日本酒
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April 26, 2011天の戸・森谷康市杜氏が醸す『純米大吟醸 夏田冬蔵 中取り 無濾過 生酒 2011 秋田酒こまち40』
清涼感あふれる、とことん美しい純米大吟醸酒です。
アルコール度数が17度あるのに、アルコールを感じさせません。清らかでするり、身体になめらかに沈んでいくようなきれいな味。
パール色した絹糸を1本ずつ織り重ねたような、緻密な味の層。重さはまったくないのに印象は、深い。
杜氏いわく
この造りは、「飲む人を喜ばせるために酒をつくるんだ」
あらためて肝に銘じた年でした。
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浅舞酒造は地元の米だけで醸す酒蔵。その米は半径5kmの米だけ。しかも今季の造りから仕込むのは純米酒のみに。潔い酒造りの決意表明。夏は田んぼで米づくり、冬は蔵で酒づくり。1年を通した米とのつきあい。杜氏のすべての思いが表れた1本に感じました。
●訪問記 天の戸、森谷杜氏に教わる一品
この味を生かすのはどんなグラスなのだろうと、いろいろなグラスで試したところ、ソーヴィニヨン・ブランなど、白ワインのグラスが、このお酒の味をより輪郭くっきりと楽しませてくれました。
☆追記。夏田冬蔵杜氏よりメッセージをもらいました。ご本人の許可を得たのでご紹介します。
「あの時」以来、「酒は何のためにあるだろう」と考えました。
あまりにも悲惨で、とんでもないことでしたから。
しかも「酒は救援物資ではないので」と言われ、
かと言って何もできないことがどこかしら「おいてきぼり」のようでなぜか切なくて。
何度も繰り返し考えていたら、
「ちょっと酒をいじってるからっておこがましい。≪酒は何のためにあるだろう≫ なんて冗談じゃねぇよ」って、
逆切れ状態の、とうの「酒」が問いかけてきました。
「じゃ聞くけど、あんたにとって酒って何なの? まずそれから聞こうか」って。
・・
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浸透圧と浮力
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自分に合ったおいしい酒って何の抵抗もなくからだにしみわたります。
「浸透圧があってるな」って感じあります。
そんな酒は心と体を「ふわっ」と軽くしてくれます。
浮力を感じます。
とてもぜいたくな浮力です。
・」
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心と体を酒が同調
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体が疲れているのになぜかハイテンションだったり、
ちょっとつらい時が思ったより長引く時。
そんな心と体の骨盤がずれている時。
いい酒が添い寝してくれます。
小さな声で語りかけてくれます。
「さぁ、ゆっくりしていんだよ。もう寝よう。明日の朝はちょっとだけ違ってるよ」って。
・
・
飲み相手
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いい酒を目の前にするといい肴がほしくなる。
いい肴を目の前にするといい酒がほしくなる。
・
いい酒を目の前にするといい飲み相手がほしくなる。
いい飲み相手を目の前にするといい酒がほしくなる。
・
相手を見送って、「いい人と巡り合ったな」と言える時が一番幸せ。
・・
・
明日のための踊り場
・・
一気に上まで駆けあがらなくてもいいんじゃないかって。
一杯飲んであたりを見渡してみる。
踊り場で少し足踏みして呼吸を整えて、
方向転換。
ジクザグジクザク登っていこう。
・・・「
・
馬の前の人参
・・
午後のおやつは甘い物を控える。
夕方四時ごろになると、
「今日はなにを飲もうか」考える。
戸棚、冷蔵庫…すべてを一瞬にして棚卸。
「方向性」が決まると、
「じゃ、もうひと踏ん張り」と仕事に集中。
・・・
心も体も必要とするもの。
毒にもなりかねない「酒」を
文化までに押し上げているのは
人類の英知。
・・・・・それとも、
のん兵衛のあくなき探究心。
・・
・
・
酒を飲んで「おいしい」ってにっこりする。
自分もそうだし、
そんな場面に出くわそうものなら、うれしくてうれしくて。
・・
変なもんです。
大好きな「酒」のことを考えていたら、
すごく気持ちが軽くなりました。
・
さぁ、今晩はなにを飲もうかな。
・
・冬蔵
悦凱陣の3杜氏飲み比べ
April 22, 2011いや〜いろんなコレクターの方がいるもんだ…と。
梅干し作りが趣味の、のりさんこと長谷川憲孝さん(同い年)が、とっておきのコレクションを披露するという。題して「のりコレ」。平和な2月20日の出来事です。
「今回の ”のりコレ”は、悦凱陣(よろこびがいじん)。興を中心に信道、道孝と三杜氏の酒など10本くらいを出品します。秋元英二君との20年越しの約束を実行!」。杜氏3代を飲み比べるとは興味津々。
会場は相鉄いずみ野線緑園都市駅下車徒歩2分のサザビー。サザビーって、あのアフタヌーンティーとかのサザビー?!な、わけありませんでした。初めて降りましたよ緑園都市駅。
じゃ〜ん。どどーんと悦凱陣祭!
