン創房 一茎草

FOODEXで会う! 丸本酒造&山同敦子さん

March 14, 2009

FOODEXで竹林「丸本酒造」さんのセミナーで山同敦子さんに会いました。山同さんは日本の酒、全種類!に詳しい食と酒のジャーナリストです。著書は 「ヴィラデストワイナリーの手帖」「至福の本格焼酎 極楽の泡盛」など多数。中でも「愛と情熱の日本酒」は最高!熱く素敵な蔵元のルポルタージュは大感動間違いなし!ぜひ読んでほしい一冊です。(右)鈴木三河屋の店長大熊さん。丸本酒造の丸本さん、山同さん。

わ〜い、乾杯〜!

丸本酒造さんの有機の純米吟醸。2種類あり、自社栽培山田錦使用のお酒は「竹林」です。こちらは国内の有機JAS認定のみならず国際認証を申請中。すでにアメリカは取得済み(取得まで5年の歳月!)でEUが申請待ちだとか。
「酒米の有機栽培から 考える日本酒造りと品質」というセミナーも開催。去年、やまよが稲刈りで見せてもらった窒素量違いの実験田

この写真をセミナーの資料で使いたいとリクエストあり。

ついでになぜかセミナーに引っ張りだされるの図。顔をつくっていけば良かった!?(写真右/堀越典子さん撮影)
有機の酒は各社から出ていますが、有機の米づくりから有機の酒づくりまで連携させているのは日本では丸本酒造だけ。ワインと違い、日本酒は原料は農家さんから買うのが当たり前。ワインでいうところのドメーヌは合法的には皆無です(蔵元個人として酒米を栽培している人はいますが)
有機の酒をつくるには、有機農産物生産行程管理者、農林水産省指定穀物検査場、有機加工食品生産行程管理者の3つのライセンスが必要。
丸本酒造が米づくりを始めたのは1987年で、2003年に酒米栽培特区を取得。酒米に初めて法人として参入したのです。
しかし話を聞くにつけ、酒米を蔵で合法的に栽培するのは非常に難しく、ここまでくるのはイバラの道だったようです。丸本さんの苦労話は本が一冊書けそうでした。
窒素量が8kgになると稲の色は青くなり倒れます。じつは倒れる前から茎や根、土が腐り始めている状態なのだとか。山田錦は原始的な品種で、厳しい環境で生き抜いてきた稲。肥料たっぷりの現代的な農業にはあわないといいます。その窒素量8kgとは慣行栽培の一般的な量なのです。
 
有機栽培の山田錦は身がしっかりして育ち、たんぱく質が低く、精米破砕率が低いため、酒づくりに好適。醸造の段階でも元気がよく、しっかりした味わいの酒に仕上がるとか。丸本さんの田んぼでは一反あたり5俵の収量があり、自然栽培としては極めて良好!だそうです。
以上、有機の酒、ミニ講座でした!

 その後、「マヴィさんが出展していますよ〜!」と大熊さん。3人でおフランスのブースへ。
いたいた。マヴィの後藤さんだ。まずは白のシャトー ド ルー
うわっ、かっこいい! 山同さんキリリの図。

「このワインは料理を生かすタイプね。単独だと野菜の種のような渋みを感じるけど、これが料理を引立ててくれる。ハーブ&魚の組み合わせにあいそう。ケッパー、エストラゴンが効いた鯵、鯛。シソを使っても。サーモンにオリーブオイルもあうわね。その時のオイルは香りの強いタイプ、産地はイタリア北部のもので、青い香りが立つようにして…。バジルや香りが強いハーブをのせて食べるのもあいそうね!」
ほぉ〜っ ∑( ゚Д゚)

どれどれ。
うーん……。顔だけマネしても(って似てないし)
「おいしいです!」(-θ-)ノ ダメダコリャ。山同さんへの道は遠い。↑LOUのボトル。

次はティヴィンヌ プロポルシオンなるワイン。カリニャン8:カベルネ ソーヴィニョン5という一風変わったブレンドの赤。
「カリニャンは素朴だし、いい意味で南の暴れん坊よね! これは甘みがあり、タニックでちょっと粗い感じ」
  タニック! タイタニックじゃないよ。
「カベルネソービ二オンは濃くて緻密。シルキー感もある品種。緻密な女王と田舎の少年の黄金比なのかもね」
ほーっ、ほーっ。
語彙が豊富で楽しくキュートな山同さん。お酒を飲むときいつも隣にいてほしい(笑) お酒がより深く、おいしく感じられること間違いなし。
その山同さんの新刊は

 なんとっ
子どものためのお酒入門 (理論社)

わ〜っ。
もっともわかりやすく、もっとも深い酒の話が満載!