どどーんと悦凱陣祭その2。
スペックがすべて書かれた独特のラベル。現蔵主で杜氏の丸尾忠興さんの名。
悦凱陣ラベル記録。
いや、すごい。米違い、杜氏違い。ふる〜いものからそうでもないものまで。よく保存していたものです。
参加者、一通りの試飲が終わる頃、いよいよ座って(待ってました)料理を食べながら、飲む時間に。
初めてお会いする皆さん。今回の主旨を説明するのりさん。
my猪口持参の方も。これはお隣の方のスクエアな白磁器。
サザビーは見た目、喫茶店。本や新聞が置いてあるような、駅徒歩2分にありそうなお店です。検索したら「イタリアン」と出ていて、申しわけないけれど、お料理に期待していませんでした。
それが、嬉しい期待の裏切り。凱陣にあいそうなおつまみがちょこちょこちょこと沢山登場。白和え、黒豆、ブルーチーズ、納豆、塩辛etc. それが、いかにも!凱陣を意識した面白い味をからませて登場。聞けば、ここで川西屋酒造店、丹沢山・隆の会も。露木さんもいらした?なるほど、うるさい日本酒族に慣れているというわけですね。ほ〜へ〜ふ〜。
気がきいた野菜のスプレッドも。
ご主人が朝、自分で釣ってきたという新鮮な鯵のお刺身。青じその葉と大根たっぷり。
椎茸につみれを詰めた煮物も。(右)店においてあったコーヒーの木。
のりさんです。梅干しが上手なので信頼(笑)。露木さんの紹介です。
蓮根はさみ揚げに、牛蒡。
3杜氏並べてパチり。(右)釣ってきた鯵でアツアツ鯵フライ。キャベツたっぷり。
誰も酔いません…。
野菜もご飯もたっぷりで大満足。
悦凱陣の3杜氏は、それぞれ微妙に味わいが異なりましたが主軸は同じだと感じました。丸尾本店の酒づくりは、こうして連綿とつながっていくのだと。
こんな風に、ファンに大事に飲まれて、お酒も本望でしょう!
大切に造られたお酒、それに合うよう一生懸命、手作りした料理と一緒にいただく。その時代のお米をこんな風に、時間を経ておいしく味わえるのが日本酒のいいところ。贅沢なことです。お米はこうして生きている!
3杜氏のお酒リレーは、その時代にタイムスリップしたようでした。のりさんありがとう。
●おまけ
日本酒の賞味期限を聞かれる事があります「去年の日本酒があるんですけど、もう飲めませんよね?」
日本酒は(いい日本酒は)、いいワイン同様、寝かせてOK。かえっておいしく変身するお酒もいっぱい。というわけで賞味期限はあるようでないのが日本酒(いいというか、それに対応した日本酒に限る。しつこい)
2月の思い出。GAIAで辨天娘の会
April 21, 2011時系列がいったりきたりblog.2月12日土曜日。仕込みがちょっぴり一段落した太田酒造場辨天娘の太田陽子さんが上京。代々木上原ガイア主催でお酒の会がありました。(左)久しぶりの陽子さん(中)レイコさんと3人で。
とまあ↑ガイアらしいイベントが。ここに辨天娘の会も組み込まれていたのでした。
陽子さんの学生時代のお友達も集り、普段のお酒の会とはちょっと違う雰囲気。おつまみのししゃもと鈴廣かまぼこ
腕をふるうガイア代表・清水仁司さん。牛蒡のキンピラにひじきと大豆の煮物など
お酒が飲めないのに参加したplain peopleのデザイナーJANさん。カフェ8の明子さん、レイコさん、藤田千恵子さん。
特製コロッケとサワラ。
山田の純米大吟醸、純米にごり、純米酒の米違い各種といろいろいただきましたが、最後に玉栄16BYのお燗酒も。ダージリンのシルバーチップティーみたいな色あいです。
辨天娘は故上原浩先生を師と仰ぎ(上原先生については池田屋酒店の池上徹さんがその人となりを紹介しています。雰囲気がよくわかるのでご紹介→上原浩という存在の重さ)、かっちりきらした辛口のお酒を醸します。お燗にすると真価を発揮。味噌や醤油がきいた味、発酵食品と好相性。使用する酵母は数字一桁、7号と6号が中心です。
そんな上原流酒造りを継承する純米酒は、農家との連携も深く密。お米はすべて地元農家のもの。また蔵元と杜氏も生産者です。
お酒の米は、麹用に使う”麹米”と、”掛米”に分けて造ることが多いのですが、辨天娘ではそれをしません。以前、お酒を求めにこられた農家さんが、”全部自分の米ではない”とわかったとたん、それは寂しそうにされたそうです。そこで辨天娘は、ひとりの生産者の米で1タンクが基本となりました。
(左)辨天娘のもうひとつの名物、酒かすに何度も漬け替えて作る奈良漬け。複雑な甘みのあるシャリシャリした食感。(右)辨天さんの大ファンという男子ふたり。
奈良漬けのこと→●お宝!日本の「郷土」食 『野菜、米、酒粕もすべて地元町内産 酒蔵が作る長期熟成なら漬け』
今回、場所はhacoギャラリー。お店はそこから歩いて30秒。
ガイア代々木上原店内風景。酒粕も販売。レジはムラセ旦那さん。
店長のコバちゃん。
来月、5月6〜9日も面白そうなイベントが。太田陽子さん再び!そしてオーガニックワイン マビィの田村安さん、藤田千恵子さんの会、おいしいオリーブオイルのオルチョサンニータの朝倉玲子さんも登場。
*文字校正→太田酒造「所」ではなく「場」ですぜ。
GAIAの日本酒はすべて純米酒。辨天娘、五人娘、天の戸、新政85!という、なんとも〜な品揃えです。
純米酒「鳥姫」は鳥取県で開発された新しい品種米。この「鳥姫」を蔵元と杜氏で栽培しています。
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DATE●酒造好適米 鳥姫
水稲新品種‘鳥系酒87号’(出願名‘鳥姫’)
1 新しい品種の内容
(1)背景・目的 現在県内で栽培されている主な酒造好適米は、山田錦、五百万石、強力、玉栄の4つであり、各酒造メーカーからはより特色ある日本酒を造るために県独自の酒造好適米の育成が待ち望まれている。そこで、新たな酒造好適米‘鳥系酒87号’を育成したので紹介する。
(2)品種‘鳥系酒87号’の要約
1)稈長が短かく耐倒伏性が「強」である。
2)熟期が‘五百万石’並の「極早生」で玄米が大粒で多収である。
3)穂発芽が発生し難い。
4)吸水性が良く十分な酒造適性を持っている。
2 試験成果の概要
(1)‘鳥系酒87号’の育種
1)育成経過
1996年に‘神の舞’を母に‘玉栄’を父として交配し、その後代から極早生で短稈、 大粒の系統を選抜、固定、2001年~2006年に生産力検定を行い、2005年度に鳥系番号を 付与し2010年にはF14世代となる酒造好適米である。
2)‘鳥系酒87号’の特性 熟期が‘五百万石’並の「極早生」で稈長は‘五百万石’より短く、耐倒伏性が強である。‘五百万石’より多収で玄米が大きく心白も大きいのが特徴である。 また、穂発芽性が‘五百万石’が中なのに対し、‘鳥系酒87号’は難である。 醸造適性については‘五百万石’より吸水の量が多く、吸水速度も速い点において‘五百万石’より優れる。
3 普及の対象及び注意事項
(1)普及の対象 中山間地域を中心とした極早生熟期の酒造好適米栽培農家及び県内酒造メーカー。 ただし、標高別の適地については今後さらに検討が必要である。
(2)注意事項
1)五百万石とほぼ同熟期の極早生種なので、周辺に極早生種が栽培されていない場合は移植時期を遅らせる等の鳥害対策が必要である。
2)五百万石よりやや脱粒し易いため適期刈り取りに努める。
3)精米時に五百万石よりやや砕けやすい傾向があるため、精米歩合をやや調整する必要がある。
2009年12月25 日品種登録出願。2010年2月18日 出願公表。
PDF
伊勢神宮に奉納畔蛸の岩がき&新政貴醸酒
April 18, 2011初物の岩がき100個を伊勢神宮内宮に奉納している的矢湾あだこ岩がき協同組合。2011年は3月16日に奉納。3月22日にその岩がきのお裾分けが到着しました。
箱をあけると海のミネラルの香りがあたり一面。清々しい潮の香りです。岩がき、大きいです!