視点が面白いです。大人にこそ!?おすすめ。

FOODEXで会う!豊好園の片平豊さん

March 9, 2009

 
FOODEXに行きました。目的はいろいろありましたが、そのひとつは大ファンの静岡県の茶工房 豊好園・片平豊さんに会う事! 片平さんの肩書きは農業経営士です。右は静岡県農林技術研究所 茶業研究センター新商品開発(育種)研究技師の齋藤武範さん。

緑茶といえばやぶきたがほとんどですが、片平さんは20種類ものお茶を栽培しています。ワインのようにそれぞれに深い言葉をお持ちです。片平さんの見事な畑はコチラ→。畑はいくつもありますが、スキー場でもありえない!? 30度という急斜面の畑では、やまよ、足がすくむの巻。

FOODEXでは静岡が誇る8種類のお茶の試飲が可能。片平名人がいれたお茶が一同に飲み比べできる貴重な機会! ひとりじゃもったいないので近くにいるであろう稲垣知子さんを呼び出すと、ライターの本吉さんもいたいた。近くにいた。すぐにきた。
 
それぞれホントに違うもんです。
8種類試飲した知子さん「お出汁に使うお茶はこれですね」とアミノ酸が多めのお茶をゆっくり味わい、ひとりうなずく。
 
片平さんちのもうひとつの名物はたけのこ! 昨年、茶園にお邪魔したときにいただきましたが、その味、まるで水のごとし! 「きれいな味だったでしょ。たけのこの下の堅い部分も柔らかだよ。エグミがまったくないしね。うちはベトベトの赤土! 酸素が少ない土がいいんだよ。傾斜があるから赤土でも水はけがいいんだよね。他の土地じゃそういう土ではうまく作れないだろうけど。」
知子さん「たけのこはお茶の葉で蒸したり、お茶衣の天ぷらや塩釜や、お団子にしてお茶風味のお出汁で揚げ浸しなんていうのも良いですよね。コンラッドのお教室のときのように葛をうって焼いても……。せっかくなので、お茶と組み合わせて頂いてみたいですね〜!」とイメージがふくらんだ様子。
せっかくなので記念撮影。パシャッ

「写真撮んないでよ〜。畑にいる方が好きなんだよ〜」と片平さん。スーツ姿を初めてみました。
「昨日、山形のおいしい日本酒があってさ。2人で一升飲んじゃった(笑)」
素敵です。
片平豊さんのFOODEXブログ記事

2009年1月号の現代農業で取材を受けたそうです。2007年の2月号でも取材されています。ダイナミックな農法と、やぶきた一辺倒からの脱却は注目の的。やまよはなんといっても自然仕立ての茶の樹にゾッコンです。今年も茶摘みに押し掛けさせてください!とお願いする。

すぐ近くにギンビスさんのブースあり。背の高〜いギンビスくんがいました。黒胡麻が立体的! 社員さんが交代で入っているんですかねえ。握手してもらったら5本の指を感じました(笑) バイバイと見送りも!

秋田の酒きき酒会

March 6, 2009

3月4日にグランドプリンスホテル赤坂で開催された「秋田の酒きき酒会」のパネラーを頼まれました。このご時勢というのに、昼の部が600人、夜の部が700人と昨年を上回る大盛況。パネルディスカッションの今年のタイトルは『女性プロフェッショナルが切り開く日本酒新時代』。

若い人の日本酒離れ、不況など、さまざまな要因で日本酒が売れないと言われていますが、まったく関係ないどころか、かえって売り上げを伸ばしている2店があります。何が他所と違うのか、工夫はどこにあるかなどお聴きしました。

その2店とは東京・町田にある酒販店・蔵家の浅沼清子さんと、東京駅前の新丸ビル店に入っている神田新八の女将・渡邊愛さん。前に進むことしか考えていない2人です。改めて売れる店には工夫がある!を実感。

赤プリのパワポ担当さん。完璧でした!
 
あの蔵のあのお酒のラベル!
「お酒選びはお見合いと一緒です!  じっくりつきあえばまじめそうでいいのはわかるけど。これではダメなんです。まず、デートしたいのはどっち? 先に手を出すならどっち?(笑)ということなんですよね。誰でもきれいな方、気になる方を選びます」

「人が有名にしたお酒を売るよりも、自分が有名にする酒が面白い!」
などなど。蔵元へ、酒販店へ、飲食店へのヒントがたっぷりの1時間でした。

酒販ビジネス館の小島稔さん。今回の人選は小島セレクト。普段はマジメで頼りがいある先生ですが、飲むと駄洒落ギャグ満載トーク!超楽しい方です。

(左)「日本の酒と食の文化を守る会」村田会長もきてくれました! (右)秋田酒造組合の伊藤辰郎会長。今年もお世話になりました。

 「まんさくの花」の佐藤社長。料理酒、甘酒も面白い! 杜氏さんのその場搾りの実演もあり。ウケてました〜。

 
太平山さん。
小玉醸造の小玉社長が持つのは生もと仕込みの「澄月」
 
横手の酒蔵、阿櫻酒造の稲上憲二さん。

山内杜氏の酒屋唄の披露もあり。唄の横で白瀑の山本さん(純米吟醸「山本」はコチラ)、きれいな酒質の一白水成の渡邊さん。

(左) 喜久水のブースには天洋酒店の浅野さんが(ネクタイ姿は初めて。真面目に見えます!) (右)特設コーナーには新酵母、12号と15号を使ったお酒のお披露目も!

12号酵母を使用した高清水の生もとは濃醇多酸系。お燗で飲みたい。

六号酵母発祥の蔵、新政さんの純米大吟醸は米違いで2種。繊細な味わいの美酒。

Cafe8のキヨノレイコさん、川村明子さん、稲垣知子さんも参加。秋田の美男子酒をたっぷり試飲!

(左)松崎晴雄先生。(右)「春霞」醸造元の栗林直章さん。ここのお酒は欠点を探すのが難しいほどやさしくおいしい。
 
「春霞さんはすべて9号系なんです」と松崎先生「春霞は繊細な中に強靭さがある」なるほど。
もちろん!

はなゑちゃんにも会いました。今宵も絶好調だっすな〜。秋田県東京事務所の佐々木一生さん!今日は一日、おつかれさまでした〜。

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