的矢湾あだこ岩がき協同組合は、北川聡さんが率いる5組の漁師チーム。今年の奉納は、大地震直後だっただけに、感慨深いものがありました。
↑こちらは蒸した岩がき。
三重県の畔蛸でも、津波の影響をうけ、養殖ブイから牡蠣が落下したり被害も。海はつながっています。採苗に使うホタテの貝殻は三陸から購入していました。
去年と同様に奉納できたことを、特別な思いで感謝したというチームあだこの皆さん。
「今年も無事に奉納できました。津波で被害にあわれた同業者の皆さんの早い復興と、海の安全を祈りました」と北川さん。
●2009 March 31 伊勢神宮奉納に参加一緒に参列させてもらいました。
ぷるぷるジューシィ、レモンを搾っていただく新鮮な岩がきと一緒に味わったのは、同時期に入手したこのお酒。新政の貴醸酒。秋田県能代の天洋酒店さんに頼んでいたお酒です。
貴醸酒、しかも再仕込み。詳しくは裏面ラベルを↓
という。その名も『紫八咫=むらさきやた』
そして『茜孔雀=あかねくじゃく』
というお酒をお酒でつくる。しかも原材料に純米吟醸酒をつかったというすごさ。
海の幸。
田の幸。
感動のおいしさとは、健やかな自然があってこそ成り立ちます。こうしていただけることは本当にありがたいこと。
・おまけ↓北川さんと上野さんご夫妻。海にいると思ったら、突如、新丸ビルに現れるの図。驚いた〜。まったくやんちゃなチームあだこです。
●『臭いがキレイ三重セミナー』
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日本酒イベントのお知らせ
April 15, 2011●4月17日(日曜日)秋田市
NEXT5チャリティイベント
「SPRING COLLECTION/Passion2011」
会場→ココラボラトリー
秋田の若手蔵元集団NEXT5によるチャリティイベント。新酒の生酒中心の試飲会。入場料金1000円は全額、被災地の酒造組合へ。また、蔵元の秘蔵品を持ち寄ってチャリティ・オークションもあり。なんとも貴重な!?レアグッズが揃うようです。
番傘とか。
詳しくは佐藤祐輔さんのブログを
トークタイムもあり「原発事故でかけがいのない国土が日々損なわれている現状を踏まえ、震災後の国土と日本酒について、蔵元が意見を論じます」とのこと。
開催時間 12:00 〜 17:00
●NEXT5トークタイム
1回目13:00 – 13:40 2回目15:00 – 15:40
*事前申し込みの必要なし。*時間は入場後2時間以内
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そして東京 プロ向けです
●4月27日(水曜日)
酒販のプロ大集合!! 酒販店・飲食店向け大試飲会
『地の酒 和の酒 伝統と革新の酒 2011日本の酒メッセ』
以下、主催者より↓ 原文そのまま
蔵元40社超が日本酒、焼酎・梅酒・りきゅーるを出品!
わが国には<日本酒>をはじめ<本格焼酎><梅酒・りきゅーる>など、世界に誇るすばらしいお酒が各地で造られています。そんな地酒=和酒=伝統酒を一堂に集めて酒販業界(酒販店・飲食店など)向けに展示し試飲に供する「2011日本の酒メッセ」を下記内容で開催します。日頃から美酒良酒を提供されている酒販業界の方々に、明日の売れ筋・有望銘柄・ヒット商品を発見していただきたくご来場をお勧め申上げます。
【日 時】2011年4月27日(水) 13:00~16:30
【会 場】東京・御茶ノ水「山の上ホテル」本館1F・別館2F
(JR御茶ノ水駅から徒歩3分。TEL03-3293-2311代)
【来場者】酒販店・飲食店などの酒類販売業関係者のみ。200名(申込み先着順)
【入場料】1000円(講演会受講の方 +500円) 当日受付
【スケジュール】
13:00 ミニ講演会「日本酒のトレンドと販売の焦点
13:30 試飲会開会 (13:00受付開始~16:00入場終了)
●懇 親 会 17:30 懇親会(~19:30)
閉会後にご希望者と出展蔵元有志による懇親会をもちます。出品酒と料理で楽しむパーティです。来場者定員30名(事前申込み制。参加費6000円)
出品予定商品
■日本酒=純米吟醸・大吟醸・無濾過など■
まんさくの花(日の丸醸造・秋田)/出羽鶴・刈穂(秋田清酒・秋田)/天の戸(浅舞酒造・秋田)/雪の茅舎(齋彌酒造店・秋田)/東光(小嶋総本店・山形)/笹の川(笹の川酒造・福島)/水芭蕉(永井酒造・群馬)/郷乃誉(須藤本家・茨城)/副将軍(明利酒類・茨城)/神亀(神亀酒造・埼玉)/鏡山(小江戸鏡山酒造・埼玉)/鶴齢(青木酒造・新潟)/麒麟(下越酒造・新潟)/秀峰喜久盛(信州銘醸・長野)/苗加屋(若鶴酒造・富山)/羽根屋(富美菊酒造・富山)/真名鶴(真名鶴酒造・福井)/蓬莱(渡邉酒造店・岐阜)/飛切り(天領酒造・岐阜)/御代櫻(御代桜醸造・岐阜)/花美蔵(白扇酒造・岐阜)/蓬莱泉(関谷醸造・愛知)/松の花(川島酒造・滋賀)/三連星(美冨久酒造・滋賀)/睡龍(久保本家酒造・奈良)/梅乃宿(梅乃宿酒造・奈良)/龍力(本田商店・兵庫)/千代むすび(千代むすび酒造・鳥取)/日置桜(山根酒造場・鳥取)/大典白菊(白菊酒造・岡山)/御前酒(辻本店・岡山)/李白(李白酒造・島根)/月山(吉田酒造・島根)/開春(若林酒造・島根)/獺祭(旭酒造・山口)/亀泉(亀泉酒造・高知)/七田(天山酒造・佐賀)/白隠正宗(高嶋酒造・静岡)他
■にごり・発泡酒・古酒など■飛騨のどぶ/微発泡純米吟醸しゅわっと空/睡龍生酛のどぶ/華露CARO花酵母黒米仕込み/開春純米にごり溌泡/獺祭発泡にごり酒50/天領どぶろく/MIZUBASHO PURE(発泡性清酒)/生酛本醸造原酒(1989醸造)/JO-CON(アルコール38%)/日置桜八割搗き強力(低精米純米)/gozenshu9(NINE)菩提酛生原酒/雪の茅舎隠し酒(長期熟成純米酒)他
■焼 酎など■大吟醸酒粕焼酎マンサクノハナ/芋焼酎&干しいも焼酎漫遊記/本格芋焼酎浜の芋太/七田純米焼酎/米焼酎談10年貯蔵/いそのさわしょうが焼酎/SUNSHINEウヰスキー20年シングルモルト他
■梅酒・りきゅーる■ヨーグルトのお酒YOGURSH/梅香百年梅酒/麒麟紅梅酒/まつのはな梅酒/香春梅/小夏リキュール/あらごしにんじん梅酒/ゆず酒/天禄梅酒/梅みぞれ(にごり梅酒)/梅美醂/純米黒糖梅酒/睡龍純米酒漬梅酒/吟醸酒で造ったラ・フランスのお酒/舞姫杏酒原酒 他
■和まっこり■飛騨まっこり/生マッコリうさぎのダンス/東京マッコリ/酒蔵のマッコリ■その他■三年熟成本みりん福来純/甘酒本舗あまざけ 他
■専門出品コーナー■COEDOビール(埼玉 紅赤・瑠璃・伽羅などクラフトビール5種)/梅酒屋(大阪全国の梅酒・りきゅーる)/伍魚福(兵庫 全国の珍味・肴)/全国伝統調味料(味噌・醤油・味淋)
○入場お申込み方法
①E-mailでお申込み 「日本の酒メッセ入場希望」+「氏名・企業名(店名)・業種(酒販店・飲食店・卸など)・〒住所・TEL・FAX・メールアドレス」+講演受講ご希望の方は「講演受講」、また懇親会ご希望の方は「懇親会参加」を明記の上、㈱流通情報企画<info@shuhan-biz.jp>に送信してください。
②FAXお申込み 上記項目を048-816-5573にお送りください。着信次第、「受付確認」の連絡をメールかFAXで差し上げます。
詳しくは→『地の酒 和の酒 伝統と革新の酒 2011日本の酒メッセ』
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6月26日 東京
第3回「酒は未来を救う ~今、私たちに出来ること~」
そして、決まったばかりのイベントがあります。
9月15~17日 東京
「東日本大震災 蔵元復興イベント ”和WAの酒、日本の酒”(仮)」
↑大規模なすごい会となりそうです。「酒は未来を救う」で詳細を紹介するブースを出展。手帳にメモメモ。
祈りのデザイン・ミキノクチ
April 13, 20112月6日。三軒茶屋のキャロットタワー内・生活工房で「祈りのデザイン ミキノクチ展」あり。
見た事はありましたが、名称を知りませんでした「ミキノクチ」というんですかって、ホントにムチ丸出し。
うわ〜。素敵! 意匠を凝らしたデザインいろいろ。
宝剣に、扇、デザインさまざま。
以下↓説明文より
正月を待つ庶民の清々しい祈りの美、神酒口
来たる新年の年神様が、迷うことなく我が家に来てくださいますように。そんな祈りを込めて家々の神棚に飾られたのが、‘神様のためのアンテナ’ともいわれる「神酒口」です。
御神酒徳利の口に挿す正月飾りのことで、ミキノクチ・オミキグチ・ミキドメなどとさまざまな呼び名があり、江戸時代中期頃から日本各地で作られてきました。
地方によって素材や形状もさまざまですが、ほんの10〜30cmほどのなかに竹や経木などで作りこまれた端正なデザインには、小のなかに無限を創る日本人ならではの美意識が感じられます。
制作風景の動画もあり。
「小のなかに無限を創る日本人ならではの美意識」とありましたが、まさに!それにしても精巧です。日本人ってすごい!
説明文つづき↓
世田谷領代官であった大場家に残る「家例年中行事」(1809年)には、師走に「市」で「神酒の口」を買い求めた、という記述があります。「市」とは江戸中期より続いている世田谷ボロ市のことで、現在も正月飾りの店には都内で作られた神酒口が並んでいます。
神棚を持つ家が減少していることもあり、現在では神酒口を作る人も求める人も、全国的に少なくなってしまいました。
しかし、新年の多幸と安全を祈る心は、いつの時代も変わらないもの。長きに渡り、庶民の暮らしの中に息づいてきた神酒口を、「祈りのデザイン」として見つめてみたいと思います。
祈りのデザイン・ミキノクチは全国にこんなに。
本展では、東京・多摩地域の神酒口を中心に、神酒口発祥の地といわれる奈良県や、静岡県、長野県、富山県、また独自の発展を遂げた東北地方のものなどを一堂に集めて展示。
こんなふうに御神酒徳利に挿して飾ります。
御神酒徳利の口に挿す正月飾り「ミキノクチ」。
徳利なら山ほどあるのに、こんな肝心なことをしていなかった。来年はしかと飾って神様にわかるようにしましょうっと! 年神様、迷わず我が家にいらしてくださいね…と4月から心の準備。
デザインとは心を形に表したものなのだと。形の前に思いがある。
忘れちゃいけません。気持ちを、その心を。
2月の思い出。人形町きく家
April 11, 2011大地震から1ヶ月たちました。地震再びで、気が抜けない不安な日々が続いています。
そんな時に、だからこそ!? 素晴らしくおいしかった2月のお酒とお料理の思い出し記録。お酒好きの心を、すべて心得たような、お酒と料理の出会いがありました。
憧れのお店、人形町のきく家さんです。
まずは、神亀の「華吹雪」、青森県で生まれた酒造好適米。冷やでお燗で。
温かなお椀もの。お酒を飲む前は温かなお汁を飲んでおくと体が温まり、悪酔いしません。(右)きく家の女将さん。
菜の花、骨せんべい、空豆と春が盛り込まれた口開けの一皿。
そして、品よく、ほどよく。いい塩梅。噛む程に旨味が出るアワビ、口のなかでほろりととける寒天寄せなど…。
お酒にあうよう、よくよく考えられた、ゆっくりと楽しめるひとそろい。
温かなお茶も。お口とお酒をリセットしてくれます。ゆるやかに長く楽しむ工夫ある料理が次々と。
お刺身はサヨリ、カワハギ。そして青柳。旬の魚介類。
鳥取県、田中農場の田中さんが栽培した酒米・山田錦で醸造した「小鳥のさえずり」。
藤原謙次さん、長島愛さん、神亀酒造の小川原さん、古屋忠文さんでカウンターを囲みました。
温かな一品、再び。
からすみ、なまこの卵巣を干したくちこなど、日本酒を盛り上げるたまらない珍味たち。
なにから、どれから。目の前に広がる楽しい光景。
さわやかな青菜、そして香りのよい蕗味噌など。甘苦酸渋の味わいいろいろ。
きんぴら牛蒡も細やか。
神亀のほぼ全ラインナップを、お燗酒で合わせて楽しみました。
〆は
温かなお蕎麦。飲んだあとは塩気のきいた蕎麦つゆが染み渡ります。そして水菓子へ。
きく家のご主人さん登場(なぜか私と同じ学校卒)。
日本には四季とそれに合わせる日本酒があり、幸せな国だと思いました。
命ひとつひとつに感謝しながら大切にいただく。それは海、山、川、田の豊かな実りがあってできること。自然と人の労力が結集したすべての恵みがあってこそ、幸せで調和がとれた食が成り立つ。それをしみじみ感じた一夜でした。
今宵の神亀ラインナップ! きく家さんにはフルで神亀が揃っています。
2月の思い出 君嶋哲至さん&ブラッスリーグットドール
April 5, 20112月2日水曜日。西麻布のブラッスリー グットドールさんへ。3月開催の秋田酒造協同組合主催、お酒の会・勉強会講師を務める横浜君嶋屋・君嶋哲至さんの取材を兼ねて訪問です。
ワインと同じ感覚で、食中酒として日本酒をとらえる君嶋さん ↑ ボードの銘柄もこんな感じです。
食前酒としておすすめしているのがこちら、Mystic soda WHITE=菊姫にごり酒+北海道の炭酸水という。
シュワ〜。爽やかでコクもあり、すっとぼけておらず、ノドごしきれい!
ドリンクメニューがこちら↑ 一番目にはいる左ページが日本酒です。右がワイン。ラインナップが見事! しかもお値段がお手頃。近所にあったらなあ…。
ボードをよく見ると、グラスの名前が。惣誉はキャンティグラス。凱陣はブルゴーニュグラス!
待機中のグラス
お料理です。(左)うずらと麦のサラダ。(右)マスのタルタル。
泡もの再び。獅子の里さん。超久しぶりにいただきました。銘柄は「鮮」500ml。活性純米吟醸。アルコール度数は13度。甘ったるくなく、すっきりクリアーな味。かるさがいいです。
香りも澄んでます。確認する君嶋さん。
↑ お料理ボード・本日おすすめ。お肉好きにはたまらんですよ。
王祿の辛口純米。ミニボトル。(右)本日の魚介料理。
アイスペールに待機へ。
次!キャンティグラスで惣誉。きもと仕込み。
寒かったのでオニオングラタンスープを注文しました。そして凱陣!ブルゴーニュグラスで。
凱陣ラベルは大きくアップ!情報満載で読み応えありですから。阿州山田錦。平成18年酒造年度。
ブルゴーニュグラスとキャンティグラスで飲み比べてみました。やっぱり凱陣はブルゴーニュグラス!味わいがさらに冴え渡ります。
島根県産・無農薬栽培の山田錦で醸した王祿・80%。
これもブルゴーニュグラスで。君嶋さんいわく「味とグラスの形は似たものを選ぶといい」そうです。なるほど。
これくらい大きなグラスですと、粘度もよくわかります。
最後、デザートタイムにおすすめの古酒。朝日川 長期熟成酒 秘蔵純米古酒。コクのあるクリーミィなチーズケーキにも負けないという。
ずらり勢揃いしたグラス。日本酒だけでこれだけの種類を使うそうです。大切につくられた上等なお酒だからこそ、丁寧にいただきたいもの。こんなお店で飲みたいものです。
絶対にやめてほしい提供スタイルは、こぼし酒、なみなみ酒、ヘンな器!お酒に失礼だと思います。
君嶋さんが提案するように、そのお酒に最もあった最適なグラスで、香り、色、エキス分を見たり、だんだん上昇する温度までをも大切にいただければお酒冥利につきますし、なによりおいしくて気分もよくて最高です!
●ブラッスリー グットドール
東京都港区西麻布 4-10-7 3F
16:00〜24:00 L.O.
火曜休み
TEL 03-5467-2648
神田新八+神亀チャリティ純米酒の会
March 30, 2011藤田千恵子さんからメールあり「明日、チャリティ純米酒の会、発起人が亀専務と新八さんで場所は神田新八。午後六時半から開始で会費六千円。会費は全額被災地への寄付にまわるそうです」と。
夜の予定なんか何もナシッ。はせ参じました。
7時前、店に入ると、人がたくさん!
新八の佐久間さんです。千恵子さんと。
対岸は伊藤さんと藤本さん、重田さん。まずは神亀酒造の純米大吟醸のお燗酒で。
人数が多いのですべて丸ごと瓶燗です!
青森県の酒米「華吹雪」で仕込んだ純米酒。尾瀬あきら先生。
「会費丸ごと義援」という太っ腹企画。お酒は神亀酒造のご提供。お料理は神田新八さんのご提供。煮物鉢にお刺身盛り合わせ。
仕事をすませた女子たちも集まってきました。元・空飛ぶきき酒師の鵜飼さん、幸せそうな顔していると思ったらJ●●を退職し、なんとご結婚。ご主人さまの公開あり。50台と60台のビッグカップル皆なで拍手。
板長この大人数にバリバリ。店いっぱいのお客様っていったい何人?と思ったら、新八・二代目いわく「最終的には、当初予定していた20~30名を大幅に超える、ちょうど60名のご参加に!」
都内の飲食業界は危機的状況。「いつもの10分の1の売り上げ」という佐久間さん。神亀センムが「佐久間がよー。寂しい顔してたんだよー」と。
こんな時こそアクション!
意味ある会ならみんな参加したい!
みんなと顔合わせて飲むのなんて本当に久しぶり。だいたい、昨日の今日でどうしてこんなに集まるの!?というくらい、みんなも予定がないことがわかる。「人と飲むの久しぶり〜。嬉しいね。楽しいね。こういうの待ってた〜」と声があがる。
やっぱり不安で心配。どうしていいかもわからない。人と話す。それだけで安心感は生まれる。そこに温かい純米のお燗酒があればなおさらホット。いいアイディアも生まれる。実現できそうな話にもつながる。3人寄れば文殊の知恵だ!
一番みんなが知りたいのは 「あの蔵は大丈夫?」。話題は東北の蔵に集中。情報共有したいこと山ほどあり。
神亀センム、鳥海さん、やまよ3人とも5本指ソックス。鳥海さん妻はやまよと同じ境港出身。大好きな本の学校の今井書店のお嬢さんで、今は鳥海明子さん。10ウン年ぶりに再会しましたが、ビックリ。こちらで結婚して鳥海さんにねえ…ほーへー。人生いろいろだ。パパは寂しかろうなあ。それはウチの親もか(笑)
そして、中締めです。今回の主旨を説明。
佐久間さんから御礼と報告「板長の岩手県大船渡の家族が被災しましたが、人的被害はありませんでした」と。一同ほっとする場面。
新八二代目です! 立派になりました〜。「最初お会いしたのは随分前ですよね?」「高校生でした。12年前です!」。そりゃ大人になるわけだ(私が)
18の青年、今、30歳という。日本酒頼んだよ!
お店の前の旗には「復興がんばれ日本」の文字入り。
字游工房の5本指ソックス鳥海修さんがマジックを取り出して文字に手を入れる。文字のプロだけに気になるらしいって職業病? でも、ちょっと手を入れたらグンとよくなりました。
●二代目より
昨日行われたチャリティーイベントで、60名の方にご参加いただき、会費として355,000円の義援金が集まりました。
皆様、ご協力誠にありがとうございました。
即日、『日本赤十字社 東北関東大震災義援金』に全額送金させていただきましたのでご報告申し上げます。
尚、引き続き店頭でも募金活動を続けておりますので、ご協力お願いいたします。
半券↑ blogより写真拝借。
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神田新八では引き続き「物を大切にしようぜぃ!」企画も実施。
詳しくは二代目blogを!
神田本店・新丸ビル店合同の特別企画もあったようです。
神亀酒造のお酒は全種あり。他はこんなお酒も。
愛と情熱の日本酒
March 29, 2011東北地方の蔵元の状況が心配…と思っていたら→ はせがわ酒店さんのブログに蔵の状況が(蔵元から寄せられたメッセージも)。ほっとするやら、あ〜っだったり…。いっぱい飲んで多いに支援!したいです。
↑写真は『愛と情熱の日本酒 魂をゆさぶる造り酒屋たち』です。日本酒+ワイン+焼酎に精通する才女(著書多数)でキュートな山同敦子さんが、2005年にダイヤモンド社から出した一冊。夢のような美酒蔵が登場し、読み出したら止まりませんでした。
知合いの蔵も数多く、顔や蔵が思い描けることもありましたが、知らない話題満載で、なるほど〜っ!と頷いたり、そんな苦労がっ、え”〜っと目頭が熱くなったり、まさしく愛と情熱!の日本酒storyオンパレード。
その「愛と情熱」が、この3月にちくま文庫から文庫本として2ndデビュー!
ハードカバーは1890円。文庫本は998円と買いやすい。(右)山同敦子さん。蔵元を巡って20年以上!更紗の帯の着物姿。
←秋田・お酒の会での着物姿
敦子さんがすごいのは、ノンフィクションの充実した取材内容もさることながら、ハードデータもたっぷり紹介するところ。
データの1つに「蔵元の情熱を味わうこの一献」があり、実際味わって書いたという日本酒114本を紹介。シーンと料理がイメージできる説明入りで、購入できる酒販店リスト付き。
敦子さんいわく「文庫にはプラスした情報がいっぱいなんです。 単行本から6年を経た9蔵の現在のストーリーと写真。お薦めのお酒は14本を追加し、酒販店さんも大幅に増やしてご紹介しています!」
そんな増補改訂版の文庫版おすすめです!
昨日、敦子さんから届いたメッセージ。
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地震災害のお見舞いを申し上げます
このたびの東日本一帯の大震災により被害を受けられた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興と、皆様が心身ともに健康な生活を取り戻せることをお祈りしております。
運良く被災が軽微だった私に、なにができるか、自問自答する日々。必要な物資をお送りすること、募金活動、お手紙等々…出来ることはわずかですが、奮闘中です。被災地の方々のことを思うと涙がこぼれてしまって、呆然とする毎日でした。笑ったり、楽しんだりするなんて、もってのほかだ。自粛しなければならないと…。が、今はできるだけ普段通りの生活をしようとすることが大事なのではないかと思うようになりました。おいしく食べたり、お酒を飲んだり、居酒屋やレストランで外食も楽しむ。それが、被災地で頑張っている生産者の皆さんを支援することに繋がると思い直したのです。
美味しいものに目がない皆さん、東北(とくに岩手、宮城、福島)のお酒を飲みましょう! 海岸沿いの悲惨な状況だけがテレビで放送されていますが、内陸部でも大きな被害があったと、蔵元さんたちから報告を受けました。蔵の建物が全壊したり、瓶詰めしたお酒が破損したり、停電や断水でもろみの醗酵が進みすぎたりまた、福島県は原発事故の風評被害も大きいとのことです。
でも、「命があるだけで奇跡だ」と、皆さん、歯を食いしばって美味しいお酒を造ろうとしていらっしゃいます。たとえば宮城県石巻市「日高見」蔵元の平井さんは、醗酵が進んだもろみをまとめて搾って、「ガンバロウ日本」などという別ラベルのお酒を造り、売 り上げの一部を寄付すると、話して下さいました。市長が「死者はおそらく1万人を超える」と発表し、いまだにご遺体が町のあちこちにあるという、あの石巻で、笑ってお話になってくださったのです。
そんな被災地の方々を支援するためにも、お酒を飲みましょう。日本の伝統産業、日本酒造りの灯火を絶やさないよう、みんなでお酒を飲んで応援しましょう!
私が敬愛する日本の自然派ワインの造り手、BEAU PAYSAGE岡本英史さんも、被災地を支援する活動をしていらっしゃいます。レアもののワインが手にはいるチャンスです。また、仙台のアルフィオーレの目黒シェフ(情熱大陸にも出演された名料理人)の生ハムも手にはいるそうです。以下、ご興味のある方は岡本さんのホームページをご覧ください。http://www.ne.jp/asahi/beau-paysage/okamoto/
首都圏もまた被災地です。建物の被害は一部をのぞき軽微ではありましたが、計画停電、電車の間引き運転、物流のストップ、原発事故などの影響で、 人々はどうしても外出を控えてしまいます。その影響をまともに受けてしまったのが外食産業。居酒屋やレストランは閑古鳥です。このまま行くと、閉店を余儀 なくされる店もたくさん出てしまうことでしょう。美味しいあの店、この店が危機的な状況です。
さあ!美味しく食べて、飲んで、みんなで日本を元気にしましょう!
山同 敦子